新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)が国産小麦の奥深い魅力を「体感」と「味わい」で伝えるイベント「ニッポン小麦紀行」。第8弾「博多一双」の「豚骨まぜそば」を食べてきました。
- 「ニッポン小麦紀行」とは
- 「博多一双」について
- 福岡県産「ちくしW2号」を使用
- 福岡県産の小麦100%なのに博多ラーメンとは異なる食感
- スタンプラリー完走!「ニッポン小麦紀行トートバッグ」をゲット
- 新横浜ラーメン博物館 概要
「ニッポン小麦紀行」とは
ラー博は、国産小麦の需要拡大と普及を目的とし、その魅力を発信するラーメン企画「ニッポン小麦紀行」を2025年5月8日から7月2日まで開催。
期間中は、出店中の8店舗が週替わりで、それぞれの出店地域で収穫された国産小麦を使ったオリジナル麺を創作ラーメンとして提供します。「ニッポン小麦紀行」の最後を締めくくる第8弾(6月26日~7月2日)は「博多一双」の「豚骨まぜそば」でした。
「博多一双」について
福岡「博多一双」は、山田晶仁(まさひと・兄)さんと山田章仁(あきひと・弟)さんの山田兄弟が創業したラーメン店。屋号の「一双」には、「二人で一つ」「二人で日本一になろう」という思いが込められています。
2012年11月に本店がオープン、2014年5月には中洲店、2016年9月には祇園店がオープンし、現在、福岡県内で3店舗を運営しています。
福岡県外への出店は考えていなかった山田兄弟ですが、ラー博が「関東圏だけでなく、ラー博には海外からの来場者も多く、博多ラーメンを世界中に知らしめるチャンス」と何度も説得し、2024年6月に出店。
「博多一双」の代名詞となっているは「豚骨カプチーノ」。どんぶり一面に浮かぶ泡(脂泡)を表現したもの。お客さんがSNSで名付けたのが始まりだそうです。
「豚骨カプチーノ」については、こちらをご覧ください。
福岡県産「ちくしW2号」を使用
今回、博多一双では、福岡県産「ちくしW2号(商品名:ラー麦)」を使用しています。
「ちくしW2号」は、福岡県産小麦の新たな需要創出のため、とんこつラーメン用としての適性が優れる硬質小麦品種として、2007年度に福岡県農林業総合試験場で開発されました。
生めんの色相が良く、粘弾性に優れ、茹で伸びし難く、とんこつ用ラーメンには最適の小麦だそうです。
福岡県産の小麦100%なのに博多ラーメンとは異なる食感
この「ちくしW2号」から出来上がった平打ちストレート麺(番手8番)は、加水率37%の多加水仕上げ。モチモチとした食感で、いわゆる博多ラーメンの麺とは別モノです。
「豚骨まぜそば」のタレは博多一双自慢の濃厚豚骨スープがベース。これに鰹、メジカ、煮干し2種から抽出した魚介香味油が力強いパンチを加えています。
具材はチャーシュー、メンマ、煮玉子、きくらげ、ネギ。麺と具材を濃厚なタレに混ぜていただきます。茹で前200gの麺は食べ応えも十分でした。
スタンプラリー完走!「ニッポン小麦紀行トートバッグ」をゲット
「ニッポン小麦紀行」では各店のラーメンを食べると、ステッカーがもらえます。
ステッカーに付いてくる交換券を全8店分コンプリできたので、「ニッポン小麦紀行トートバッグ」と交換してもらいました。
小麦の大袋をイメージしたトートバッグは、しっかりとしていて使いやすそうです。1週間ごとにメニューが入れ替わるので制覇できるか心配でしたが、8店舗制覇することができました。各店舗工夫をこらした国産小麦麺で、日本中を旅する気分が味わえました。
新横浜ラーメン博物館 概要
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人450円、小中高生・65歳以上100円 ※このほか、6ヶ月パス(500円)、年間パス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄 新横浜駅9番出口より徒歩3分
URL:https://www.raumen.co.jp/
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