鎌倉~藤沢間を走る江ノ島電鉄では、長谷寺(鎌倉市)と連携したラッピング電車「観音電車」を2021年10月8日から運行開始。極楽浄土をイメージした金色の車内になるということで、乗ってみました。
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江ノ島電鉄(江ノ電)について
江ノ島電鉄は、鎌倉駅~藤沢駅間を34分で結ぶ、単線のローカル路線です。愛称は「江ノ電(えのでん)」。10kmほどの短い路線ですが、民家の間やトンネル、海沿いなどを走行し、乗車しているだけで観光気分が味わえます。
「観音電車」とは?
「観音電車」は、沿線にある長谷寺(鎌倉市)と連携したラッピング電車(1編成2両1101-1151号車)。「極楽浄土」をイメージした金色のラッピングが施されています。
長谷寺の本尊である「十一面観世音菩薩像」が造られたとされる年から1300年目ということで、それを記念して運行します。2021年10月8日~2022年2月まで運行予定。
どんな車内になっている?
実際に乗車してみると、きらびやかでビックリ! 床面は枯れ山水、壁やドアには金箔の模様が施されています。
吊り広告の部分は長谷寺のモチーフとなっている蓮の花、壁面上部の広告部分には、 長谷寺縁起絵巻が掲出されています。
観音電車はいつ走るの?
車両の運用については、前日の21:00に決まるとのこと。江ノ電のQ&Aには、車両の運用を知りたい方は「ご乗車前日の21時以降またはご乗車日当日に駅係員へお尋ねください。」と記載されています。
江ノ電は、日中は12分間隔、5~6編成で運行しています。同じ駅で70分ほど待っていれば出会えることになります。ただし、点検や休みで観音電車が運行しない場合もあります。
▼運行時間についての問い合わせ先
ツイッターで「#江ノ電運用」と検索すると、有志が投稿する当日の運行状況が把握できます。
江ノ電 長谷駅には長谷寺の赤提灯が!
長谷駅で下車すると、長谷駅コンコース(改札外)に長谷寺の赤提灯が設置されていました。実際に長谷寺から貸し出されたものだそうで、こちらも来年2月まで見ることができます。
一日乗車券「のりおりくん」&長谷寺拝観セット券(大人970円、子ども490円)も販売されていますので、長谷寺をお参りする際に利用しては。
江ノ島電鉄:https://www.enoden.co.jp/train/
長谷寺では本尊造立1300年催事展開中
長谷寺のほうには…、金色の提灯が設置されていました!
長谷寺では、ご本尊全身総開帳、特別参拝御足参り、1300年記念仏絆観音、本尊御分身1300体頒布、ご本尊特別装飾(天耳天心)、五色提灯を展開中とのことです。詳しくは公式サイトでご確認ください。
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