横浜・鶴見区にあるキリンビール横浜工場は、関東大震災を機に「生麦」の地に移転・創業してから今年90周年を迎えます。これを機に、10月1日に工場見学コースのリニューアルオープンが予定されています(9月1日~30日は工場見学はお休みになります)。
そんなキリンビール横浜工場に、水上交通の拠点となる「キリン桟橋」が完成。8月23日に完成式と初上陸した方々の歓迎セレモニーが行われました。このキリン桟橋の完成により、山下公園桟橋や、みなとみらいのぷかり桟橋、象の鼻桟橋から約30分でアクセス可能になりました。
海からのルートでキリンビール横浜工場へ!? いつもは、京急 生麦駅を利用するので、一体どこへ着くのか想像がつきません……。一足お先に、山下公園桟橋からシーバスに乗船してキリン桟橋へと向かうルートを体験してきましたので、紹介いたします。
▲ほどなく、みなとみらいの景色が見えてきました
▲赤灯台の横を通過
▲出航から15分ほどで入江川の運河へと入っていきます
▲キリンビール横浜工場のほかにもいろいろな工場があったんですね~
▲見えてきました! タンクが! 「KIRIN」の文字が!
▲キリン桟橋(右側)も見えてきましたよ~。キリン桟橋は横浜工場敷地の横側に位置しているようです
▲勝間田(かつまた)工場長(右)をはじめ、キリンビール横浜工場の皆さんが出迎えてくれました
▲キリン桟橋の安全を祈願する完成式が執り行われました
勝間田工場長は「生麦に移転して90周年を迎え、地域の皆さんに恩返ししたいと、海上からのアクセスと桟橋の設置を提案いたしました。私どもはうまいビールは造れますが、水上交通に関してはまったくの素人。たくさんの方にご指導いただき、今日の善き日を迎えることができました。ありがとうございます。このキリン桟橋が海上交通の拠点のひとつとなり、たくさんのお客さまをお迎えし、たくさんの笑顔が見られれば、と思っております」とあいさつ。
キリン桟橋は、長さ約20メートル、幅約3.5メートル。山下公園桟橋、ぷかり桟橋、象の鼻桟橋などを発着する観光船事業者(ポートサービス、京浜フェリーボート、ケーエムシーコーポレーション)と連携し、海からのルートで工場見学やレストラン利用客を受け入れる予定です。
見学コースがリニューアルする10月から本格運用を開始(9月中はリニューアルのため工場見学は休止、レストラン利用者のチャーター便のみ運航される予定)。詳細は未定で、今後、各観光船事業者や旅行代理店、ホテルと連携した工場見学ツアーなどが企画されるとのことです。
▲キリン桟橋に初めてのお客さまが!
▲ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの専用クルーズ船「ル・グラン・ブルー」が到着。ホテル横のぷかり桟橋からキリン桟橋を往復します
▲キリン桟橋に初めて降りたお客さまは、小さなお子様連れのご家族でした。工場見学後、また船でホテルに戻ります
▲京浜フェリーボート「かなもえ」号が到着
▲「かなもえ」号はピア象の鼻桟橋とキリン桟橋を往復するルート
海からのアクセスは、横浜ならでは。約30分のクルーズ気分が味わえて、工場見学もできる、これまでにないツアーが誕生しそうです。各観光船事業者から情報が発信される予定ですので、10月からの本格運用をお楽しみに。