2022年4月から放送開始のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。舞台のひとつとなる横浜市鶴見区は、公式情報サイトが立ち上がるなど、盛り上がりをみせています。劇中に登場した「沖縄そば」が食べられる料理店があるとのことで、行ってみました。
- 横浜市鶴見区が「沖縄タウン」と呼ばれる理由とは
- 開店前から行列する「沖縄そば ヤージ小(やーじぐゎー)」へ
- 沖縄そばはやわらかいのにコシがある自家製麺
- 本場の沖縄料理もうまい
- 沖縄そばヤージ小(やーじぐゎー) 概要
横浜市鶴見区が「沖縄タウン」と呼ばれる理由とは
京浜工業地帯は日本最大の工業地域で、その一角に位置するのが横浜市鶴見区です。1900年代前半から職を求めて全国から多くの人が集まり、なかでも沖縄出身者が多かったといいます。そのためいつしか「沖縄タウン」と呼ばれるようになりました。
沖縄料理店をはじめ、沖縄の食材の販売や沖縄芸能の団体によるイベントなど、まち全体に沖縄の文化が根付いています。
開店前から行列する「沖縄そば ヤージ小(やーじぐゎー)」へ
数ある沖縄そばが食べられる料理店の中で、開店前から行列するほど人気があるのが「沖縄そば ヤージ小(やーじぐゎー)」です。1955年創業で、自家製麺による沖縄そばをはじめ、沖縄の家庭料理、ゴーヤなどの沖縄県産野菜を使用したチャンプルといった本場の沖縄料理が楽しめます。
店名の「ヤージ」とは創業者の姓・屋宣(ヤギ)、「小(ぐゎー)」は愛称として使われ、「ヤージぐゎー」は「屋宣ちゃん」というような意味を表しているとのことです。
開店5分前にお店に到着すると、すでに10名ほどのお客さんが並んでいました。1回転目には入れませんでしたが、回転が早く、10分ほどで店内へ案内されました。
ヤージ小の沖縄そば、三枚肉そば、豆腐チャンプル、テビチ(1本)、ジューシーメ(半ライスサイズ)をオーダー。
沖縄そばはやわらかいのにコシがある自家製麺
ヤージ小の沖縄そばは、すべて自家製麺を使用。創業当時から、コシ・滑らかさ・味・鮮やかな色にこだわり、のびにくい麺となっているとのこと。スープは白濁しており、沖縄そばならでは、豚と鰹の旨味を感じます。
「ヤージ小の沖縄そば」には、豚三枚肉(バラ肉)の塩漬けとかまぼこが、「三枚肉そば」には、しょう油で煮込んだものがトッピングしてあります。
ちなみに、オーダー時に麺の量(中盛80円増し、大盛150円増し、半そば50円引き)を選ぶことができます。
本場の沖縄料理もうまい
「豆腐チャンプル」は、木綿豆腐、ポークランチョンミートが入っています。野菜の旨味を感じるやさしい塩味です。小松菜が入っているのは、横浜ならでは。
「テビチ」は、1本単位でオーダー可。ていねいに掃除されたテビチを醤油で煮込んだもので、コラーゲンたっぷり。プリプリなのに脂っぽくなく、見た目から想像できない美味しさでした。
「ジューシーメ」は三枚肉、刻み昆布、ニンジンなどが入っている炊き込みご飯。ちょうどよい塩加減で、沖縄そばのスープとともに楽しみました。
鶴見区で本場の沖縄料理が楽しめるとは! また他の料理も食べてみたいです。
沖縄そばヤージ小(やーじぐゎー) 概要
住所:横浜市鶴見区仲通3-72-2
営業時間:11:00~15:00、16:00~20:30(L.O.20:00)
定休日:火曜、第3水曜
交通・アクセス:JR鶴見線 浅野駅から徒歩約5分、弁天橋駅から徒歩約8分
TEL:045-506-5754
URL:http://yajigwar.main.jp/
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