神奈川大学と鎌倉市は、2021年9月29日、地域資源を活かした持続可能なまちづくりなどの実現に向けて「鎌倉市と神奈川大学との包括連携協定」を締結。鎌倉市役所で締結式を行いました。
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今回の協定の目的は?
神奈川大学と連携し、鎌倉市の持つ地域資源を活かし、持続可能なまちづくりのため、地域課題の解決に取り組むことが目的です。共同での取り組みを通し、次世代の人材育成や学術の振興を図り、SGDsを推進していきたいとしています。
これまでにも、鎌倉市議の千一(せん はじめ)議員が取り組んでいるバリアフリーの研究会や、鎌倉市のまちづくりのワークショップなどに神奈川大学の学生が参画してきた事例があり、今後も神奈川大学との連携が重要になってくることから、今回の協定が結ばれました。
鎌倉バリアフリー研究会:http://kamakurabf.net/
松尾 崇(まつお たかし)市長は「神奈川大学との連携は、鎌倉市全体、鎌倉市民のために有意義なことだと思います。取り組みをしっかりと形にしていきたい」と、期待を寄せています。
神奈川大学・兼子良夫(かねこ よしお)学長は「鎌倉市との連携は、本学の目指す未来社会の教育・研究活動との親和性が非常に高く、その効果は計り知れないと期待しています。これからの学びはキャンパスだけでなく、社会とつながったものではないといけません。学生を交えた多角的な活動が鎌倉市と共同で行われることで、協定の目的を達成したい」と、抱負を述べました。
今後の具体的な取り組みについて
協定締結後は、以下のようなことについて取り組みます。
1.相互の知見やノウハウを活用した共同研究等の実施や教育全般に係る支援・協力に関すること
・地域資源を活かした持続可能なまちづくりに資する教育・研究活動の実施(共生社会、スマートシティ、総合計画、Fab City、SDGsなど)
・2022年4月に開設となる建築学部(まち再生コース)による共同調査研究や学生による提案活動など、まちの活性化に関する取り組み
・従来より取り組んできたバリアフリー推進に関するさらなる連携協力
・鎌倉市職員協力による法学部カリキュラムにおける課題解決型学習(PBL)の実施 など
2.知の拠点空間や対話の場の相互活用に関すること
・神奈川大学(みなとみらいキャンパスソーシャルコモンズ(※)内オープンイノベーションスペースやラボの活用等)、鎌倉市の施設及び対話の場等の運営協力並びに双方の活動に関する情報発信
※2021年4月に開学したみなとみらいキャンパスの共創空間
3.鎌倉の魅力発信に関すること
・学生の編集協力による神奈川大学の学内広報誌「神大スタイル」のかまくら版の作成
・学生による鎌倉市のプロモーション活動の実施(国際日本学部の学生による観光・歴史等の情報発信等)
4.その他、本協定の目的を達成するために必要と認められること
神奈川大学の皆さんが力を発揮し、鎌倉市がよりよいまちになることを期待します。
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