横浜ウォッチャー

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ラー博に伝統の製麺技法「青竹打ち」体験エリア増設!粉から製麺、試食するコースも

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

青竹打ち 麺作り体験エリア 待ち合いスペースにはラーメンの具材のチェアが!(2019年10月16日撮影)

新横浜ラーメン博物館(ラー博)に世界初となる「青竹打ち 麺作り体験」エリアが2019年10月17日(木)にオープン!

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

ラー博開業25周年を機に、日本の食文化としてのラーメンを後世に伝える施設でありたいとの想いから、史実に基づいた歴史調査や食育・ラーメン文化の普及に向けた体験プログラムに力を入れるため、1階部分の展示・体験エリアが増床されました。

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

青竹打ち 麺作り体験エリア 待ち合いスペースには、全国各地のご当地ラーメンの丼が展示されています(2019年10月16日撮影)

 

「青竹打ち 麺作り体験」とは、中国で生まれた伝統的な製麺技法「青竹打ち」で麺を作り、小麦粉からどのようにラーメンの麺が作られているかを楽しく学べる体験イベント。小麦から作るラーメンの奥深さ、小麦の種類等による味わいの変化を楽しめます。

 

 

 

記者発表会では、佐野らーめん会の谷津 茂 会長(下画像)が実演を披露くださいました。今回、ラー博内で青竹打ち体験を行うにあたり、2018年よりラー博スタッフが谷津会長の協力のもと、青竹打ちの指導を受けたそうです。

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験青竹打ちは、長い竹の筒に足をかけ、体重をかけながら麺生地を延ばしていく、中国で生まれた伝統的な製麺技法。明治・大正時代のラーメン創生期には、日本各地で行われていました。

卓越した技術をもってしても、青竹打ちでは1回約6kgの麺を打つのがやっと。機械だと100kgを一度に製麺できることから、時代とともに機械を使った製麺が主流となっていきました。

しかし栃木県佐野市では、今でも青竹打ちの麺が継承されており、同エリアで佐野ラーメンを提供する約160店舗のうち30~40軒のラーメン店が青竹で打った麺を使ってラーメンを提供しているそうです。

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

青竹打ちで使用する生地の水分量は46%。「多加水麺(たかすいめん)」と呼ばれる麺を作ります(一般的な麺は水分量が30~35%)。

 

生地をバランスよく伸ばしていくことで、キメ細かな麺に仕上がるそう。約2~3mmの薄さになるまで伸ばすのに、約20分かかります。私も体験してみましたが、青竹がリズミカルに前に進まず、1分もしないうちにギブアップしてしまいました(苦笑)。

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

青竹で打った多加水麺は、生地に気泡が入り込むことで、やわらかくのど越しが良いのが特徴です。試食させていただいたラーメン、麺がつるつるしていてやわらかく、おいしかったです。自分で作った麺だと、おいしさ倍増でしょうね!

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

 

体験できるコースは「ご予約コース(要予約制)」「お試しコース」の2種類。

 

ご予約コース(要予約制)

小麦粉から麺塊を作り、青竹打ちした生地を切って、麺を完成。完成した麺はゆでて麺あげをして、ラーメンにして試食します。さらに2食分お持ち帰り(スープ付き)できるコース。

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

実施日:毎週火・木曜日 ※臨時休業日を除く
開催時間:11:00~/13:00~
所要時間:1回 約60~80分
料金:3000円(税込)
参加資格:中学生以上(小学生不可)
持参物:三角巾またはバンダナ、エプロンまたは前掛け
参加方法:要事前予約のため、希望日の3日前まで予約フォームより予約
※1回の予約につき1~4名
※1名の場合は1名で1つの麺生地を、2名及び4名の場合は2名ずつで1つの麺生地を、3名の場合は、1名と2名に分かれて青竹打ちを行います。(1名分の麺の量は同じ)

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

参加者体験談「青竹での麺打ちが重労働だなと実感しました」(2019年10月16日撮影)

 

お試しコース

用意された麺塊で青竹打ちし、作った麺をお持ち帰り(麺2食分、スープは別途)できるコース。

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

実施日:水・金・土・日曜日 ※月曜日が祝日にあたる場合は実施
開催時間:水・金11:00~14:00/土日祝11:00~17:00
所要時間:1回約20~30分
料金:1000円(税込)※お持ち帰りスープ2食付は1800円(税込)
参加資格:中学生以上

新横浜ラーメン博物館 青竹打ち 麺作り体験

参加者体験談「自分で打った麺を早く食べたいです!」(2019年10月16日撮影)

 

ご予約コースのフォーム、注意事項等は下記ページをご確認ください。

www.raumen.co.jp

 

1階部分の展示・体験エリア増床に伴い、既存のラーメンの歴史に関する展示、ミュージアムショップもリニューアルしています。合わせてご覧ください。

新横浜ラーメン博物館

新横浜ラーメン博物館

新横浜ラーメン博物館

新横浜ラーメン博物館

 

新横浜ラーメン博物館
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
基本営業時間:11:00~21:30(日・祝10:30~)
※繁忙期は変動あり。公式サイト「営業時間」をご確認ください
入館料:大人380円、小・中・高校生・シニア(60歳以上)100円
※小学生未満は無料、障害者手帳をお持ちの方と同数の付き添いの方は無料
※この他、6ヶ月パス、年間パスあり
定休日: 年末年始
電話:045-471-0503(代)
アクセス:JR新横浜駅より徒歩約5分、横浜市営地下鉄8番出口より徒歩約1分

www.raumen.co.jp