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ミニチュアなのにリアル過ぎる!横浜高島屋「Mozuアートワーク -ちいさなひみつのせかい-」【現地レポ】

「こびとの階段」フォトスポットでポーズをとるMozuさん

「こびとの階段」フォトスポットでポーズをとるMozuさん

日常の生活をリアルなミニチュアで再現する話題のクリエイター・Mozuさん初の展覧会「Mozuアートワーク -ちいさなひみつのせかい-」が横浜高島屋ギャラリーで8月11日からスタート。開場前にMozuさんご本人の解説を聞きながら会場内を取材させていただきました。

 

 

 

クリエイター・Mozuさんについて

「自分の部屋」をのぞきこむMozuさん

「自分の部屋」をのぞきこむMozuさん

「まるで本物のこびとが住んでいるみたい!」日常の風景をリアルに再現したミニチュアがSNSで注目を浴び、メディアなど多方面から注目を集めるMozu(モズ)こと、水越清貴さん。まるで部屋の片隅にこびとが住んでいるかのような、リアリティーあふれるミニチュア作品「こびとシリーズ」などで話題を集め、SNSでも絶大な支持を集める人気クリエイターです。

こびとシリーズ「こびとの秘密基地」

こびとシリーズ「こびとの秘密基地」

初の個展となる同展では約70作品が展示。高校2年生の時に初めて作った「自分の部屋」のミニチュア作品をはじめ、人気の「こびとシリーズ」、錯視アート「トリックラクガキ」、一筆書きのイラストコーナー、アイデアノート、オリジナルキャラクター「マルとパッチ」が登場するコマ撮りアニメの絵コンテや作品上映が楽しめます。

 

リアル過ぎる! ミニチュア作品

ミニチュア作品展示風景

ミニチュア作品展示風景

ミニチュア作品のコーナーでは、高校生の時に作った「自分の部屋」や「友達の部屋」「教室」などが展示されています。

リカちゃんハウスや鉄道模型(Nゲージ)を見たり、ガンプラを作ったりするのが好きだったというMozuさん。自分ですべてを作ったら楽しいだろうな、とミニチュアを作り始めたら楽しくて楽しくて、今に至るそう。

ミニチュア作品「自分の部屋」▲ 高校2年生(2015年)の時に作った「自分の部屋」(C)MOZU STUDIOS

「人に見せる」ということを意識していなかったため「外側の意識がすごく低いんです」とMozuさん。一番大変だったところは、ヒノキの木材を一つひとつ切って貼った「床」! 作りたいところから作り、作りたくないところは後回しにするのがMozuさんの制作スタイルとのことで「今は、ひとつの作品のこんなに時間をかけられないですね」と振り返ります。部屋のすみずみに散りばめられている「小ネタ」を探すのも楽しい!

制作の参考にした本物の自分の部屋の画像を見せながら解説してくれました

制作の参考にした本物の自分の部屋の画像を見せながら解説してくれました

ミニチュア作品「自分の部屋」(一部)▲「自分の部屋」の中に「ヨコハマトリエンナーレ2014」のチラシを発見! ヨコトリで多くの作品の触れて感銘を受けたのだとか (C)MOZU STUDIOS

ミニチュア作品「教室」▲ 高校生の時に1年かけて制作した「教室」 (C)MOZU STUDIOS

「こびとの階段」▲「こびとシリーズ」最初の作品「こびとの階段」。コンセントを作品の隣りに配置することで「小さい」作品であることがより伝わるように (C)MOZU STUDIOS

同展は一部を除いて写真撮影OK(動画はNG)。作品の高さに合わせて目線を低くして撮ると「リアルな小ささが伝わります」とMozuさん。逆に高い視点から撮ると「ミニチュア感がでます」と教えてくれました。

 

「こびとの秘密基地」▲ 一番好きな作品、と話す「こびとの秘密基地」。電飾を施すことで「こびとが住んでいる感」が出せるようになったとのこと。裏側からは配線などが見られます (C)MOZU STUDIOS

ペットボトルの公衆電話▲「ペットボトルの公衆電話」作品を草むらの中に置いて、夜中にぽつんと光る公衆電話BOX感を演出 (C)MOZU STUDIOS

 

友だちのノートに描いたのがきっかけ「トリックラクガキ」

「友だちのノートに落書きしたのがきっかけ」という「トリックラクガキ」。人を驚かせたいという気持ちからアイデアが生まれたそう。「超リアルに描いた三角定規」「消しカス」など、原画と合わせて、立体に見える写真が撮れるフォトスポットも用意されています。

トリックラクガキ▲見る方向によりイラストが飛び出して見えます (C)MOZU STUDIOS

「トリックラクガキ」展示風景▲「トリックラクガキ」展示風景 (C)MOZU STUDIOS

 

僕の作品が誰かの『好き』を見つけるきっかけになれば

「自分が楽しんで作ったものを、見て、楽しんでくれる人がいる。そんないいことはないなと。お子さんが多く来場してくれるのもうれしいです。自分が子どものころにミニチュア作品を見て憧れたように、僕もそういう存在になりたいですね。いろいろな作品にふれて『ミニチュアが好きだな』ということを見つけたように、僕の作品が誰かの『好き』を見つけるきっかけになれば、うれしいです」(Mozuさん)

アニメ『クレヨンしんちゃん』新オープニングで使用された野原家を忠実に再現したミニチュア模型も展示(提供画像)

アニメ『クレヨンしんちゃん』新オープニングで使用された野原家を忠実に再現したミニチュア模型も展示(提供画像)※撮影NG

リアル過ぎるミニチュア作品に驚くこと、間違いなし。作品には解説動画(Youtube)が見られるQRコードがついていますので、イヤフォンを使用して見ると、より作品について知ることができます。

横浜会場ならではのサインもお見逃しなく

横浜会場ならではのサインもお見逃しなく

会場を出るとグッズ販売コーナーも。展覧会場限定商品や作品集、オリジナルキャラクター「マルとパッチ」グッズ、「Mozuみにちゅあーとキット こびとシリーズ」などが購入できます。

大人も子どもも楽しめる、Mozuさんの作品。夏休みのお出掛けスポットに加えてみてください。

「こびとの牛丼屋」

▲正面入口にはテレビ『情熱大陸』で紹介された「こびとの牛丼屋」が展示されています(8月23日まで、以後は8階ギャラリー入口前に移動)

「Mozuアートワーク -ちいさなひみつのせかい-」概要

期間:2022年8月11日~29日
時間:10:00~18:30(19:00閉場)※最終日は16:30(17:00閉場)
場所:横浜高島屋ギャラリー(8階)
入場料:一般1000円、大学・高校生800円、中学生以下無料
URL:https://mozu-exhibition.com/

 

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