横浜スタジアムでは、2017年11月から進めていたライト側スタンドの増設・改修工事が2019年3月に完了。高さ約31メートルの「ウィング席」(約3500席)が新設されました。3月15日、報道陣に披露されましたので紹介します。
※画像はすべて2019年3月15日撮影
「ウィング席」は、一塁側BAYSIDE(ベイ・サイド)の内野座席から外野座席にかかる上段に位置。8ゲート付近の新設エントランス「THE WING BAY SIDE ENTRANCE(ザ ウィング ベイ サイド エントランス)」から入場します。
傾斜は約30度。もともと傾斜が強い横浜スタジアムということもありますが……、思っていたほど急ではないな、という印象。上画像の銀色の柵の上部が「ウィング席」になります。
▲下方からの眺め
最後列は「67段」。その後ろに「ウィング立見(500名定員)」が設けられています。ウィング立見からは球場全体が見渡せ、より広範囲な視点で楽しめる眺望となっています。
▲座席間隔は、外野席はもちろん、SS席を除く既存の内野席よりも広くなっているとのこと。座ってみましたが、確かにゆったりとしています
なお、「ウィング席」はホーム・ビジター問わないエリアで、基本的に座っての観戦となります。外野スタンド(ライトスタンド/レフトスタンド)には入場できませんが、Yデッキ、内野コンコースには入場できます。
横浜スタジアムに新設されたウィング席からの眺めです。思っていたほどは傾斜が急ではなかったです。立ち見エリア、楽しいかも!#yokohama #横浜 #baystars pic.twitter.com/emgQVmWQiU
— 横浜ウォッチャー (@yukaritanabe) 2019年3月15日
車椅子席について
▲車椅子席は5席。既存の内野席(6席)と合わせて全11席となりました。車椅子利用者専用販売サイトでのみの販売となります。詳しくは⇒車椅子利用者チケット
▲女性用トイレ。使用している個室には赤いランプが点灯
▲多目的トイレも広々
▲ライトウィング席の案内図
横浜DeNAベイスターズと横浜スタジアムの岡村信悟社長は「3500席と立ち見500人分が増え、より多くの方に観戦いただけるようになりました。2020年に間に合うよう、レフト側の増設も安全に配慮し進めてまいります。引き続き、ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします」と近隣の方や市民、ファンに向けてコメント。
ウィング席について気に入っている点を問われ、「これまでになかった、新しい横浜の風景が見られるところです。日本大通りが華正樓さんの看板の下あたりからのぞめるのですが、奥に海が見えるところが横浜らしく、気に入っています。気象条件が良ければ、スカイツリーまで見えるんですよ。ぜひ、球場に来られた皆さまも、ここから新しい横浜の魅力を発見して、世界に発信していただければ」と、笑顔で答えてくれました。
新たに加わった「ウィング席」。機会があれば、ここからも観戦してみたいと思います!
ライト側スタンド3階にオープンする新しいフードエリア「ベイサイド・アレイ」については「はまこれ横浜」さんの記事をご覧ください。
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