日本テレビ系・紀行バラエティ番組『アナザースカイ』(2021年4月16日放送)で、四代目・市川猿之助さんが、本来の自分に戻せる場所=アナザースカイ・横浜を、自身の思い出とともに巡りました。
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「食べないと人生損」と絶賛する勝烈庵
市川猿之助さんが「日頃、そんな不味い物食べないから(笑)。それがこんだけ美味しいって言ってるんだから。食べないと人生損」と紹介していた勝烈庵の勝烈定食。
「シンプル。衣がかたくない、ほどよいサクサク感。でもベチャっとしていない」と、猿之助さんは大絶賛していました。
馬車道本店には、世界的巨匠の版画家・棟方志功さんが絵付けして陶芸家・浜田庄司さんが作陶した大皿がポンと飾ってあるとのこと。
「棟方志功見ながらトンカツ食べられないですよ、美術館だと怒られる」と、猿之助さん。
そんな勝烈庵について紹介します。
昭和2年創業の勝烈庵について
勝烈庵は1927(昭和2)年創業。のれんの文字も同店によく訪れていたという棟方志功さんの手によるものです。
勝烈庵のトンカツは、居留地の外国人コックが作っていたカツレツを初代が和風にアレンジして完成しました。
猿之助さんが絶賛していた、ほどよいサクサク感を実現している「衣」には、揚げ物に適した配合で焼き上げている自家製パンの内側だけを使ったパン粉を使用しています。
勝烈庵に欠かせない自家製ソース
勝烈庵のトンカツに欠かせない秘伝の自家製ソースは、超ベテランの職人さんが、キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、リンゴなどの材料を火加減に注意しながら3日間かけて作っています。
ソースは2種類あり、勝烈定食(ヒレ)のソースは甘口、ロースカツには辛口のソースが提供されます。
キャベツ、ごはんはおかわりOKなのもうれしいポイント。
お箸は、世界遺産吉野熊野古道山林の杉の端材・間伐材を有効利用して作られたもの。宮内庁御用達の箸勝本店のお箸で、箸袋に納めて持ち帰り、水洗いして、ご家庭でもご使用ください、とのことで、いつも持ち帰って再利用しています。
馬車道に本店、ジョイナスに支店あり
番組は勝烈庵 馬車道総本店で収録されていましたが、私がよく行くのは横浜駅西口・ジョイナスにある支店。このほか、鎌倉駅西口近くにも支店があります。
勝烈庵 馬車道総本店 概要
住所:横浜市中区常盤町5-58-2
営業時間:11:00~21:30 ※当面の間は20:00閉店
定休日:無休
電話:045-681-4411
アクセス:JR関内駅 北口から徒歩約5分
URL:http://katsuretsuan.co.jp/
このほかの猿之助さんの思い出の横浜
番組では、そのほかの思い出のスポットとして、以下が登場しました。
・「元町 梅林」食べきれないほどのコース(現在は春鶯亭 ひら」に店名変更、大盛りコースは単品メニューとして残っているそうです)
・「ホテルニューグランド」ドリア
・横浜中華街「慶福楼」のおこげ(現在は市場通りに移転)
ミュージカル「ライオンキング」を見て(趣味で)歌えるようになりたいと、横浜へボイストレーニングを通ったエピソードを披露し、「僕らの人生って『いつか歌舞伎に』『歌舞伎の為の』ってあるけど、そういうのが一切関係ない場所がここ横浜かもしれないね」と語りました。
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