あけましておめでとうございます。2021年も横浜ウォッチャー&オールアバウト横浜をよろしくお願いいたします。
「おせちもいいけどカレーもね」というキャッチコピーがすりこまれているアラフィフということで、毎年お正月にはレトルトカレーをいただきます。
年末年始は「ステイホーム」を決め込んでいたので、少しでもお出掛け気分を味わおうと、ホテルニューグランドのレトルトカレーをチョイス。
▲ チキンカレー、ビーフカレー(各864円税込)
初代総料理長サリー・ワイルから継承されるニューグランド伝統のレシピをレトルトで再現したもので、2009年に横浜開港150周年を記念して販売をスタート。
ニューグランドカレーは本館1階「ザ・カフェ」と横浜タカシマヤ7階「ル・グラン」で提供されているメニューですが「自宅でもカレーを楽しみたい」とのお客さまからの要望に応え、約2年もの開発期間を経てようやく完成しました。
「チキンカレー」「ビーフカレー」の2種類。添加物は使わず、チキンブイヨンと野菜の旨味をベースに、リンゴ・チャツネ・ココナッツなどを加えたホテル伝統の味です。
2020年9月にパッケージがリニューアル。デザインされているのは、レストランで使う寸胴鍋(ずんどうなべ)。じっくりと旨味を引き出すように煮込まれたカレーの香ばしい香りが漂ってきそうです。
鍋で温めること約5分、封を切るとスパイスの香りが広がります。どちらもお肉がゴロゴロ!
▲ビーフはスパイシーなのが特徴
▲チキンは野菜の甘み感じる味わい
ホテルニューグランドのカレーの歴史について
ホテルニューグランドでは、スパゲッティナポリタンやシーフードドリア、プリンア・ラ・モードなど数々の名物メニューが生まれていますが、カレーライスもそのひとつ。開業直後から、スイス人の初代総料理長・サリーワイル氏が、当時はまだ日本で知られていなかったカレーをメニューに採り入れていました。
カレー粉でおなじみC&B(クロスアンドブラックウェル)社が、サリーワイル氏に日本へのカレー伝道者として白羽の矢を立てたとのことで、同社のカレー粉を使ったカレーを日本で作って欲しいと依頼したそう。その後、彼の弟子たちが一流シェフとして日本中で活躍したことで、カレーが国民食となるまでに広まった、とも言われています。
さらに「ホテルニューグランドのカレー」が世に広まるきっかけとなったのが、1960年代前半に総理を務めた池田勇人氏。「カレーでも食べながら…」と、今で言うところの「カレーランチミーティング」をよく開いたことから、週刊誌が「ピンからキリまで」のカレー特集を掲載。「ピンの部」に選ばれたのが、ニューグランドのカレーだったことから、「ピン・カレーを食べる会」ができ、会員が200人にものぼるなどますます人気が高まったそうです。
そんな歴史に思いを馳せながら、おウチでもニューグランドカレーを味わってみてください。ホテルニューグランド本館1階「ザ・カフェ」で購入できるほか、オンラインショッピングでもお取り寄せできます。
▼オンラインショップ
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