2017年3月25日(土)から横浜市で始まった、国内最大規模の花と緑の祭典「第33回 全国都市緑化よこはまフェア」。愛称は「ガーデンネックレス横浜2017」で、メイン会場は都心臨海部の「みなとガーデン」と郊外の「里山ガーデン」の2ヵ所です。
「みなとガーデン」のひとつであるグランモール公園 美術の広場では、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」が「人と木々とクリスタル花火」を開催。日没後も光の花が咲く、光のアート空間となっています。3月23日に行われた点灯式の様子を紹介します。
「人と木々とクリスタル花火」は、チームラボが手掛けた「呼応する木々」と「チームラボクリスタル花火」を組み合わせた作品。
「呼応する木々」は全長約210mのケヤキ並木に人が近づくと、色が変化して音を奏で、周りの木々に光と音を伝播していきます。「チームラボクリスタル花火」は、LEDを三次元上に配置することによって、動く立体物をリアルタイムに映し出すことが可能な「インタラクティブ4Dビジョン」という独自の技術を使い、三次元の光の点が集まることによって、花火や同フェアのテーマフラワーである「サクラ、チューリップ、バラ」が立体的に映し出されます。
しかも、来場者が各自のスマートフォンを使って、こちら(⇒http://yok.team-lab.net/)にスマホのブラウザからアクセスすると、それらを自由に映し出す操作ができるんです!
▲チームラボ代表の猪子寿之さんがスマートフォンを使って操作を説明
▲シンボルキャラクター「ガーデンベア」とともに。左から猪子さん、GReeeeNの小説を書いた作家の小松成美さん。同フェアのPRアドバイザーをつとめ、GReeeeNがテーマソングを作る橋渡し役となったそう。右は同フェア実行委員会 中野事務局長
今回は「呼応する木々」と「チームラボクリスタル花火」が連動し、美術の広場全体がインタラクティブな光のアート空間に変化します。さらには、同フェアのテーマソングとなっているGReeeeN『キミマツ』と連動した演出が、1日3回行われます。懐かしい雰囲気のメロディに合わせて、色が変化し、花火が打ちあがるようすは幻想的です。
点灯式では、小松さんがGReeeeNから届いたメッセージを読みあげました。
こんばんは、GReeeeNです。今回、全国都市緑化よこはまフェアの公式テーマソングとして『キミマツ』という曲を制作しました。チームラボの皆さんが素敵な音と光のパフォーマンスを演出していただけると伺い、とても楽しみにしております。想いを込めて作った『キミマツ』を聴きながら、皆さんが夜の横浜も楽しんでいただければ幸いです。
「人と木々とクリスタル花火」は、6月4日(日)まで、グランモール公園 美術の広場で日没後~21:00まで毎日開催される予定です。入場、観覧は無料。グランモール公園全体の草花いっぱいの装飾と合わせてお楽しみください。
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