横浜DeNAベイスターズは、レギュラーシーズンをセ・リーグ2位で終え、本拠地・横浜スタジアムで初めてとなる「2019 ノジマ クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ」を開催。
第1戦となる2019年10月5日(土)は、試合前に様々なイベントが開催。取材させていただきました。
ラミレス監督、選手起用について語る
アレックス・ラミレス監督は大事な試合を前に、報道陣の選手起用についての質問に、次のように答えていました。
Q:阪神でマークする選手は?
A:ひとりに絞ることはできない。全員マークしている。
Q:1番・近本選手についての印象は?
A:いい選手だと思う。とにかく出塁させないように。塁に出すとホームに戻ってくるので。
Q:1番に神里選手を起用した理由は?
A:練習試合でいい活躍をしていた。右ピッチャーに対していい成績を残しているので。
Q:3番・筒香選手とした理由は?
A:ケガから復帰したばかりなので3番にした。3番にすると初回に必ず打席が回ってきて、4打席、5打席立つことができる。キープレイヤーになるだろう。
Q:第1戦の先発ピッチャー石田選手について。
A:5イニングは投げてもらいたい。展開によっては早めに交代させる。
初代監督・中畑清さんがサプライズ登場
横浜DeNAベイスターズの初代監督を務めた中畑清さんが、球団創設初年度となる2012年シーズン最終戦に発売された「~感謝、そして夢~ 新・熱いぜ!チケット」購入者55人の前にサプライズで現れました。
「~感謝、そして夢~ 新・熱いぜ!チケット」は、2016年までにチームがクライマックスシリーズに進出した際、内野指定席ペア観戦券を特典として付けて50組100名限定で発売したもの。
2016年にシーズン3位となったものの本拠地開催ではなかったため、特典は実現することなく失効しました。今回、初のCS本拠地開催を信じて待っていたファンのため、連絡がついた購入者のうち希望したファンを試合に招待することに。
中畑さんは、開口一番「皆さんは“貴重品”の方々だね。よくしぶとく残っていたね!」と、往年のファンを笑わせました。
「俺の時代には、ありえない要望ばっかりでね。とんでもない企画ばっかりやってたんだよ。(このチケットの発売について)頭に来たね! 何を考えてんだと思ったよ。でも、話題を提供するということが、プロ野球では大事だったんだよね」と、同チケット発売当時について振り返った中畑さん。
「よく来たよ、あなたたち。普通はあきらめるよ。最後(=ポストシーズン)までいい思いをさせてくれるチームになった、ということだね。夢がかなったよね」と、低迷期からチームを支えてくれたファンに感謝を伝えるとともに、「いよいよCS開幕戦。みんなで盛り上げましょう!」とさらなる応援を呼びかけました。
95歳の超レジェンドOBが始球式に登場
第1戦の始球式には、1950年3月10日に山口県・下関市で行われた球団創設初の開幕戦で開幕投手を務め、球団初勝利をもたらしたレジェンドOB・今西錬太郎さんがマウンドに登場。
今西さんは、当時の復刻ユニホーム姿でマウンドに立つと、95歳とは思えぬ華麗なフォームで見事な投球を披露。満員のスタンドからは、割れんばかりの拍手が沸き上がりました。
筒香選手「明後日に進めるようにがんばります」
試合の結果はご存知の通り、ラミレス監督が構想した打線が爆発。初回に神里選手、ソト選手が出塁すると、3番筒香選手のホームランが飛び出し先制。その後も得点を重ね6点差をつけたものの、7回、8回に失点を許して逆転負けを喫してしまいました。
試合後の囲み取材で筒香選手は、「終わったことは変えられないので、選手たちは明日に向けて準備するだけです。(初めての横浜スタジアムでのCSということで)ファンの皆さんに本当に大きな声援をいただいて、長く試合ができて幸せでした。野球というのもは、みんなが思っている通りにはなかなかいかないですが、明日は勝って、明後日に進めるように、がんばります」と、第2戦に向けての抱負を語りました。
ファーストステージを勝ち上がり、ファイナルステージ、日本シリーズ進出に向けて、さらなる声援を送りましょう!
追記:10月6日の第2戦はサヨナラで勝利! 第3戦も勝利してファイナルステージ進出を決めたい!
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