
新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)が2025年8月から始めた新企画「ラー博Limited ~挑戦と絆~」の第12弾として「支那そば勝丸」が2026年5月2日~6日の5日間限定で復活。伝説のラーメン職人・後藤勝彦さんによる、新たな一杯を味わってきました。
「支那そば勝丸」について

「支那そば勝丸」は、創業者である後藤勝彦さんが1972年に軽トラックを改造した移動式屋台でラーメン店を開業したことからスタート。その後、念願のお店を持つこととなり、1992年、東京・目黒に本店を構えました。そして、2023年に惜しまれながら閉店。
ラー博へは、創業メンバーとして、1994年3月~2003年11月まで約10年間出店しました。
伝説のラーメン職人が再びラー博の舞台に

後藤さんは第一線を退いても、お弟子さんたちの店を訪ねては味を確かめ、助言しながら、時には自らラーメンを振るう日々を過ごしていたそうです。「小さなお店で、自由にラーメンを出してみたい」、そんな想いを抱いていた中で耳にしたのがラー博の企画「ラー博Limited」でした。
「ラー博Limited」 第12弾として、5月2日から6日までの5日間限定で出店することになったのです。
「特製 旨味煮干し醤油ラーメン」食べてみた

今回提供するラーメンは、後藤さんの原点である“煮干し”を軸にしながらも、これまでにない新たな一杯。メニューは“醤油”と“塩”の2種類があり、それぞれにノーマル、煮玉子入り、特製が用意されています。
後藤さんがかつて「テレビチャンピオン ラーメン職人選手権」で披露した伝説のゆずワンタンが入った「特製 旨味煮干し醤油ラーメン」(数量限定・税込1800円)を食べることにしました。
スープは煮干しと豚骨が見事に調和した絶妙な味わい。煮干しは、後藤さんが長年惚れ込んできた鳥取県の境港産を使用しているそう。

さらに、注目すべきは旨味鯵玉(うまみあじたま)。これは鯵の煮干しをていねいに砕き、さまざまな魚介やナッツを重ねて仕上げた“鯵ペースト”です。
煮干しラーメンといえば、魚粉や煮干しオイルが主流でしたが、後藤さんはこれまでにないペースト状のものを取り入れました。鯵ペーストを少しずつスープに溶かしていくと、鯵の旨味が広がり、さらに奥行きのある味へと変化していきます。

また勝丸といえば縮れ麺で知られていますが、それを今回はあえて封印。「ファンの多い麺なのは分かっていますが、今回は"挑戦"。このスープに一番合う形を探した結果、ストレート麺にたどり着きました」と、後藤さんは説明しています。

トッピングはワンタン(3個)のほかに、チャーシュー(3枚)、麩、味玉、メンマ、ネギ。ワンタンは餡がぎっしり詰まっていて、食べるとふわっと広がる柚子の香りが感じられます。

屋台時代から愛され続けるチャーシューは、国産肩ロースをぜいたくに使用。後藤さんの故郷・青森のラーメン文化に欠かせない麩は煮干しの旨味をたっぷりと吸い込まれています。
「勝丸」の懐かしい味わいを感じるとともに、さらに進化した一杯を味わえました。
味の変化がダイレクトに伝わる塩

後藤さんによると、塩ラーメンのほうが変化の面白さがよりダイレクトに伝わるとのこと。同行者は「煮玉子入り旨味煮干し塩ラーメン」(税込1300円)を注文。

塩ダレにほんのりと醤油ダレを忍ばせているそう。スープをもらって飲んでみると、醬油に比べキレがあって、煮干しや旨味鯵玉の風味をより感じることができました。
醤油ラーメン、塩ラーメンともに“今しか味わえない一杯”。連休中にラー博に足を運んだ甲斐がありました。「ラー博Limited」 第12弾「支那そば勝丸」は、5月6日まで。
新横浜ラーメン博物館 概要
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人450円、小中高生100円(高校生は写真付き学生証提示で割引)、小学生未満無料 ※このほか、年間デジタルパス(500円、要LINEアカウント)、年間アナログパス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、相鉄・東急新横浜線、横浜市営地下鉄 新横浜駅10番出口から徒歩1分
URL:https://www.raumen.co.jp/
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