横浜タカシマヤで「横浜開港」「文明開化」の時代の女子をイメージした「袴」を現役学生が着用して披露する「はいからスタイル 袴ファッションショー」が2017年10月15日に開催されました。
卒業式だけでなく、近年、可愛らしく、着物と袴の組み合わせを楽しめるといった理由から人気を集めている「袴」。11月11日(土)から劇場版アニメーション『はいからさんが通る 前編-紅緒、花の17歳-』の公開が予定されており、主人公・紅緒の袴ファッションが注目されることが予想されるのでは、ということから、映画公開に先駆けて開催されました。
プロデュースしたのは、大妻女子大学 家政学部被服学科・中川麻子准教授(染色デザイン研究室)のゼミ生の皆さん。日ごろから明治・大正時代を中心とした染織分野の文化研究に取り組んでいるとのことです。ヘアメイクやスタイリング、ショーの司会・構成までを考えられたそう。
▲司会のふたりも袴を着用
▲大正時代は、大柄な模様、モダンな模様、江戸時代から続く伝統柄など、さまざまな柄の着物が愛用されていました。足元は、ブーツを合わせるのが「はいから」スタイル
袴スタイルだけでなく、大正時代の図案を復刻した「復刻柄着物」も紹介。タカシマヤと大妻女子大学のコラボレーションから生まれた着物なんですって! 大阪にあるタカシマヤ史料館所蔵の明治・大正期の当時の図案の中から、大妻女子大学生が「今着たい」柄を選び、着物にしたものです。
学生の皆さんが着用したきもの・袴は、観光客向けにきものレンタルを行う「横濱きものステーション(横浜市中区山下町)」の協力によるもの。横浜開港・文明開化のころの横浜をイメージした「ハイカラ」な色・柄のものが紹介されました。
きものや袴を着用して、横浜の街を歩いてみたい!と思われた方は、ぜひ「横濱きものステーション」を訪れてみてください。
▼2015年のオープン時の「横濱きものステーション」の記事
▲中川先生を囲んで。会場となった横浜タカシマヤ 7階 呉服売場にて
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