2009年に横浜開港150周年記念事業として、市民のための広場として生まれ変わった「象の鼻パーク」。その中にアートスペースを兼ね備えたレストハウス(休憩所)として建てられたのが「象の鼻テラス」です。
2019年6月2日に、象の鼻パーク・象の鼻テラスが10周年を迎えることから、2018年6月から記念企画「フューチャースケープ・プロジェクト」を推進してきました。
▲提案者によるプランの集合図 Illustration:荒牧悠 / Haruka Aramaki
象の鼻テラス・象の鼻パークがさらに居心地よく快適な空間になることを目指し、アートにできることは何か? を模索することを目的とし、公共空間である同施設を舞台に、アーティストをはじめ市民の方々が考える独創的なアイデアを公募し、展覧会で実現させることを軸に構成してきました。
実施した公募にはおよそ60ものアイデアが集まり、象の鼻テラスが提案するアート作品やプロジェクトパートナーによるアイデア展示も加え、合計100のプログラムを2019年6月7日からの「フューチャースケープ・プロジェクト」の開催期間中、展開。
1年後・10年後・100年後の未来の風景を想像して生まれた、ひとりひとりのクリエイティブなアイデアの形が現れます。
▲《未知への鼻》鈴木康広 過去の様子(2016年5月15日撮影)
<プログラム>
プログラムは、提案者が【10秒・10分・1時間・1日・10日・10年】の中から選んだ時間に、アイデアを展示・実演することで構成されます。10秒・10分の瞬間的に楽しむパフォーマンスや1日中遊べる遊具、10日間展示される日陰やベンチといった新たな機能の提案など、多彩なかたちで表現。【10年】のアイデアは、会期最大の10日間での展示となります。
展開される100のプログラムは、アーティストだけでなく、団体・大学・企業など多様な市民から募集。学生、主婦、会社員、シニア世代、建築家、障がい者など、それぞれの視点やさまざまな立場で考えられた、機能やアクティビティ溢れるプログラムとなっています。
▼さまざまなジャンルの100プログラムの中から気になるものをチェック!
■開館10周年記念企画「フューチャースケープ・プロジェクト」
会期:2019年6月7日(金)〜6月16日(日)の10日間 ※会期中無休
時間:11:00〜20:00 ※プログラムにより時間変更の場合あり
会場: 象の鼻パーク・象の鼻テラス
アクセス:みなとみらい線 日本大通り駅 出口1より徒歩約3分、出口2より徒歩約5分
入場料:無料
問い合わせ:045-661-0602(象の鼻テラス)
www.10thzounohana.yokohama
【関連記事】