2022年4月から放送開始のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。5月中旬から舞台が移り、横浜・鶴見が登場。というわけで、沖縄家庭料理が食べられる「なかゆくい」を紹介します。
「沖縄そば なかゆくい」について
「なかゆくい」とは、沖縄の方言で「ひとやすみ」という意味。かわいらしい響きですよね。
「沖縄そば なかゆくい」は、京急線 鶴見市場駅から徒歩約7分のところにある沖縄家庭料理が楽しめるお店。沖縄・多良間出身のおかみさんがひとりで切り盛りしています。
「なかゆくい」のメニュー
看板メニューの「沖縄そば」は、沖縄そば、ソーキそばをはじめ、てびちそば、三枚肉そば、野菜そばなど9種類。このほか、チャンプルー(炒め物)、汁もの、焼きめし、焼きそば、沖縄の天婦羅などがあります。
中身そばの「中味」とは?
9種類の中から「中味そば」をチョイス。「中味(=中身)」とは、豚のモツのこと。
『ちむどんどん』でも飼っていた豚が特別な日に食卓にのぼり、命を大切にいただくことをお父さんが子どもたちに説いたシーンがありました。沖縄では豚肉を「声以外全部食べる」といわれ、モツを使う料理は沖縄ではポピュラーなのだとか。
▲中味そばは、豚モツと野菜の炒め物が沖縄そばの上にのっています。具材は、豚もつ、ニラ、ニンジン、もやし、こんにゃく
▲麺はもちろん、沖縄そばの麺
▲豚モツのいろいろな部位が入っていました。豚モツは臭みはまったくなく、やわらかくて旨味がたっぷり
優しい味わいでおいしくいただきました。
『ちむどんどん』に登場した「フーチャンプルー」も食べてみたいです。
「写真を撮ってもいいですか?」と断ってから料理を撮影したので、お支払いの際に「写真撮るのが好きなんですか?」と聞かれました。おかみさんとのおしゃべりも楽しみのひとつのようです。
沖縄そば なかゆくい 概要
住所:横浜市鶴見区平安町2-4-4
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:00
定休日:日曜
交通・アクセス:京急 鶴見市場駅から徒歩約7分
TEL:045-502-7208
▼沖縄そばを通販で購入可
横浜市鶴見区が「沖縄タウン」と呼ばれる理由とは
京浜工業地帯は日本最大の工業地域で、その一角に位置するのが横浜市鶴見区です。1900年代前半から職を求めて全国から多くの人が集まり、なかでも沖縄出身者が多かったといいます。そのためいつしか「沖縄タウン」と呼ばれるようになりました。
沖縄料理店をはじめ、沖縄の食材の販売や沖縄芸能の団体によるイベントなど、まち全体に沖縄の文化が根付いています。
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