絵本の「ミッフィー(うさこちゃん)」が誕生して2015年で60周年。ミッフィーは、オランダの絵本作家でグラフィックデザイナーのディック・ブルーナさんが描いたキャラクターで、誕生60周年を記念した「ミッフィー展」が全国9都市を巡回中で、この夏は、横浜赤レンガ倉庫1号館で開催。60周年記念展を首都圏で見ることのできる最後のチャンスです。
▲異国情緒あふれる横浜赤レンガ倉庫で愛らしいミッフィーに出会っては
見どころは、世界初公開の1995年に『ちいさなうさこちゃん』(第1版)で描かれた「ファースト・ミッフィー」と、おなじみの姿に描き直された1963年の第2版の原画が並べて公開されているスペース。その姿の違いに驚くことでしょう!
▲『ちいさなうさこちゃん』第1版と第2版の原画。ふたつが並べて公開される貴重な機会
▲『ちいさなうさこちゃん』の原画
▲『うさこちゃんのてがみ』の原画
このほか、横浜展特別展示の「21組のクリエイターが描いたミッフィー」をはじめ、日本とオランダ、両国のクリエイター60組が高さ180cmのミッフィー像にデコレーションした 「ミッフィー・アートパレード」の立体作品もずらりと並んでいます。
▲21組が描きおろした「おめでとうミッフィー」(MOE、2015年5月号、白泉社)
▲「ミッフィー・アートパレード」の作品
▲「ミッフィー・アートパレード」より「気仙沼で編んでもらったミッフィーちゃん」(気仙沼ニッティング&ほぼ日刊イトイ新聞)
▲「MIFFY THE MOVIE」のコーナー。撮影に実際に使用された人形とセット
また、ミッフィーより前にブルーナさんが描いた1953年の初期絵本『りんごぼうや』『きいろいことり』の原画、若いころに描いた油彩画、奥さんのイレーネさんのために描いた朝食メモ、ミッフィーを描いているシーンを撮影した貴重なムービーなど、約300点の資料がオランダから来日。作者の新たな一面に出会えるかもしれません。
グッズコーナーでは、展覧会でしか買えない、「ファーストミッフィー」をモチーフにした限定ぬいぐるみやオリジナルマグカップなど、400アイテム以上もそろっています。横浜展限定のトートバッグやメモ帳などのグッズもありますので、お気に入りのアイテムをじっくりと探してみては。
Illustrations Dick Bruna(C)copyright Mercis bv,1953-2016 www.miffy.com
期間:2016年7月30日(土)~8月24日(水)※会期中無休
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館2階スペース、1階スポット
開場時間:10:00~19:00 (入場は閉場の30分前まで)
入場料金:一般1000円(700円)、高大生700円(500円)、 中学生500円(400円)、小学生300円 ※( )内は20名以上の団体料金
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)