2025年6月15日放送のTBS系『坂上&指原のつぶれない店』の特集「住みたい街No.1の横浜&働く街No.1の新橋で見つけた!知れば行きたくなる店ベスト6!」で、横浜・馬車道の「勝烈庵」が登場。昭和2年創業、手間暇かけた絶品ソースが自慢の「勝烈庵のとんかつ」とは?
1927年創業の老舗「勝烈庵」について
勝烈庵は1927(昭和2)年創業。のれんの文字は、同店によく訪れていたという世界的巨匠の版画家・棟方志功さんの手によるものです。
店内には、棟方志功さんの版画や棟方志功さんが絵付けして陶芸家・浜田庄司さんが作陶した大皿なども飾ってあります。
勝烈庵に欠かせない自家製ソース
同店のWebサイトによると、勝烈庵のとんかつは、居留地の外国人コックが作っていたカツレツを初代が和風にアレンジして完成したとのことです。
勝烈庵の看板メニューは「勝烈定食」。ヒレ肉を使ったとんかつ、しじみ椀、ご飯、お新香がセットになっています。このご時世にうれしい、ご飯、キャベツがお替わり自由となっています。
勝烈庵のとんかつに欠かせないのは、秘伝の自家製ソース。80代と70代の2人の超ベテランの職人さんしか作り方を知らないのだとか。キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、リンゴなどの材料を火加減に注意しながら2日間かき混ぜ、濾した後に1日寝かし、計3日間かけて作っています。
ソースは2種類あり、勝烈定食(ヒレ)のソースは甘口、ロースカツには辛口のソースが提供されます。
ちなみにお箸は、世界遺産吉野熊野古道山林の杉の端材・間伐材を有効利用して作られたもの。宮内庁御用達の箸勝本店のお箸で、箸袋に納めて持ち帰り、水洗いして、ご家庭でもご使用ください、とのことで、いつも持ち帰って再利用しています。
実は衣もうまい!勝烈庵ならではのサクサク感
「ソースが主役」ではありますが、実は「衣」も勝烈庵のとんかつの陰の立役者。
ほどよいサクサク感を実現している衣には、グループ会社の馬車道十番館が、揚げ物に適した配合で焼き上げているパンの内側だけを使ったパン粉を使用しています。
食べてみると、他店の衣とはひと味違う、独特のおいしさが感じられるでしょう。
ただの「とんかつ」ではなく、「勝烈庵のとんかつ」という、1つのジャンルを築いていると思っています。
横浜駅西口ジョイナスに支店あり
私がよく行くのは横浜駅西口・ジョイナスにある支店。このほか、鎌倉駅西口近くにも支店があります。
勝烈庵 馬車道総本店 概要
住所:横浜市中区常盤町5-58-2
電話:045-681-4411
営業時間:11:00~21:30(L.O.21:00)
定休日:なし
アクセス:JR関内駅 北口から徒歩約5分
URL:http://katsuretsuan.co.jp/
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