12月1日、鎌倉に隠れ家フレンチがオープンします。あれ? 「横浜ウォッチャー」ブログなのに、鎌倉情報……? はい! シェフが高校の同級生なので、ぜひ紹介させてください。しかも私たち、広島出身なのに鎌倉で再会するという、ビックリなご縁なのです。
オーナーシェフの池田正信(Shoshin Ikeda)くん。高校ではサッカー部で「しょうしん、しょうしん」と呼ばれていたことを思い出しました。高校卒業後、フランスのミシュラン三ツ星レストラン「ポール・ボキューズ」で研修した後、「ひらまつ」グループのフレンチレストランで20年以上、料理人・料理長としての経験を積んでこられました。
そんな池田シェフが以前から“大好きだった”という鎌倉の地に、いよいよ出店されます。お店の名前は「La vie(ラ・ヴィ)」。フランス語で「生命、人生」という意味で、ご夫婦でつけられたそうです。シェフの横のロゴマークも、おふたりで原案を作られたんですって。夫婦の思いが詰まったお店ですね。
鎌倉で1年以上も場所探しを続け、ようやく出会えたのは、知る人ぞ知る名店・イタリアン「チポリーノ」があった場所。JR鎌倉駅、もしくは江ノ電の和田塚駅が最寄り駅です。若宮大路から角を曲がると、「鎌倉の街中に、こんな静かな場所が」と驚くことでしょう。
▲「La vie」外観。右の小窓には、プランナーである池田シェフの奥さま・KANAさんが手がけたディスプレイが。フランスの街角のよう!
「そのうちランチに行きましょう」と話していた、All About東京ガイドの藤丸さんを誘って、プレオープンに伺いました。
▲シックでありながら、ナチュラルな雰囲気があふれる店内
▲各テーブルにセッティングされている飾り皿。太陽、空、風、海──想像がふくらむデザインです。池田シェフが一目ぼれしたんですって
▲ゆずを使ったドリンクをいただきました! 「和」の食材も積極的に使いたい、と池田シェフ
▲自家製パン。ふんわり、ふわふわ
▲軽くボイルした貝を使ったアミューズ
▲トリッパとシェフの出身地・広島から届いた野菜を使った前菜。トリッパのぷにぷに食感とクルミのカリカリ食感の美味なる出会い!?
▲メインの魚料理。添えられているのは柑橘系のコンフィチュール。混ぜながらいただくと味に変化が生まれます
▲チョコレートのケーキ、焼きリンゴ、ピスタチオのアイスクリーム。秋らしい味わい
こちらのランチコース、2500円なんですよお~! アミューズ・前菜・魚料理または肉料理・デザート・コーヒーという内容でボリューム満点、大満足です。それぞれの料理は、まるで白いキャンバスに描かれた絵画のよう。ふんわりとスパイスがあしらわれていて、池田シェフの個性が見え隠れします。正統派フレンチ+ひとふりの個性。実直にフレンチ街道を歩いてこられた池田シェフの、料理人人生の一端を感じました。
内容は、その日仕入れた食材によって変わります。ランチコースはこのほかに3500円と4800円があります。ボトルワインは3800円~、グラスワインは500円~。ディナーは4800円、7000円、9000円の3コース(9000円のみ要予約)。このほか、予約すれば、アニバーサリーケーキ(直径12cm)2000円~、お子様プレート2000円~なども用意できるそうです。(価格はすべて税別。サ料なし)
「わが家には小さな子どもがいるのですが、入店を断られることが多くて……。お子様も一緒に、ご家族みんなでフレンチを楽しんでいただきたいと、個室を設けました」(KANAさん)
この個室がまたステキ。壁はオレンジ、ブルー、グリーンとカラフルに彩られているんです! 正面のディスプレイは、池田シェフ自らがスパイスやハーブを使ってデザインされたもの。スパイスにこだわりを持っておられるんですね。
「縁もゆかりもない鎌倉へ出店したいと思ったのは、自然豊かな場所だからです。そして、食事は命の源だと考えています。La vieで豊かな自然の恵みを食べて、鎌倉の自然を感じて、心も身体も元気になってもらえればうれしいです」と、池田シェフは笑顔で話してくれました。本当に居心地よく、リラックスできました。池田シェフ、KANAさん、スタッフの皆さん、ごちそうさまでした&ありがとうございます。
長く愛されるレストランになることでしょう。また伺います。
■La vie(ラ・ヴィ)
オープン日:2015年12月1日(火)
住所:鎌倉市由比ガ浜2-11-9
TEL:0467-95-2585
営業時間:ランチ11:30~15:00(L.O.13:30)、ディナー17:30~22:30(L.O.20:30)
定休日:月曜日、第3日曜日
▼オールアバウト東京ガイド・藤丸さんが軽妙な語り口でご紹介くださいました!