横浜ロイヤルパークホテルでは、52階から59階に位置する「レギュラーフロア」(全8フロア320室)のリニューアルを2022年1月から3年かけて順次進めています。3月10日から57階~59階の客室が宿泊できるようになりました。リニューアルされた客室を取材してきました。開業当時からの上質な家具を再活用した広々としたお部屋でした!
52階~59階「レギュラーフロア」のリニューアルについて
2022年から2024年にかけて行われる「レギュラーフロア」の改装は、2018年、2019年に実施した60階~67階「スカイリゾートフロア」の改装に続くもの。今回の改装により、全客室の改装が完了することとなります。工事予定は次の通り。
- 2022年1月~3月:57階~59階「レギュラーフロア」の客室120室
- 2023年時期未定:55階~56階「レギュラーフロア」の客室80室(予定)
- 2024年時期未定:52階~54階「レギュラーフロア」の客室120室(予定)
どんなお部屋にリニューアルした?
改装が完了した57~59階フロアは「リニューアルレギュラーフロア」として、3月10日から宿泊できるようになりました。全5タイプありますので、それぞれのお部屋の特徴を紹介します。
コンフォートダブル
1~2名での利用にピッタリ。広さは37平方メートルで、ゆったりとしています。
コンフォートツイン
2名での利用におすすめ。広さは27平方メートルで、すっきりとしたレイアウト。
デラックスツイン
エキストラベッドを入れて3名利用も可。大きな窓が特徴です。広さは41平方メートル。
コーナーツイン、コーナーダブル
角部屋のコーナールームは、バスルームに丸窓がついていて眺望が楽しめます。広さは47平方メートル。
どのお部屋も港町ヨコハマらしい、ブルーを基調とした内装にチェンジ。窓の外の空と続く、一体感を演出しています。
ベッドスローには神奈川県花の「山ゆり」をデザイン。神奈川・横浜らしさを大切にしています。
どのタイプもゆったり広々とした印象で、窓からの眺望と合わせて非日常感が味わえます。
みなとみらいのホテルということで、海側の眺望が印象的かもしれません。が、夜景が美しく輝くのは街側。お天気がよければ富士山が見えるのも街側です。
SDGsに向けて取り組みながらリニューアル
今回の改装では、1993年開業当初から使用していた上質な家具を廃棄することなく、一部の家具をリペアし再活用しているのが特徴です。時を経た家具が配置されていることによって、新しいお部屋でありながら、落ち着いた印象を醸し出しています。当時の家具は良い材料を使い、凝った意匠なので、今買おうと思ってもどこにも売ってない、あるいは大変高価かもしれませんね。
また、不要となった羽毛布団を「グリーンダウンプロジェクト(※)」へ提供するなど、廃棄を減らす取り組みも行っているとのこと。
※「羽毛循環サイクル」の実現に向け、使わなくなった羽毛を回収、精製して再利用する取り組み
このほか、プラスチックの使用量を削減した「エコアメニティ」「エコウォーター」を導入するなど、SDGsに向けて取り組みながら改装を進めています。
▲原料に「藁レジン」を混合したアメニティは、プラスチック使用量を約40%削減。また包装OPフィルム部分を紙に変更し、プラスチック使用量を約35%削減
▲スキンケアアイテムも用意
▲100%リサイクルの再生ペットボトルを使用したミネラルウォーターを導入
ニーズに合わせたサービス、新たな設備も導入
宿泊客のニーズに合わせたサービスや新たな設備も導入しています。
客室テレビには、ミラーリング機能を搭載し、さまざまなVODサービス(※2)に対応しています。
※2 定額制動画配信サービスの利用には、宿泊客自身のアカウントが必要です
また、電源プラグをベッド周りやテーブルに増設。旅先でありがちな「電源が足りない!」ということもありません。
2023年に開業30周年を迎える横浜ロイヤルパークホテル。横浜ガイドになりたてのころに初めて宿泊した時、朝起きて窓からの眺望に感動した思い出が蘇りました。
4月28日まで「リニューアルオープン謝恩プラン」が設定されていますので、リーズナブルに利用してみては。
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