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静岡・伊豆「あまからや」本店はスパイス醤油ラーメンだけじゃない!ラー博「あの銘店をもう一度」第5弾に出店

本わさびで食べる塩つけ麺(大盛り、1060円)

本わさびで食べる塩つけ麺(大盛り、1060円)※本店のみのメニュー

新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)が2024年に迎える30周年に向けて、2022年7月1日から「あの銘店をもう一度」プロジェクトをスタート。過去に出店したことのある約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式でラー博に出店する、ラー博史上最大のプロジェクトです。

第5弾として9月23日から10月13日まで静岡・伊豆「あまからや」が出店します。1999年のラー博出店時に食べたことがなかったので、伊豆の本店に行ってみました。

 

 

 

静岡・伊豆「あまからや」について

駐車場に入る道が細いので注意

「営業中」ののぼりが目印。駐車場に入る道は細いので注意を

ラー博「あの銘店をもう一度」第5弾となる静岡・伊豆「あまからや」は、伊豆市の自然豊かな里山で週末のみ、1日4時間ひっそりと営業しています。地元の方が多く訪れる、ラーメンとカレーを提供する人気店です。

ラー博5周年イベントとして開催されたコンテスト「ラーメン登竜門」の優勝店として、1999年6月3日~8月29日の間に出店していました。

「ラーメン登竜門」は「今までの既成概念にとらわれない新しい発想発掘の場」「これからラーメンに人生をかけようと考える方への夢の場の提供」というコンセプトのもと、全国から新しいラーメンを作る方を募集し、優勝するとラー博に3ヵ月間出店できるというもの。総数344人の中から厳しい審査を勝ち抜き、「あまからや」の店主・海老名東人さんが優勝しました。

地元の方に愛される人気店

「あまからや」入口

「あまからや」入口

店主の海老名さんは伊豆市で100年以上続く、わさび農家の5代目。「ラーメン登竜門」に出場した際は、沼津でカレー専門店「あまからや」を営んでいました。「スパイスを使ったラーメンで勝負したら面白いのでは」と思い立ち応募。優勝後、沼津のカレー店は「カレーとラーメンのお店」として生まれ変わりました。

2002年には横浜市青葉区あざみ野にも店舗を構えましたが、2005年に閉店してしまいます。その後は実家のわさび農家を受け継いだ海老名さん。2015年に実家の古民家を使い、あまからやを再オープン。

伊豆スカイラインの冷川ICで下りて10分ほど車を走らせた、自然豊かな原保(わらぼ)にお店があります。11:00の開店直後に到着すると、駐車場にすでに数台停まっていました。ナンバーを見るとすべて伊豆ナンバー。地元の方が訪れているようです。

「あまからや」は実家の古民家を利用

「あまからや」は実家の古民家を利用

民家の入口を開けると土間があり、そこで靴を脱いで畳の敷いてある座敷に入ります。座布団に座るスタイル。ギリギリ1回転目に入ることができました。この後、行列ができていきました。

「ラーメン登竜門」優勝旗は現在も伊豆本店に飾ってありました!

「ラーメン登竜門」優勝旗は現在も伊豆本店に飾ってありました!

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のスタッフTシャツなどを発見

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のスタッフTシャツなどを発見

しょう油ラーメンなのにカレー風味!?

メニューを見ると「インド風カレー」「伊豆のご馳走カレー」「スパイス系ラーメン」「和風だし系ラーメン」「ご飯もの」「デザート」まで、豊富なランナップ。迷いに迷い、ラー博でも提供される「スパイス醤油ラーメン」、伊豆本店ならではの「本わさびで食べる塩つけ麺」とあまからやの原点でもある「本日の野菜カレー」をオーダー。

スパイス醬油ラーメン(860円)

スパイス醬油ラーメン(860円)

優勝時のメニュー「スパイス醤油ラーメン」は、20年以上の歳月を経て、進化しているとのこと。決め手となる「スパイス」は、独自にブレンドした10種類のスパイスをダシと醤油に加えたもの。スープは鶏ガラをベースとし、昆布、魚介類の旨味をていねいに抽出し、ミックスしています。

麺は国産小麦「夢ちから」100%

麺は国産小麦「夢ちから」100%

麺は国産小麦「夢ちから」100%のもちもちとしてコシのある麺を使用。具材は肩ロースのチャーシュー、玉ねぎのマリネ、生玉ねぎ、メンマ、煮玉子、水菜と具だくさんです。

見た目はしょう油ラーメンなのに、カレー風味を感じる「あまからや」ならではの独特のラーメンだなと感じました。

本わさびの旨さをつけ麺で味わう

本わさびで食べる塩つけ麺(大盛り、1060円)

本わさびで食べる塩つけ麺(大盛り、1060円)

「本わさびで食べる塩つけ麺」は、わさび農家でもある同店のわさびがついてきます。「スープに溶かすよりも麺につけてどうぞ」と教えていただきました。麺に少しのせてすすると、ツンときた後に本わさびならではの甘みが広がります。

本わさびを自分ですっていれます。残ったわさびは持ち帰りOK

本わさびを自分ですっていれます。残ったわさびは持ち帰りOK

和風だしスープは、鶏ガラスープに魚介と野菜の旨味を活かしたもの。スパイスは入っていません。シンプルで透き通った味わい。つけ麺なので濃厚。スープ割りもできます。

濃厚な味わいの和風だしスープ。最後にスープ割りもできます

濃厚な味わいの和風だしスープ。最後にスープ割りもできます

麺は大盛り(+100円)にしましたが、特盛り(+200円)にすればよかった、とちょっぴり後悔したほどおいしかったです。今回のラー博出店では、スパイス醤油ラーメンのみ提供するとのこと。はるばる食べに来た甲斐がありました。

 

オリジナルのインド風カレーは旨み感じる辛さ

本日の野菜カレー(920円)

本日の野菜カレー(920円)

「本日の野菜カレー」は、同店オリジナルの「インド風カレー」がベースとなっています。じっくり炒めた玉ねぎに、しっかりと取ったラーメンスープと10数種類のホールスパイス、トマトやヨーグルトを合わせ、さっぱりした辛さの中に旨味・甘さを感じるカレーです。同店の畑や地元でとれた野菜がゴロゴロと入っているのも健康的。

ラー博「あの銘店をもう一度」ポスターが貼ってありました

ラー博「あの銘店をもう一度」ポスターが貼ってありました

クルマがないとなかなか行きづらい場所にある「あまからや」。ラー博の出店は9月23日~10月13日までですので、この機会にスパイス醤油ラーメンをお試しあれ。

新横浜ラーメン博物館「あまからや」出店情報

住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人380円、小中高生・60歳以上100円 ※このほか、6ヶ月パス(500円)、年間パス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄 新横浜駅8番出口より徒歩1分
URL:https://www.raumen.co.jp/

伊豆「あまからや」本店:https://izu-amakaraya.com/

 

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