2015年2月~2017年2月まで、新横浜ラーメン博物館に出店していた博多長浜ラーメン店「名島亭(なじまてい)」が横浜にカムバック! ららぽーと横浜店 3階に2019年4月19日(金)にグランドオープンします。
※画像はすべて2019年4月18日撮影
名島亭のとんこつラーメンがまた横浜で味わえるとは……。名島亭の店主・城戸修さんがいらっしゃるということで、オープン前日に取材させていただきました。
名島亭は、福岡市東区で創業し30年以上続く老舗ラーメン店。「築炉釜(ちくろがま)」という鋳鉄製の釜を使い、減った分の出汁を継ぎ足しながら作る「呼び戻し製法」により生まれる豚骨の旨みエキスが詰まった、あっさりとした飲み口のスープが特徴のラーメンを提供しています。
今回の出店にあたり、新たな築炉釜を約3ヵ月かけて製作。城戸さんは「やさしい気持ちで、ゆっくりと混ぜるんです。ダッチオーブンのように、釜が豚骨から自然に旨味を出してくれるので、一生懸命かき混ぜなくてもいいんです」と、笑顔で話してくれました。
▲築炉釜はガラス越しに見ることができます
▲築炉釜出し 豚骨ラーメン(690円税別)
まずはスープを一口。優しい味わいの豚骨スープです。麺は超極細ストレート麺。トッピングのチャーシューは、ほどよい噛み応えのあるモモ肉を使用。
「2~3ヵ月したら釜が馴染んで、また新たなおいしさが出てきます。今日のラーメンも名島亭の味。次に食べるラーメンも名島亭の味。おいしいことに変わりはありません。ぜひまた食べに来てください」(城戸さん)
▲替え玉(150円)……一般的な替え玉よりも量が多い110g
▲替え玉は、最初に同時注文してもよいですし、後から替え玉レジで注文(現金払い)することもできます
▲豚骨ラーメンと一緒に食べたいのが「博多 焼きめし(590円税別)」。本店では、この組み合わせが人気だそう。「名島亭のラーメンは、この焼きめしに合うスープにしています。ぜひ一緒に食べてください」(城戸さん)
▲ららぽーと横浜の店舗では、中華歴約50年の男性が鍋をふっていました! 「長老」と呼ばれる方が作る焼きめしは、油少な目なのに、つやつやでぱらぱら
▲築炉釜出し タンメン野菜ラーメン(850円税別)……キャベツ、タマネギ、もやし、ニンジンなど野菜がたっぷり。野菜の旨味もまた、豚骨スープによく合います
▲博多 鶏から揚げ(7個490円税別)……外はパリパリ、中はしっとり。スタッフも「ホントにおいしいです」と太鼓判を押す逸品 ※3個290円、12個690円もあり
▲博多一口餃子(10個490円税別)……皮はやや厚め、一口サイズなのに中はしっとり。5個290円、15個690円もあり
▲名物「名島のおでん」(1個100円~)は1年中提供。たまご、大根、こんにゃくなど全国的に人気の具から、福岡ならではの餃子巻なども。「おでん3種盛り合わせ(300円)」「おでん5種盛り合わせ(500円)」も用意。おでんを食べて豚骨ラーメンで〆るという食べ方も博多の屋台で親しまれています
▲屋台をイメージした内装
▲奥にはファミリー向けのテーブル席も用意
名島亭は、2016年に一風堂創業者の河原成美さんが代表を務める「力の源グループ」に仲間入りしています。城戸さんが、29年間、自身が店に立ち、家族経営を続けてきましたが、体力面の不安などから店を閉めざるを得ないと考えていたそう。しかし、暖簾を下ろしたくないという思いも抱えていたのだとか。
一風堂を創業する前、河原さんはラーメン修行をするために、当時の人気屋台「長浜一番」(現在は閉店)に弟子入りしていました。その時に同店を任されていたのが城戸さんでした。独立後もふたりの交流は深まっていったそうで、城戸さんがこれからも名島亭から離れずに共にお客さまに向き合ってくれるなら、と力の源グループで名島亭の暖簾を守る決意をしたのだとか。
現在は、福岡市内に本店と「MARK IS 福岡ももち店」、兵庫県西宮市にある「エビスタ西宮店」の計3店舗を構えています。今回、4店舗目の出店となり、4月25日には博多駅「博多デイトス」にも出店予定で、全5店舗となります。
▲おしゃべり好きな城戸さん。4月21日(日)午後までいらっしゃる予定だそう
横浜にカムバックした「名島亭」へ、ぜひ!
■名島亭 ららぽーと横浜店
場所:ららぽーと横浜 3階(横浜市都築区池辺町4035-1)
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:30)
アクセス:JR横浜線 鴨居駅から徒歩約7分
定休日:施設に準ずる
【関連記事】