「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」は障害者とプロのアーティスト、市民が協働で作品を創作し、その成果を発表する国際芸術祭です。5月27日(土)に象の鼻テラスでキックオフイベントが開催され、9月末まですすめられてきた第1部<創作>を経て、10月7日(土)~9日(月・祝)の3日間、第2部<発表>「不思議の森の大夜会」が開催。アーティストと市民1万人で作りあげた「不思議な森」が象の鼻テラス、象の鼻パークに現れて、パフォーマンス・アート・フードが集まる「大夜会」が開かれる、という内容となっています。障害がある人と様々な分野のプロフェッショナルがコラボレーションしています。2日目のパフォーマンスを観覧してきました!
※画像はすべて2017年10月8日の様子
圧巻なのが、メインイベントとなる「パフォーマンスステージ」。巨大なお皿に見立てた特設ステージで繰り広げられる現代サーカス作品です。次々と多彩なパフォーマーたちが登場し、これまでの常識を覆す、新たな表現に挑戦しています。
義足の女優・ダンサーである森田かずよさんと、ダンスカンパニーGEROメンバーの定行夏海さんの「とけあうふたりのパフォーマンス」、コンテンポラリー・ダンサー大歳芽里さんがカンボジアの障害のあるアーティストと共同制作を行った「カンボジアのサーカスアーティストたちとのパフォーマンス」、「弱視の高校生が挑戦するストリートダンス」、障害のあるダンサーによる「空中パフォーマンス(エアリアル)」、「給仕たちのパフォーマンス」といった味わいのあるパフォーマンスが、フルコースディナーのように次々とお皿の上のステージに現れます。
フィナーレには、今回のテーマ「sense of oneness(とけあうところ)」を体感できる瞬間が出現。約30分の「パフォーマンスステージ」はぜひライブでご覧いただきたいです。今日10/9(月・祝)の17:00~、19:30~の2回公演で、それぞれ約30分前から「ウサギ」たちが案内するパフォーマンスも披露されますので、合わせてお楽しみください。入場、観覧は無料。観覧席(特製ブックレット付)の当日券(有料)は若干発売あり⇒「当日券販売のお知らせ」
「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」<第2部>「不思議の森の大夜会」は、10月7日(土)~10月9日(月・祝) 16:00~21:00まで、象の鼻パーク&象の鼻テラスで開催。
▲ウサギたちが案内するパフォーマンスの後、「現代サーカス」がスタート
▲市民1万人と一緒に作りあげた「あみあみ」こと、井上唯《whitescaper》。象の鼻テラスを覆い尽くしていました
▲《パラトリの木》密林東京 (制作協力 : アート・メープルかれん)
▲パラトリエンナーレの世界を食で表現した屋台。フードアーティストと横浜市内の福祉施設がコラボして開発したオリジナルフードを販売
▲屋台に合わせたパフォーマンスも展開「ハッピーザ♪」
▲かたるべハッピーザ!
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