2023年は、5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、2類から5類に移行したことから、横浜もコロナ禍前のような活気を取り戻しました。イベントやグルメを当ブログ「横浜ウォッチャー」や「All About横浜」「All About ニュース」の記事で紹介することができました。
All About横浜 ガイドのタナベが、そんな2023年を振り返りながら、独断と偏見で選んだ10大ニュースをカウントダウンします。
10位:横浜がロケ地となった作品がいろいろ
2023年も横浜を舞台にした人気ドラマ・映画が私たちを楽しませてくれました。
まずは、2023年4月期にテレビ朝日系で放送された『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』。桐谷健太さん演じる《情熱刑事》仲井戸豪太が、横浜みなとみらい署の刑事という設定で、横浜中華街や横浜税関、神奈川県庁 本庁舎など、主なロケ地として横浜が登場しました。
続いて、2023年4月期にTBS系で放送されたドラマ『王様に捧ぐ薬指』。大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”羽田綾華と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷が繰り広げるラブコメディです。
綾華役は橋本環奈さん、東郷役はHey! Say! JUMPの山田涼介さんが演じました。横浜市西区・藤棚商店街にある今井かまぼこ店が、綾華の実家”羽田蒲鉾店”として登場。
映画館でも横浜がロケ地として登場。2023年4月28日公開の劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』では、横浜ランドマークタワーで爆発事故が発生し、地上70階に取り残された人々を救出するために、鈴木亮平さん演じるTOKYO MERのチーフドクター・喜多見幸太たちが奮闘する様子が描かれました。
公開に合わせて行われた横浜・みなとみらいでのコラボレーションイベントでは、横浜ランドマークタワー 69階展望フロア「スカイガーデン」にドラマや劇場版で実際に使用された衣装や小道具が展示されました。
記憶に新しいのが、2023年10月期にフジテレビ系で放送された『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』。二宮和也さん、中谷美紀さん、大沢たかおさんのトリプル主演で、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語です。
劇中では、二宮和也さん演じる勝呂寺誠司が横浜の中心部の各所を駆け巡りました。みなとみらいにある都市型立体遊園地「よこはまコスモワールド」には、劇中で使用されたクリスマスツリーが展示されました。
9位:不二家横浜センター店閉店
横浜・イセザキモールのシンボルのひとつ「不二家 横浜センター店」が2023年8月20日で一時閉店しました。不二家の最も歴史のある店舗として営業を続けてきましたが、建物の老朽化が進んだことが理由です。
これに合わせ「お客様感謝セットメニュー」が登場。通常税込価格2670円のところ、税込2280円(=ふじや)で販売しました。現在は、近隣の仮設店舗で営業しています。
山手西洋館のひとつ「エリスマン邸」などを手掛けた建築家のA・レーモンドが設計した貴重な建物ということで、全面建て替えではなく残す方向に向かって欲しいところです。
8位:横浜にもおにぎり/おむすびブーム到来!?
「dancyu11月号」で特集されるなど、都内のおにぎり/おむすびブームが横浜にも到来!? 3月にはJR石川町駅近くに「新緑」が、8月には横浜中華街に「おにぎりと豚汁 いたる」がオープンしました。
新米の季節に合わせて、All About 横浜でも特集記事をアップ。
7位:崎陽軒のお弁当アンケートを実施
All About ニュースでは崎陽軒の記事が好評で、たくさん記事を掲載させていただきました。その中でも、All About ニュース編集部が実施した「崎陽軒のお弁当」についてのアンケートは多くの方に読まれました。「1番好きな崎陽軒のお弁当」では、もちろん定番のシウマイ弁当が1位に!
「こんなお弁当あったらいいな」では、さまざまなアイデアが寄せられました。
なんと、崎陽軒のお弁当がミニチュアコレクションとなり、ガシャポンにも!
6位:「川村屋」閉店からのうれしい復活
JR桜木町駅 南改札脇にある立ち食いそば・うどん「川村屋」さん。2023年3月末で閉店し、創業から123年の歴史に幕を下ろしたかに思われました。が…、6代目店主の娘、加々本愛子さんが7代目として後を継ぎ、9月1日、奇跡の復活を遂げました。
川村屋の自慢は天然だしをぜいたくに使った手作りの「お汁」。鰹節の風味が香るスッキリとした味わいは、以前と変わっていませんでした。名物の「とり肉そば・うどん」をはじめ、メニューのラインナップもそのままです。
5位:バウアー来浜!
トレバー・バウアー選手が横浜DeNAベイスターズに新外国人ピッチャーとして入団。2020年にサイ・ヤング賞(=最優秀投手賞)を獲得するなど、超大物メジャーリーガーが間近で見られるということで、横浜(横須賀、平塚)の街が盛り上がりました。
バウアー選手は来日後、ファームでの調整登板を経て、5月3日の広島東洋カープ戦(横浜スタジアム)でNPB初登板し、初勝利を挙げます。その後、7月に開催されたオールスターゲームにはプラスワン投票で過去最多の36万9446票を集め出場したり、月間MVPを2度受賞するなど大活躍。10勝4敗という好成績を収めました。
現時点で2024年シーズンの去就は未定です。もちろん、また横浜スタジアムでその雄姿を見ることができれば最高です!
4位:横浜ランドマークタワーが30周年
みなとみらいのシンボル的な存在である横浜ランドマークタワーが開業したのは1993年。2023年に30周年を迎えました。高さ296mで開業当時は日本一高い高層ビルでした(2023年12月時点では日本で3番目)。
開業30周年の記念として、7月11日~15日に横浜ランドマークタワー・ランドマークプラザの就業者や来館者から回収したペットボトルを一部に使用し「ペットボトルで作った世界最大サイズ(127.175平方メートル )のモザイクアート」が出現しました。
横浜ロイヤルパークホテルでも開業30周年を記念したミュージアムがオープン。2024年末まで無料で公開(8:30~22:00)されています。同ホテルの歴史がわかる貴重な展示を見ることができます。
3位:東急・相鉄新綱島線開業
2023年3月18日に相鉄・東急新横浜線が開業。 相模鉄道の西谷駅と東急電鉄の日吉駅までの5駅を結ぶ新規開業路線で、神奈川から東京、埼玉まで7社局14路線がつながりました。相鉄・東急新横浜線の開業に合わせて「新綱島駅」が新設。
構内のデザインコンセプトは「綱島の町の移り変わりを感じる駅」で、川の町、桃の町、温泉の町、未来へ発展する町という、明治以前から、戦前、現在、未来へと綱島の移り変わりを、ホームから地上に出る間に感じられるデザインとなっています。
2位:ポケモンWCS2023、みなとみらいで開催
横浜・みなとみらいでポケモンゲームの世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス(以下、WCS)2023」が2023年8月11日~13日に開催されました。横浜ベイエリアには外国の方であふれ、コロナ禍前に戻ったかのようなにぎわいでした。
WCSは2004年にアメリカで初めて開催され、アジアでの開催は初。会場となったパシフィコ横浜に、約50の国と地域から2000人以上の選手が集結。ゲーム部門のジュニア・シニア・マスター全カテゴリで日本人3選手が優勝しました。
これに合わせて、8月8日~14日まで「WCS2023横浜みなとみらいイベント」も開催。最終日となる8月14日には、約100匹のポケモンたちが登場するパレード「Let’s Celebrate! The Pokemon Parade!!(Pokemon Fantastic Live Show)」が行われました。
みなとみらいのけやき通りで、ピカチュウ、ニャオハ、ホゲータ、クワッスをはじめ、さまざまな種類のポケモン約100匹が、みなとみらいのけやき通りを行進しました。
「ピカチュウ大量発生チュウ!」を思い出し感涙!
(C)Pokemon. (C)Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
1位:Kアリーナ横浜&ヒルトン横浜開業
2023年9月に開業した「Kアリーナ横浜」とホテル「ヒルトン横浜」。大きな話題となったことで、1位に選ばせていただきました。
「Kアリーナ横浜」は、約2万人を収容できる世界最大級の音楽特化型アリーナ会場。横浜出身のフォークデュオ・ゆずがこけら落とし公演を行いい、連日たいへんなにぎわいとなりました。
全席がステージの正面に向けて扇形に配置されていることから、見やすさや音響設備の良さは高く評価されています。が、会場へのアクセスには課題を残しており、今後の改善が期待されます。
「ヒルトン横浜」は、横浜初のヒルトンブランドということで注目を集めました。Kアリーナ横浜に隣接するロケーションで「推し活」におすすめしたいホテルです。
朝食、ランチ、デザート、ディナーと4つの時間帯でビュッフェが楽しめる「Allday Dining Parade(オールデイダイニング パレード)」は、「おいしい」「クオリティーが高い」と好評です。週末はKアリーナ横浜での公演で混雑するため、平日が断然おすすめ。
超個人的な番外編
室井先生、逝く
2023年3月、元 横浜国立大学の室井尚先生が亡くなられました。室井先生は、「横浜トリエンナーレ2001」のシンボル的存在となった巨大バッタ《インセクト・ワールド 飛蝗(ひこう)》の作者のおひとりです。2001年当時、巨大バッタが再浮上するまでを密着取材させていただき、お世話になりました。
2024年3月15日から「第8回 横浜トリエンナーレ」がはじまります。私の中では、これまでの横浜トリエンナーレの歴史の中で、《インセクト・ワールド 飛蝗(ひこう)》が一番記憶に残り、インパクトある作品です。今回、これを超える作品が現れるのか、期待したいと思います。
「クルミッ子」名店とのコラボが大ヒット
鎌倉紅谷さんは鎌倉市に本店を構えてはいますが、横浜市金沢区や横浜ハンマーヘッドで看板商品・クルミッ子を作っていることから、勝手に横浜のネタに含んでいます(笑)。All About ニュースでもたくさんご紹介させていただきました。「横浜駅周辺でクルミッ子を売っている場所を調査してみた」の記事は大ヒットとなりました。
これまでもさまざまな企業とコラボしてきた鎌倉紅谷さんですが、ピエール・エルメ・パリとコラボした「イスパハン クルミッ子」と「マカロン クルミッ子」は記憶に残るおいしさでした。
2024年に70周年を迎える、鎌倉紅谷さん。ビッグなコラボが発表されるのではないかと、今からわくわくしています。
2023年もAll About横浜および横浜ウォッチャーブログをご覧いただき、ありがとうございました。新しい年も進化する横浜をウォッチしたいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。
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