2016年11月26日、横浜スタジアムで「横浜DeNAファンフェスティバル2016」開催されました。リリーフ陣4選手が登壇した「ライトブルペン」トークショーで、田中健二朗選手がCSで巨人・鈴木尚広選手をけん制アウトにしたシーンについて自ら解説しました。
司会者の山崎まさやさんが「田中選手といえば、あのクライマックスシリーズの巨人戦、鈴木選手をけん制で……、あれはすごかったですよね?」と話をふると、場内からは大きな拍手が沸き起こりました。「VTRは……? ないですか? あ、ここ(ハマスタ)じゃなかったから? 大人の事情ですね……。では、あのシーン、実況中継風にどんな状況だったのか、教えてもらえますか?」
田中(健)「はい、鈴木選手が出てきました。オレンジの手袋で、スタスタと。1塁へ向かっていきます。『どうせ走るんでしょ?』と。走らせたくないけど走るから、自分で考えて何かやらなきゃなと。1球目を(打者の阿部選手に)投げたら戻っていました。そして、けん制のサインが出ます、で、1球目のけん制をします。2球目(のけん制)は、ちょ~っとだけ長く持って、ホームを向いて。ペッと(1塁に)投げたら……コトが起こりました。アウトになりました」(場内大爆笑&大拍手)
司会「あの、足のスペシャリストの鈴木選手をアウトにした瞬間、どう思いましたか?」
田中(健)「逆に引き締まりましたね。そこでゆるんで、打たれたら負けですから。なので、(以降は)しっかりと」
▲登壇した投手は左から田中(健)選手、須田選手、三上選手、山崎選手(「崎」の大は立)
話は、山崎選手の登場曲『ゾンビネーション』について。
司会「観客の皆さんがヤスアキジャンプをしている時、どんな気持ちなんですか?」
山崎「ちょー気持ちいいですよ。声援が力に変わって」
三上、須田、田中「うらやましいですよ
田中「ヤスだからああいう感じになれるのかなと」
司会「ダダダダダ(登場曲のメロディを口ずさむ)ス、ダ!」(場内爆笑)
須田「そうなんですよね~(苦笑)。4文字じゃないんで」
司会「ダダダダダ(登場曲のメロディを口ずさむ)ケンジロウ!」(場内爆笑)
田中「あまっちゃいますよね~(苦笑)」
司会「でも、皆さんの声援がプレッシャーになることも……?」
山崎「ありますね。打たれたらどうしようかな、という時もありましたし。今年は毎回、毎回、先頭打者を出していたんで。ブルペンでもヒヤヒヤしていましたし、ファンの皆さんもヒヤヒヤしていたんじゃないかと。苦労した時期もありましたけど、僕にとっては1年、いいシーズンになったなと。1年目とは違いましたね。プロで活躍するというのは、相当むずかしいことだなと」
司会「でも、ファンの皆さんはヤスアキジャンプをして、スコーンスコーンスコーンとアウトをとって、指差すのを見たいわけですよ!」
山崎「うれしいですね。でも、指を指すのは挑発しているわけではないんですよね。自分のテンションをあげているんです。来年はパットン選手(新外国人選手)も入団しますので、個人的には負けないように。シーズン通しては、カープに負けて悔しい思いをしたので、何とか、最後までユニホームを着ていられるように、リリーフ陣、がんばっていきます。もう3年目になりますし、背中で引っ張っていける選手になりたいですね」
チームの躍進を支えたリリーフ陣の緊迫した場面の裏話などが聞け、ファンの皆さんにとっては貴重なトークショーとなったことと思います。
投手といえば……、FAの動向がキニナル山口選手。「ふれあいキャッチボール」「ぐるぐるスター☆ローラー」でファンとのふれあいを楽しんでいました。スタンドからは山口選手への「残留してー」との声が多く聞かれました。
▲ファンサービスとして、山口選手が中に入ってゴロゴロされるシーンも!
▼サプライズで登場した番長のトークショーはこちら
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