横浜DeNAベイスターズは、2019年11月22日(金)、新入団発表記者会見を行い、支配下7選手の入団と、背番号を発表しました。
はじめに、三原一晃代表が「2020年度新入団選手の特徴は、7名中4名が高校生ということ。文字通り、フレッシュなメンバーが集まりました。球団としましては、新しい2軍施設『DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA』で、コーチも増やし、育成に力を入れていくというところですので、彼らがそこで成長し、1軍に上がってきてくれることになると思います。これからのスター選手ぞろいですので、いろいろ質問してください」とあいさつ。
アレックス・ラミレス監督は「ドラフトで獲得した選手を皆さんの前で紹介できること、来シーズンに向けてすばらしい選手を獲得できたことはたいへん喜ばしいです。今回のドラフトでは、若い選手を多く獲得することができました。家族の皆さんが集まり、子どもさんの晴れ舞台を笑顔で見守られているところを拝見し、うれしく思います。即戦力となって活躍してくれる選手がこの中にいると期待しております」と、満面の笑顔で語りました。
7名の選手は、それぞれプロ野球選手としての所信表明を色紙に記し披露しました。
森 敬斗(もり けいと)選手(背番号6、内野手、桐蔭学園高等学校)
「泰銘(たい・めい)」
この2文字は熟語ではありません。
泰(たい)という字には、物事に動じない、周りに流されない、一喜一憂しない、という意味が込められています。高校時代に、悪くなったり、良くなったり、波があったら活躍することはできないと考えていたので、「泰」という字を選びました。
銘(めい)という字についてですが、野球は一つのプレーで流れが変わったり、周りから見られる目が変わったり、その人をどう思うかが変わったりします。自分の一つのプレーで周りや観客の方々を魅了する、感動を与える、そういう意味を込めて「銘」という字にしました。
この2文字を胸に刻み、これからがんばっていこうと思います。
Q:ユニホームに袖を通しての気持ちは?
ようやくプロの世界に入り、ベイスターズの一員になれたんだなと。同時に責任感を感じて、がんばると決めたので。それが率直な気持ちです。
Q:自分の持ち味は?
全力のプレーです。そのプレーで周りから応援されるような選手になりたいです。
Q:目標とする選手は?
桐蔭学園OBの鈴木大地選手(ロッテ)です。人間として尊敬できる部分がたくさんあり、話していて良い方。見習いたいです。
Q:意気込みを聞かせてください。
具体的な数字はないのですが、10年、20年と長く結果を出し続けられて、かつ、長くファンの方々に愛されるような、選手になりたいです。
森選手に魅かれた一番のポイントを聞かれたラミレス監督は「走攻守優れたプレイヤーであると思って獲得しました。若いけれど才能豊か。30本打つタイプではないかもしれませんが、いろいろなことができる選手として経験を積んでいってもらいたい。いずれはショートで、レギュラーとして活躍してもらえれば」と、紹介しました。
坂本裕哉(さかもと ゆうや)選手(背番号20、投手、立命館大学)
「躍動」
自分は即戦力として選んでもらったという自覚がありますので、1年目から横浜スタジアムのマウンドで躍動する姿を見ていただけるように、という思いを込めて躍動という字を書きました。
1年目から活躍するだけでなく、それから先も息の長い選手として、日本を代表する左ピッチャーとなるようにこれからがんばっていきたいと思います。
Q:ユニホームに袖を通しての気持ちは?
ようやくプロ野球選手になったんだな、という実感が沸きました。素直に、うれしいです。このユニホームに恥じないプレーをしっかりとしていきたいと思います。
Q:自分の持ち味は?
先発ピッチャーとしてチームを勝利に導くピッチングができる、ゲームメーク能力が持ち味だと思っています。激しい競争になると思いますが、競争を勝ち抜いて1年目から先発ローテーションに入って、チームを勝利に導くピッチングができたら、と思っています。
Q:目標とする選手は?
こういう選手になりたいという方はいないんですが、大学の時から東 克樹さんの背中を見ていろいろなことを学ばせていただいたので、プロでも学ばせていただいて。しっかりと追い付いて、追い抜いていきたいです。
Q:意気込みを聞かせてください。
僕も長く続けられる選手になりたいです。行く行くは、球団を代表する、日本を代表するピッチャーになりたいです。
伊勢大夢(いせ ひろむ)選手(背番号13、投手、明治大学)
「喜力」
明治大学では森下(暢仁選手、広島が1位で指名獲得)の陰にかくれながらやっていたのですが……、プロというすばらしい舞台で自分を堂々と出していきます。自分はリリーフを希望しているので、一番のリリーフになれるように。
喜という文字は自分が喜ぶという意味ではなく、人々を喜ばせるという力ということで、チームメイトやファンの方々を勝利で喜ばせられるような、そういう選手を目指していきたいと思います。
Q:ユニホームに袖を通しての気持ちは?
このユニホームかっこいいな、と。このユニホームに似合う人間になりたいなと思います。
Q:自分の持ち味は?
インコース・アウトコースをしっかり使えるというところです。プロはインコースをしっかりと攻めないといけないと思っているので、デッドボールを当ててもいいぐらいの気持ちでインコースを攻めていければ。
Q:目標とする選手は?
目標とする選手はいないのですが、クローザーの山﨑康晃さんにしっかりとバトンをつなげられるような選手になれるように。そしていずれはそのポジションになれるようにという思いです。しっかりとつかみ取っていきたいです。
Q:意気込みを聞かせてください。
短いイニングをどれだけゼロで抑えるか、というのが自分に課せられるミッション、目標だと思うので、しっかりと仕事をすること。長いスパンで、しっかりと活躍できるような選手になりたいです。
東妻純平(あずま じゅんぺい)選手(背番号57、捕手、智辯学園和歌山高等学校)
「前進」
球団を代表する正捕手となるために、一日一日、一歩でも前進できるよう、この言葉を選びました。
Q:ユニホームに袖を通しての気持ちは?
小さいころから目標にしていたプロの世界、やっとスタートラインに立てたという、うれしい気持ちです。
Q:自分の持ち味は?
フットワークと目配り・気配りを活かした守備力、強肩というところを見て欲しいです。
Q:目標とする選手は?
兄(東妻勇輔選手 ロッテ)をずっと追いかけてここまで来たので、守備位置は違うんですけど、しっかりと追い越せるようにがんばっていきたいと思います。兄からは特にアドバイスというものはありませんでしたが、「おめでとう」「ここがスタートだからがんばれ」という言葉をもらいました。
Q:意気込みを聞かせてください。
球団を代表する、そして日本を代表するキャッチャーを目指してがんばりたいと思います。
田部隼人(たなべ はやと)選手(背番号55、内野手、開星高等学校)
「結果」
自分は結果と言う字を書きました。これまで支えてくださった方々やファンの方々に恩返しできるのは結果だと思うので、結果が出せるよう、これからしっかりやっていきます。
Q:ユニホームに袖を通しての気持ちは?
高校も縦縞だったのですが、次はこの縦縞が似合うよう、がんばります。
Q:自分の持ち味は?
守備位置はショートなのですが、三遊間深く守れるところ、肩が強いところを守備の面で見せられればと思います。
Q:目標とする選手は?
同じ守備位置ということで、源田壮亮選手(西武)を目標としています。源田選手の守備力を超えられるよう、がんばっていきたいです。
Q:意気込みを聞かせてください。
長く続けられる野球選手になることと、ベストナインに入れるような選手になることです。
蝦名達夫(えびな たつお)選手(背番号61、外野手、青森大学)
「感謝」
たくさんの方々の支えがあって、今の自分があります。プロの世界でも感謝を気持ちを忘れず、一生懸命プレーしていきたいです。開幕一軍をめざし、自分の持ち味であるバッティングをしっかりアピールしてがんばります。
Q:ユニホームに袖を通しての気持ちは?
結果が求められるプロの世界なので、自分の結果をしっかり残していこうという気持ちと、うれしい気持ちのふたつです。
Q:自分の持ち味は?
広角に長打が打てるバッティングがアピールポイントだと思います。
Q:目標とする選手は?
日本を代表するような選手になりたいと思っているので……、ジャイアンツの坂本勇人選手が目標です。広角に長打が打てるというのが、憧れているポイントです。
Q:意気込みを聞かせてください。
日本球界を代表する外野手、スラッガーになりたいです。
浅田将汰(あさだ そうた)選手(背番号54、投手、有明高等学校)
「全力」
この言葉通り、何事にも全力で取り組み、しっかりと結果を残すことです。努力しないと上の舞台に立つことができないと思うので。野球を始めた時から全力でやると胸に刻んでいたので、プロでも同じように全力で取り組み、一日でも早く一軍のマウンドに立てるよう、全力でがんばります。
Q:ユニホームに袖を通しての気持ちは?
着心地がいいなと。今までと違った気持ちなので、プロの世界は厳しい世界ですが、プロとしてしっかりと結果を残していきたいと思います。
Q:自分の持ち味は?
角度のあるボールと、ボールコントロールが得意だと思っています。相手バッターに向かっていく気持ちが誰よりも強いと自負しているので、しっかりと結果を残せるようにがんばっていきたいです。
Q:目標とする選手は?
「ハマの番長」と言われた三浦二軍監督のように、長く野球ができる選手になりたいと思います。同じ右ピッチャーなのでいろいろと聞きたいです。
Q:意気込みを聞かせてください。
長く続けられること。今年、防御率のタイトルを獲った、山本由伸選手(オリックス)のようになりたいです。ピッチャーは点を取られてはいけないと思うので、しっかりとゼロで抑えられるように、がんばります。
ラミレス監督も「即戦力となれる選手がいる」と期待を寄せる7選手の皆さん。それぞれの場での活躍を期待しています!
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