実物大の動くガンダムで沸く横浜ですが、東京都稲城市にも1/5スケールのガンダムとシャア専用ザクが展示されているのをご存知でしょうか。
「装甲騎兵ボトムズ」に登場した実物大・スコープドッグも登場したとのことで、見に行ってみました。
なぜ稲城市に「ガンダム」や「ボトムズ」のモニュメントがあるの?
なぜ稲城市にこれらのモニュメントがあるのかというと、両作品でメカニックデザイナーを務めた大河原邦男(おおかわら くにお)さんの出身地だから。同市が推進する「メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト」の一環として、ガンダムとシャア専用ザクは2016年4月、スコープドッグは2020年3月にJR南武線「稲城長沼駅」に隣接する広場に設置されました。
ガンダム、シャア専用ザクの大きさは3.6メートル(1/5スケール)。JR南武線「稲城長沼駅」高架下の「いなぎ発信基地ペアテラス」内の広場に設置されています。
「装甲騎兵ボトムズ」に登場するAT(アーマード・トルーパー)「ATM-09-ST スコープドッグ」の実物大モニュメントは向かい側の「いなぎペアパーク」に設置。
1983年放送の「装甲騎兵ボトムズ」は「機動戦士ガンダム」以後の作品で、リアルロボットアニメを追求したサンライズの名作のひとつ。
スコープドッグは全高約3.8メートル。劇中と同じサイズ感となっています。
ウドのコーヒーをイメージした「稲城の苦いコーヒー」
「いなぎ発信基地ペアテラス」内にあるカフェでは、実物大・スコープドッグを見に来た「ボトムズ」ファンにはたまらない「稲城の苦いコーヒー(テイクアウト300円、店内305円)」も販売されています。
劇中には登場しないものの、予告編で銀河万丈さんが語る「キリコが飲む、ウドのコーヒーは苦い」というフレーズからインスパイアされたコーヒーです。
ちなみに、キリコは主人公、ウドは劇中に登場する地名のこと。
カップに貼ってある「ムセル」というステッカーが凝っていて、ファンの間で話題に。「ムセル」というのは、主題歌『炎のさだめ』の印象的な歌詞「炎の匂い しみついて むせる」から引用されています。
デザインはボトムズの世界観が見事に表現されていて、感涙もの。「中の人」の作品に対する「愛」が感じられます。
味のほうですが、むせるほど苦くはなく、コクがありたいへん美味。オーダー後に豆を挽いて淹れるもので、本格的な味わいでした。
稲城市の公式イメージキャラクター「稲城なしのすけ」
いなぎ発信基地ペアテラス内には、大河原邦男博士と井上ジェット博士に「稲城の梨」をモチーフに創ってもらったという稲城市の公式イメージキャラクター「稲城なしのすけ」と「機動戦士ガンダム」に登場する実物大・ハロも展示されています。
「いなぎ発信基地ペアテラス」の情報は稲城市観光協会のサイトへ
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