TBSテレビ『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』のジャッジのコーナーに、番組初となるパン業界から、横浜・元町に本店を構える「ポンパドウル」が登場しました。超一流パン職人7名が、価格に見合う、本当に美味しいパンかどうかをジャッジ!
従業員が選ぶ「イチオシ」ランキング順に超一流パン職人がジャッジし、合格4名以上で『超一流パン職人が認めた本当に美味しいパン』と決定します。果たして「合格」のお墨付きをいただいたのは10商品中何点だったでしょうか!? ※価格は掲載時
- 番外:チョコドーナツ(160円税別)
- 10位:パン de オニオングラタン(200円税別)
- 9位:ムトン(170円税別)
- 8位:アップルパイ(1/4カット、360円税別)
- 7位:カップ de プチウインナー(8個入 325円税別)
- 6位:とろけるチーズパン(180円税別)
- 5位:横須賀海軍カレーパン(200円税別)
- 4位:おいもパン(140円税別)
- 3位:男爵(300円税別)
- 2位:塩パンロールあんバター(170円税別)
- 1位:チーズバタール(580円税別)
番外:チョコドーナツ(160円税別)
<こだわりポイント>
ドーナツ生地はパンのように発酵させて作っており、油で揚げるとふわっとした食感に。
仕上げにチョコレートをたっぷりトッピング。
発売から45年以上愛されています。
合格4名
<ジャッジコメント>
油を吸い過ぎていない。生地がそんなに甘くない。
これだけチョコレートがついているのに、生地が甘くないので食べられる。だから長年愛されているんだなと。
10位:パン de オニオングラタン(200円税別)
<こだわりポイント>
国産玉ねぎを使ったオニオングラタンソース。玉ねぎ本来の甘さを引き出しすため、あめ色になるまで、1時間じっくり炒めています。
牛乳などを加えたオニオングラタンソースをフランスパンに染み込ませ、北海道産ゴーダチーズをかけて焼き上げます。
合格5名
<ジャッジコメント>
玉ねぎにこだわっているのが、前面に出ている。
厚さが気になったが、非常に柔らかく、クリアしている。
冷めた時に固くなりそうだが、霧吹きしてトーストすれば戻りそう。
フランスパン生地なのに柔らかい。オニオングラタンのフィリングがちゃんと染み込ませてあり、最後まで柔らかく食べもらおうというのがわかる。
上のチーズ感がもっと出ればすごく良かった。
9位:ムトン(170円税別)
<こだわりポイント>
サクッとしたデニッシュ生地の食感を楽しんでいただくために、均一な27層を作ることにこだわっています。
さっくりした食感を出すために、生地をひねって厚めにカットして成形。オーブンで焼き上げ。
その上にピーナッツチョコとアーモンドをトッピング。創業時から変わらぬ味となっています。
合格6名
<ジャッジコメント>
食感がすごく良かったのと、見た目の美味しそうなフォルム。170円だったらアリ。
27層が均一になっていて、食べた時の食感がカリカリ。170円はすごい。
アーモンドの量が非常に多く、170円でこの大きさ、味、クオリティで出せるのはすごいなと。
8位:アップルパイ(1/4カット、360円税別)
<こだわりポイント>
使用するリンゴは、果汁が豊富で甘みがしっかりとしたフジを使用。
食感が残るように大きめにカットして、レーズン、シナモンと煮込む。
店内で作る自家製のパイ生地で包み、オーブンで焼き上げ。
3年前からリンゴを増量。
40年以上、女性を中心に支持されています。
合格3名
<ジャッジコメント>
パイ生地の美味しさが伝わって来ない。中身を増量した影響なのか、バランスがちょっと悪いと感じ、パイ生地が湿気る要素になっているかもしれない。
もったいない商品。リンゴがこれだけ入っていて美味しいのに、パイ生地が水分を吸っていて、食感を悪くしていると思う。
7位:カップ de プチウインナー(8個入 325円税別)
<こだわりポイント>
通常のパン生地よりバター、卵をふんだんに使って、しっとりとした生地に。
生地に玉ねぎ入りマヨネーズソースを塗り、特製ポークウインナーを巻いて、一口サイズにカットして焼成。
カップに入っており、幅広い層に人気。
合格6名
<ジャッジコメント>
普通にうまいです。小さくカットしてあるし、オニオンマヨネーズとソーセージもよく合っている。ソフトなパンを使っているのもよくわかって。美味しいなと。
生地に甘さがあり、オニオンマヨネーズが入ることで、ミドル世代でも美味しく食べられる。
ドライブのお供にも、ビールのおつまみにもなり、いろいろなシーンを思い浮かべて楽しくなる。
6位:とろけるチーズパン(180円税別)
<こだわりポイント>
チーズフォンデュをイメージして開発された商品。
チェダーチーズとゴーダチーズをブレンドしたとろけるチーズを生地で包み、表面に米粉で作った生地をつけて焼き上げることで、表面はカリカリ、中はもちもち。2つの食感が味わえます。
食べる前にレンジ→トーストで軽く温めると、焼きたての状態に。
合格6名
<ジャッジコメント>
食べた印象が優しい。バターを使っているのが、少しくどいかなと感じる。
カリッとした食感の薄い生地なので、一口目からチーズが出てきたのがうれしいポイント。
5位:横須賀海軍カレーパン(200円税別)
<こだわりポイント>
カレーソースは横須賀海軍カレーを参考にして作った、子どもも食べやすい甘口のカレー。
隠し味には、マンゴーチャツネと香辛料を煮詰めて作ったソースが入っており、コクと甘みがアップ。
そのカレーソースをたっぷり生地で包み、フランスパンで作った自家製パン粉をまぶしてオーブンで焼成。
油で揚げる前にカレーソースを追加する「追いカレー」をしているとのこと。
なたね油中に網で沈めてサッと揚げ、中身がぎっしり詰まった、サクサクのカレーパンに。
全員合格
<ジャッジコメント>
カレーパンはなかなか難しいが、これはすごいなと。焼いてから揚げても破裂しやすく、具材を入れ過ぎても破裂しやすい。しかも、沈めると油を吸いやすい。多少吸ってるかなとも思ったが、口溶けの良い油で、ポンパドウルさんの技術の高さを感じた。
揚げたカレーパンは、中のフィリングが半分以上なくなってしまい、中に空洞ができてしまう。にも関わらず、中にしっかり具材があるのは、「追いカレー」といった努力の結晶だと思う。
ちなみに「YOKOHAMA元町カレーパン」のほうは、スパイシーなビーフカレーとうずらの卵が入っていて、こちらも美味です。
4位:おいもパン(140円税別)
<こだわりポイント>
もちもち食感のパン生地にこだわり、粘り気と甘みが出る湯種製法の生地を20%、通常の生地に混ぜて使用。
その生地で千葉県産のサツマイモの甘露煮を包み、焼き上げています。
焼き加減が難しく、火が入り過ぎない、ギリギリのところで職人が微調整して焼いているとのこと。
もちもちの生地とサツマイモの食感が絶妙にマッチした商品。
全員合格
<ジャッジコメント>
見た目が可愛くてそそられて、持った瞬間、思った以上に柔らかくて、食べたいっていう欲が出て、一口食べて間違いないなと。
よく出来た商品だなと。おいもの美味しさもそなんですが、生地がモチモチで美味しくて、これは買ったほうがいい、食べたほうがいい商品。140円は非常に安いので、その価値はあると。
3位:男爵(300円税別)
<こだわりポイント>
小麦粉の中心部分だけを使った小麦粉を使用することで、キメが細かく、柔らかな生地に。ギュッと詰まった食べ応えある食パン。
合格5名
<ジャッジコメント>
香りと食感が良かった。今の時代、食パン自体、甘くなったり、副材料が多くなったりしていく中で、毎日食べても飽きの来ない味わいのパンで、とても美味しかった。
買う人を選ばない、幅広い人に好まれる食パンだなと。食パン店がいっぱいある中で、買う価値のある食パンだなと。
2位:塩パンロールあんバター(170円税別)
<こだわりポイント>
塩をブレンドした油脂を巻き込んで作る塩パンロール。油脂が溶けて中は空洞に、外は揚げ焼きで、ふわふわかつカリカリの独特な食感に。
国産小豆の粒あん、国産無塩バターをサンドして、塩気と甘みの絶妙なバランスが後を引き、年間230万個も売れる大人気商品。
外の油で揚げたようなカリッとした食感と、中のじゅわんとしたジューシーな食感を同時に味わっていただきたいので、三日月型の成形にこだわった商品。
合格3
<ジャッジコメント>
あんバター入れ過ぎじゃないですか?
私は「一口目から美味しい」ことを大事にしているが、見た目にこだわり過ぎたのか、端を食べた時にあんこしか感じなかった。バターを細くしたとしても、端から端まで入れて欲しかった。
ウチもあんバターフランスを出しているが、170円というコスパは半端ない。
1位:チーズバタール(580円税別)
<こだわりポイント>
1969年創業時、日本であまり馴染みのなかったフランスパンを一般家庭で親しまれるきっかけとなった商品。
チェダーチーズ、サムソーチーズ、エメンタールチーズ、ゴーダチーズの4種類をブレンドしたオリジナルチーズを3時間発酵させた生地にたっぷり折り込み、さらに1時間発酵させ、オーブンでじっくり焼き上げることで、外はパリッと、中はふわっとした食感に。
元祖チーズ入りフランスパンとして、創業から50年以上経った今でも、1番人気。
焼いた時にほどよく溶けるようにチーズの大きさは8mm。どこを切ってもチーズが出てくるようにたっぷり入れています。
合格6名
<ジャッジコメント>
すごくシンプル。30年以上前のフランスパンブームの時の味。しっかり火が入っていると、生地の層にツヤがある。今の流行りでいくとチーズが少ないかなと思うんですけど、チーズ自体が味が濃くて美味しいので、いいバランス。最高の商品です。
チーズが絶妙にほぐれて、ちゃんと残る。味がしっかりしている。素晴らしいチーズへのこだわり。そして生地へのこだわりが感じられる。
以上、番外編を含む11商品のうち9品が「合格」となりました。職人さんたちがジャッジに一喜一憂する姿を見て、それぞれのパンへのこだわり、思い入れを感じました。
全員「合格」の「おいもパン」はまだ食べたことがないので、今度買ってみたいと思います。
▼ポンパドウルの三藤達男社長が2015年に元町でマンションを建設することになったため、2階の一部を無償で提供し、多目的パウダールーム「元町oasis(オアシス)」が誕生しました
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