新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)が2024年に迎える30周年に向けて、2022年7月1日から「あの銘店をもう一度」プロジェクトをスタート。過去に出店したことのある約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式でラー博に出店する、ラー博史上最大のプロジェクトです。
94年組 第6弾として2024年2月9日~5月12日(予定)まで「一風堂1994」が出店。出店期間中、”一風堂クロニクル”と銘打った企画を展開しています。その第1弾となる「江戸式醤油ラーメン1985」を食べてきました。
「一風堂」について
「一風堂」は創業者 河原成美(かわはらしげみ)さんが1985年に福岡・博多で開業したラーメン店。現在は15ヵ国279店舗(2023年9月現在)を構えるまでに成長を遂げました。世界の「一風堂」といって過言はないでしょう。
しかし、ラー博に出店した1994年の時点では博多の大名にある本店1店舗しかありませんでした。ラー博に出店した経緯などの詳細は「All About ニュース」の記事をご参照ください。
「江戸式醤油ラーメン1985」とは
”一風堂クロニクル”は、一風堂の39年間の歴史の中でエポックメイキング (新時代を開くような存在) となったラーメンを限定復刻販売するという企画。ラー博の出店期間中、「原点のラーメン」のほかに、今では食べることの出来ない様々なメニューが復活することになっています。
第1弾として、2月22日から3月7日まで「江戸式醤油ラーメン1985」を販売。「豚骨ラーメンが主流の福岡でも関東で食べられるようなおいしい醤油ラーメンを届けたい」との思いで、創業当時の大名本店で提供されていたメニューです。
1日100食限定ということで平日の午前中に行きました。私と同じように「江戸式醤油ラーメン1985」を食べている人が多いようです。
運ばれてきたのは一風堂とは思えない東京ラーメンの見た目。ナルトではなくカマボコのトッピングが特徴的です。
スープは鶏の清湯(透き通ったスープ)に長崎産のカタクチイワシを合わせ、地元・福岡の安政二年(1855年)創業「上久醤油」の再仕込み醤油を使用しているそう。まさか一風堂でトンコツ以外のスープが飲めるとは思いませんでした。
麺は、スープとの相性抜群な低水分の中太ちぢれ麺(番手18番)。替玉もできます。
トッピングはカマボコのほかにチャーシュー、玉ねぎ、メンマ、海苔。「江戸式醤油ラーメン1985」はまごうことなき東京ラーメンでした。河原さんが作る、貴重な醤油ラーメン、食べられるのは3月7日まで。
新横浜ラーメン博物館 概要
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人450円、小中高生・65歳以上100円 ※このほか、6ヶ月パス(500円)、年間パス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄 新横浜駅9番出口より徒歩3分
URL:https://www.raumen.co.jp/
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