メンテンナンス休業中の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(ガンダムファクトリーヨコハマ)」で、小学生がメンテナンスチェックを体験し、実物大“動くガンダム”のハンド遠隔操作にチャレンジしました。
- GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(ガンダムファクトリーヨコハマ)について
- エデュケーショナル サポートとは
- 「10年後も自慢できるような、すごい体験」
- 遠隔操作でガンダムのハンドを動かそう!
- GUNDAM DOCK TOWERで“動くガンダム”を間近にチェック
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(ガンダムファクトリーヨコハマ)について
GUNDAM FACTORY YOKOHAMAは、高さ18メートルの“動くガンダム”を展示する有料施設として2020年12月にオープン。
動くガンダムを間近に見られる「GUNDAM-DOCK(ガンダム ドック)」と、動くガンダムの仕組みを知ることができる施設、カフェ、ショップなどがある「GUNDAM-LAB(ガンダム ラボ)」の2つのエリアで構成されています。
2022年5月9日~7月15日までメンテナンスのため休業中で、7月16日から再開予定となっています。
エデュケーショナル サポートとは
GUNDAM FACTORY YOKOHAMAを運営するEvolving Gが、横浜市教育委員会の協力のもと、横浜市の小中学生を対象にエデュケーショナルサポートとして、ものつくりへの興味を持ってもらうため、実物大“動くガンダム”の動く仕組みを知ってもらい、体感するプログラムを実施しています。すでに23校1442名の子どもたちが参加しています。
メンテンナンス休業中であることを活用し、通常ではできない体験を盛り込んだ「小学生向けエデュケーショナル サポート 特別版」として実施。横浜市立鉄(くろがね)小学校6年生(26名)が参加しました。
「10年後も自慢できるような、すごい体験」
今回の特別版のテーマは「ハンド」。“動くガンダム”の中でも特に機構の密度が高く、両手で12個のモーターが入っており、 精巧なメカニズムによって指1本1本が感情をも表現できるような繊細な動きを実現しています。
はじめに、カンファレンスルームで、“動くガンダム”のメカニズムについてのレクチャーを受けます。
GGC システムディレクター 吉崎 航さんは、「実物大の動くガンダムは、ロボットのように腕だけをあげるのではなく、動きが自然に見えるように首、肩、ひじ、腰などの関節を順番または同時に動くようコンピューターで制御するプログラムを組んでいます。プログラムを組んでしまえば、ガンダムを動かすのは簡単になります。今日は皆さんに手や指を動かしてもらいます。ガンダムの外装がとれていて、ガッカリした人もいるのでは。でも、今日学ぶこと、体験することは10年後も自慢できるようなすごい体験なので、注意事項を守って楽しんでください」と、子どもたちに語りかけました。
その後、3班に分かれて、ハンド遠隔操作、メンテナンスチェック、ACADEMY見学を行いました。
遠隔操作でガンダムのハンドを動かそう!
ハンド遠隔操作は、実際のデモンストレーション時にガンダムのハンドを動かしているシステム(V Sido)と同じものを使用。手袋型のコントローラーとゲーム用コントローラーを使って、離れた場所から一人ずつ順番に動かしました。
操縦者の手の動きをセンサで取り込みつつ、指同士が触れてロボットが破損しない安全な動きをリアルタイムに作り出すことができます。ハンドを動かすシステムは、全身制御など他のシステムから独立させており、インターネットにつないで世界中からアクセスすることも可能なんですって!
体験した子どもたちは「しなやかな動きでビックリしました」「あんなに薄い手袋で指を動かせるなんて」と、驚きの表情を隠せない様子でした。
GUNDAM DOCK TOWERで“動くガンダム”を間近にチェック
対面のGUNDAM DOCK TOWER(ガンダムドックタワー)では、別の班がハンドのメンテナンス状況をチェック。可動状況やスムーズに動いているか、変な音はしないか、指の開閉にかかる時間など6つの項目について熱心にチェックしていました。
動くガンダムを遠隔操作した子どもたち。心に残る体験となったことと思います。
URL:https://gundam-factory.net/
(C)創通・サンライズ
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