元町パセオの裏に、2019年11月21日、パン屋さんがオープンしたとインスタグラムで見かけたので、行ってみました。ビルの2階。エステティックサロンがあった場所だそうです。
名前は「O to U(オートウー)」。オーナーの薄井さんがひとりで製パンと販売を手掛けています。
<INDEX>
- 店名の「O to U(オートウー)」とは
- 和と洋と合わせた「あんぱん」
- ミルク感たっぷりのクロワッサン
- ハードに見えるパンの中は意外にもソフト!
- パン屋激戦区・元町に出店した理由とは
- O to U(オートウー)概要
店名の「O to U(オートウー)」とは
薄井さんは、22歳からパンの道に。栃木出身で地元のパン店をはじめ、東京や横浜のいろいろなパン店で勤めた後、自分の店をオープンしました。
O to U(オートウー)という店名について聞いてみると、「おもて と うら」という意味なのだそう。「表と裏」つまり「異なるもの同士を合わせる」というテーマを持って、ひとつひとつのパンを作っています、と薄井さん。
和と洋と合わせた「あんぱん」
そのテーマが明確なのが「あんぱん」。ブリオッシュに黒糖を使った自家製あんこをサンドしてあります。
▲あんぱん(250円税込)
バター香るリッチなブリオッシュに、甘さ控え目のあん。「洋」と「和」を合わせています。あんこの甘さは試行錯誤しているそうで、お客さんの反応を伺いながら調整するかも、とのお話でした。
ミルク感たっぷりのクロワッサン
ひと口食べて、思わず「おいしい!」とのけぞったのは、クロワッサン。
フランスの粉を使用し、バターを溶かさないように生地を成形して焼き上げています、とのこと。外はサクっと、中はしっとりしています。しっかりとしたバターの風味がたまりません。
ハードに見えるパンの中は意外にもソフト!
バゲットなどハード系のパンは、フランス産と国産の粉をミックスした湯種を使用。
見た目はバリバリしたハード系パンに見えますが、食べると中はソフトでしっとりしています。
「異なる粉のミックス」「見た目と食べた時のギャップ」、ここにもテーマが隠されていました。
▲黒まめとヘーゼルナッツ(250円税込)
パン屋激戦区・元町に出店した理由とは
よつばベーカリー、レブレッソ、マリンベーカリー、レザンジュ・ベイなど、パン店が続々とオープンしている元町界隈。ウチキパンやブラフベーカリーなどの老舗・人気パン店もあり、「パン屋激戦区」といえる元町に出店した理由について聞いてみました。
「『元町』と聞けばイメージがわき、またパン屋さんがたくさんあるということは、パンの需要が高いエリアなのだろうと思いました」(薄井さん)
スタイリッシュなインテリアは、グレーとブラウンにこだわって依頼。「コンクリートと木」という、異なるもの同士を組み合わせています。
店内にはちょっとしたイートインスペースがあり、買ったパンをその場で食べることもできます。一口サイズのカップで、無料のコーヒーもいただけます。
※2021年3月現在、イートインスペースは休止中
こだわりの詰まった路地裏のパン屋さん。パンがなくなり次第終了となりますので、たくさんの種類から選びたい方は、早めの時間に行かれることをおすすめします。食べた方の「おいしい!」という口コミで、じんわり人気が広まって欲しいです。
薄井さんがかぶっているドングリ?の帽子について聞くのを忘れてしまったので、また買いに行かないと。
▼「パン旅。」であんぱんが紹介されました!
O to U(オートウー)概要
住所:横浜市中区元町1-54 リブレ2階
定休日:月、火 ※祝日の場合は営業
営業時間:9:00~17:00 ※なくなり次第終了
アクセス:みなとみらい線 元町・中華街駅(5番出口)より徒歩約2分
臨時休業&営業のお知らせはインスタグラムをご覧ください。
URL:https://www.instagram.com/o_to_u/
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