横浜ベイホテル東急「カフェ トスカ」では、4月19日までディナーブッフェ「ナイト・キッチンスタジアム~食材王国みやぎ~」が開催中。4月11日に行われた、東北若手漁師集団「フィッシャーマン・ジャパン」の2名が登壇するトークショーへ行ってきました。
▲左から、フィッシャーマン・ジャパン代表・阿部勝太さん、カフェ トスカ小川勝哉シェフ、MC、フィッシャーマン・ジャパン&みやぎ銀ざけ振興協議会・津田祐樹さん
「『3K(労働)』といわれる漁業ですが、我々は、カッコよくて、稼げて、革新的な、『新3K』の漁師集団をめざしています」──そう語るのは、「フィッシャーマン・ジャパン」代表・阿部さん。「フィッシャーマン・ジャパン」は、カフェ トスカの小川シェフが食材探しの視察で出会った三陸・石巻の若きフィッシャーマン集団で、平均年齢30歳、13名のチームで活動しています。
阿部さんはワカメ漁師で、三陸・十三浜(じゅうさんはま)が活動拠点。十三浜の5家族が協力しあう漁業生産組合「浜人(はまんと)」にも携わっています。十三浜は北上川河口の追波湾から南三陸町志津川との境の辺りのエリアで、ここで獲れるワカメは、山から海へ運ばれてくる豊かな栄養分をたっぷり吸収し、この辺りの地形が生む荒々しい波に鍛えられて肉厚なのが特長です。
ワカメは1月~4月が収穫時期で、生で食べることが可能。育ったばかりの“赤ちゃんワカメ”も入っていて、葉はやわらかく、茎はシャキシャキした歯ごたえが楽しめます。収穫が終わると、塩漬けや乾燥ワカメに加工され、1年中販売されます。
▲左:石巻・十三浜「浜人」阿部さんのワカメのジュレ仕立て 右:十三浜のワカメの説明をしながらサーブする阿部さん
もうひとりの登壇者・津田さんは、石巻で創業40年になる鮮魚店の二代目。「フィッシャーマン・ジャパン」のメンバーたちが生産する一級品の水産物を国内だけでなく、海外に向けて出荷することにも奔走されています。メンバーたちが扱う魚種はさまざまなので、チームで活動することを大事にしている、とのこと。
また、養殖銀ざけ出荷量全国第1位で、全国生産量の90%以上を占めている宮城の「ギンザケ」を広めようと、「みやぎ銀ざけ振興協議会(→こちら)」の一員としても活動されています。
トークショーで津田さんは「一般的にサケは生食できないと思われていますが、宮城県産の銀ざけは、稚魚から手をかけて育てているので、生でも食べられます。みやぎの銀ざけは、生臭くなく、あっさりしていて格別です」と、みやぎの銀ざけをPR。
▲ブッフェでは「みやぎの銀ざけ」はマリネで登場
▲ワカメ(奥)も銀ざけのマリネ(左)もおかわりしたくなるほど美味!
トークショーの最後に阿部さんは、「人が一生のうちに多くの時間を費やすのは、食べることと寝ること。だからこそ、皆さんの食卓に“しあわせ”を届けたいと思っています。ぜひフィッシャーマン・ジャパンのホームページ(→こちら)にアクセスしてください」と、自分たちの活動について紹介しました。かっこいいウェブサイトですので、ぜひアクセスしてみてください!
フィッシャーマン・ジャパンの皆さんの活動は、NHK「クローズアップ現代(→こちら)」で4月14日(火)に放送予定だそうです。カメラクルーが取材に入っていましたよ!
▲トークショーの後には、仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」も登場
今回の「ナイト・キッチンスタジアム~食材王国 みやぎ~」では、小川シェフが「食材王国みやぎ大使」を委嘱されていることから、魚介類のほか、米、肉類、野菜対、加工品、フルーツなど、宮城県産の食材を使ったメニューがたくさん。特にデザートは、いつものフェア以上の充実ぶりかと!
▲「フィッシャーマンズ“ブイヤベース”トスカスタイル」。魚の旨みが濃い!
▲「宮城県産牛のローストビーフ」
▲目の前で調理してくれるアクションコーナー「白石市 竹鶏たまごと蔵王クリームチーズのオムレツ」。ふわとろ♡ 中にはクリームチーズが!
▲アクションコーナー「加美町 菅原さんちの国産十五穀米の入った登米市産米とパルジャミーノ・レッジャーノのリゾット」
▲デザートも宮城の食材がいっぱい! 宮城県産山ぶどうのジュレ、竹鶏たまごと蔵王山麓牛乳で作ったクレームカラメル、一ノ蔵酒造の甘酒で作ったソルベ
▲ディナー時には、生演奏ライブも行われます
▲入口では伊達正宗公の甲冑がお出迎え
宮城フェアは4月19日(日)までですので、ぜひナイト・ブッフェをお楽しみください。平日の夜がおすすめ!