「愛群(アイチュン)」は牛バラ煮込みが名物の広東家庭料理店。お店は横浜中華街の関帝廟通にありますが、現在は建て替えのため関内の貸店舗で営業しています。中華街への帰還が間近ということで、貸店舗が撤収する前に行ってみました。
▼ 2023年2月に横浜中華街に帰還 ▼
関内に移転中の「愛群(アイチュン)」
愛群は横浜中華街屈指の行列店。名物の牛バラご飯を目指して、長く行列が続くのは日常茶飯事でした。ビル建て替えのため、2021年2月から関内に移転しています。
貸店舗は関内駅から徒歩6分ほどのオフィス街の一画。貸店舗とはいえ、立派な店構えです。
日曜日の13:00過ぎに到着すると、2、3組が待っている状況でした。30分ほど待ってようやく入店。
店の奥にはソファタイプの4人掛けテーブル、イスの4人掛けテーブルとカウンター席があります。
牛バラ肉ご飯が絶品
牛腩飯(牛バラ肉ご飯)、什錦炒飯(五目チャーハン)、冬菇湯麺(しいたけそば)をオーダーしました。
さらに待つこと15分。牛バラ肉ご飯が運ばれてきました。愛群の牛バラ肉煮込みは、八角などのスパイスが出しゃばることはなく、バランスの良い味付け。牛バラ肉は柔らかく、肉々しさを楽しめます。
おかみさんが「これ付けて食べてね」と、テーブルに置いてある特製の山椒辛味噌を勧めてくれました。付けて食べると強いアクセントが加わり、甘辛風に味変します。
牛バラ肉煮込みがあまりにおいしく食べ進めてしまったせいで、ライスだけが多めに残ってしまいました。それを見たおかみさんが「あんを足しましょうか?」と声をかけてくれました。「だいぶお待たせしちゃったからね」と、なんと、あんだけでなく牛バラ肉も1個サービスしてくれました。ありがとうございます!
われわれの後、別のテーブルの牛バラ肉ご飯を食べていた方にも声をかけて廻っていました。優しい…!
しいたけそばも隠れた逸品
しいたけそばは、愛群の隠れた名物。肉厚のシイタケがたっぷりと入っています。国産シイタケ(どんこ)を使っているとのこと。シイタケの出汁がスープにも溶けだし、上品でまろやかな味わいに。塩味もちょうどよく、全部飲み干してしましました。
五目チャーハンの具材は、揚げ(?)エビ、チャーシュー、ネギ、卵。中華スープが付いてきます。卵は少なめ、ごはんがパラパラでおいしかったです。
仮店舗は9月まで、中華街への帰還は12月を予定
店内には横浜中華街への帰還後の新店舗のイメージイラストが飾ってありました。これまでより、格段におしゃれな外観になるようです。
お会計の際に、「こちらはいつまでですか?」と尋ねると、「9月まで。中華街へは12月」とのお話でした。中華街に戻ったら、またまた長い行列ができるだろうなと。新店舗、楽しみですね。
12月31日追記:リニューアルは1月末を予定しているとのことです
広東家庭料理 愛群(アイチュン)概要
住所:横浜市中区太田町2-28 大黒ビル1階
営業時間:火~土曜 11:30~14:30、16:30~19:00 日曜・連休最終日 11:30~14:30
定休日:月曜 ※休日の場合は翌日
交通・アクセス:JR関内駅から徒歩約7分
TEL:045-641-6245
▼横浜中華街へ帰還後の情報はこちら
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