横浜中華街の朱雀門(すざくもん)近くにあるコーヒー豆&テイクアウトコーヒー販売店「ツキコヤ」。2018年2月1日にオープンしたので、もうすぐ1年になります。
このお店を知ったのは「はまれぽ」さんの記事。横須賀市追浜(おっぱま)の山の上にある、隠れ家過ぎるカフェの2号店とのことでした。国際審査員経験のあるオーナーが自家焙煎する、スペシャルティコーヒーを提供しています。
ツキコヤのオーナーでロースターの田村英治さん、実は10年以上前に取材でお目にかかったことがあります。神奈川県・江の島の頂上にある、江の島サムエルコッキング苑内の人気カフェ「LONCAFE(ロンカフェ)」に取材に伺った際、ご対応いただいたのでした。
で、初めてこちらに伺った際、その時の話をしてみました。ロンカフェは、当時からフレンチトースト専門店として大人気なのですが……「フレンチトーストの製法は秘密が多く、記事にしづらかったです」と伝えると、「そうだったかもしれません」と苦笑されました(笑)。ちなみに現在は、港北東急S.C.にあるロンカフェのみ、関わっておられるとのことでした。
※追記:港北東急S.C.のロンカフェは2019年7月7日に閉店されました
▲初めてツキコヤに訪れた際はテイクアウトコーヒー(500円)をいただきました。何という豆だったかは失念(汗)
で、ツキコヤはスペシャルティコーヒーにこだわる豆を販売しているので、てっきりドリップコーヒーがメインだろうと思っていたのですが……、カフェ巡りの師と仰ぐ、元マスター(⇒こちら)が「ツキコヤはラテもおいしいです」「次に行かれることがあれば『ナチュラル』のラテを」とおっしゃる(!)ではありませんか。
「ナチュラルってなんだろう……?」と思いながらツキコヤへ伺うと、またまたオーナー田村さんにお目にかかることができました。ナチュラルのラテをテイクアウトでお願いしました。
▲テイクアウトカフェラテ(500円)
「ナチュラル」というのは、コーヒーの生豆の精製方法のひとつで、コーヒー豆の周りのサクランボのような果肉部分がついた状態で乾燥させ、種に果肉の味を染み込ませてから生豆を取り出す方法。独特な風味が出るのが特長とのこと。「ウォッシュド」という方法もあり、こちらは果肉部分を水で洗い流し、しっかり果肉を除去してから乾燥させたコーヒー豆となります。
「ドミニカ ラミレス・ナチュラル」という浅煎り豆を使用したラテは、フルーティでさわやか。すっきりとしていながらも、しっかりと豆の風味を感じます。イタリア系のカフェラテ・カプチーノとは、対極に位置するエスプレッソだなと。
元マスターに感想を伝えると「今までと違ったタイプのものになります。カフェラテの多様性みたいなものを感じられたでしょうか。好きな人は好きだと思います」と。なんか、深い(笑)!
次回は「ナチュラル」「ウォッシュド」の味の違いも試してみたいです。豆は100g650円~900円(税別)、ドリップパック1個200円(税別)、テイクアウトコーヒー、カフェラテは500円(税込)。コーヒー豆を200g購入すると、ドリップパック1個かテイクアウトコーヒーorラテ1杯がもらえます。
■TSUKIKOYA Beans Shop 横浜中華街
住所:横浜市中区山下町106
営業時間:11:00~19:30
定休日:不定休 ※公式サイトで確認を
ツキコヤで8年修業されたバリスタ・紋田さんが山手と阪東橋の間にある八幡町という町に「CAFE シトカ」という古民家カフェを2019年1月にオープンされました。「行ってみてください」と田村さん。
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