NHK Eテレ「ふるカフェ系 ハルさんの休日 神奈川・横浜~粋な遊び心! 元料亭旅館のカフェ~」(2021年5月20日放送)で紹介され、行ってみたいと思っていた「カフェ金澤園」へ。昭和初期の木造建築の大広間で看板メニューのタルトをいただきました。
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「カフェ金澤園」の歴史について
カフェ金澤園は、国登録有形文化財の木造建築「金沢園」に2020年9月にオープン。建物は、1929年に東京都品川区から移築した、入母屋造り(いりもやづくり)の木造2階建てです。
金沢園は、1916年に現在の桜木町に創業した料亭満月が前身で、1930年に旗亭(きてい)といわれる宿泊のできる料亭として開業しました。当時は建物の前に海が広がり、海水浴や潮干狩り、遊覧船などが楽しめ、見嵐台や弓道場を備えた一大レジャー施設だったとのこと。与謝野晶子や高浜虚子も訪れた記録が残っています。
2004年に国登録有形文化財となり、2016年まで料亭として営業していました。閉店後は外国人向けのシェアハウスを運営する会社が建物をリノベーションし「旅館喜多屋」として2020年5月まで営業。2020年9月からは、創業者のひ孫にあたる4代目オーナーの齊田さんが中心となり「カフェ金澤園」を運営しています。
空いていたら2階がおすすめ
靴を脱いで建物内へ。1階のカフェスペースでオーダー、支払いをすませます。2階は4組ほどが利用可能となっており、空いていない場合は1階のテーブル席を利用します。
この日は2階が空いているとのことで、2階へ。階段が急なのでご注意を。約30畳の広々とした大広間の窓の外には、新緑まぶしい景色が広がります。
人気のタルトは定番と季節のタルトなど3~4種類
人気のタルトは、定番のクルミのタルト、バナナのタルトのほか、季節のタルト(この日は桜、オレンジ)があります。定番のタルトはドリンクとセットで990円(税込、2種盛りも可)、季節のタルトは1100円(税込)。いずれも自家製なのだとか。
「ふるカフェ系 ハルさんの休日」では、ハルさんこと真田ハル(渡部豪太)がバナナタルトをおいしそうに食べていました。それにしようかとも思いましたが…、季節のタルト、オレンジをチョイス。
館内の撮影は他のお客さまのご迷惑にならないように、とのことで、控えめに。ほどなくすると、タルトとコーヒーが運ばれてきました。
オレンジのタルトはフレッシュオレンジがとっても甘く、ほどよい甘さのタルト生地とクリームとの相性が抜群でした。
お風呂場も見学OK
ハルさんが浸かって(入って)いた湯船のあるお風呂場も見学OK。ステンドグラスや富士山の模様が美しい、タイル張りとなっています。旅館の時に訪れてみたかったですね。
築約100年の建物を利用した「カフェ金澤園」。オムレツやスパゲッティ、休日はモーニングもありますので、建物の美しさとともに楽しんでは。
カフェ金澤園(カフェカナザワエン) 概要
住所:横浜市金沢区柴町46
営業時間:平日10:30~15:00(L.O.14:30)、土日祝8:30~16:00(L.O.15:30)
定休日:火曜、水曜
交通・アクセス:金沢シーサイドライン 海の公園柴口駅から徒歩約6分
駐車場:建物前に4台ほど駐車可
TEL:045-701-8664
URL:https://www.instagram.com/kanazawaen1916/
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