横浜名物・シウマイでおなじみの崎陽軒が福井県と協定を組み、福井県産食材の魅力が詰まったお弁当「福笑御膳(ふくしょうごぜん)」を完全予約制で販売中。2023年3月末までの期間限定商品ということで、購入し食べてみました。これまでにないほど贅沢な内容で大満足です。
「福笑御膳(ふくしょうごぜん)」について
崎陽軒がなぜ福井県の食材を使ったお弁当を作ることになったのかといえば、2024年春、北陸新幹線が福井・敦賀まで延伸することがきっかけです。福井県が美食の宝庫ともいわれる福井県の魅力を首都圏の方に「食」で伝えたいと考え、首都圏で知名度が高く、真のローカルブランドを目指すことや食を通して心を満たすことなどを経営理念に掲げている崎陽軒と相互協力協定を締結し、お弁当の開発がスタートしました。
お弁当づくりに協力したのは、崎陽軒ファンの小山薫堂さん(放送作家・脚本家)が出演するBSフジ『小山薫堂 東京会議』のメンバー。番組内で福井県の食材をリサーチしたり、お弁当の名前を決定したり、「福井ひょうちゃん」のデザインを提供したりしました。
発表会でも試食させてもらったのですが、「もう一度、食べたい!」と思ったほどおいしかったので、予約して購入。
合わせて、崎陽軒の通信販売およびロードサイド17店舗では福井県の名産品を販売する「福井フェア」のコーナーが設けられているのですが、『東京会議』で薫堂さんが「おいしい、おいしい」と言っていた福井の大吟醸酒「黒龍(こくりゅう) 吟のとびら(150ml)」も入手し、一緒に楽しみました。
福笑御膳の中身は?
福笑御膳には、「ふくいサーモン」「福井県産甘えび」「紅映梅(べにさしうめ)」、へしこを作る際に使う「へしこ糠(ぬか)」などの福井県産食材に加えて、「小鯛のささ漬け」「にしんの昆布巻き」などの名産品、計10種類が詰め合わせてあります。
▲小鯛のささ漬けとおぼろ昆布の寿司……新鮮な連子鯛に塩を振り、酢で〆た「小鯛のささ漬け」を、旨みの強い芯だけ削った「おぼろ昆布」を混ぜ合わせた酢飯の上にトッピング。酢がキツくなくて旨味たっぷり
▲福井梅干し……崎陽軒自慢の白飯にのっているのは、福井県産「紅映梅(べにさしうめ)」の梅干し。福井県の梅の栽培は江戸時代から始まったとされ、果肉のやわらかさが特徴的
▲ふくいサーモンの西京焼き……ふくいサーモンの上質な脂のうまさにビックリ。西京味噌の上品な甘さがマッチしています
▲福井県産甘えびの唐揚げ……「越前がに」とともに人気を誇る、福井県産甘えび。殻までまるごと香ばしく揚げてあるのでサックサク
▲へしこ糠とちりめんのポテトサラダ……鯖などの青魚を塩漬け、さらに糠漬けにし熟成させた福井県の伝統料理「へしこ」。鯖へしこの「糠」を焙煎し、ちりめんじゃことともにポテトサラダに合わせてあります
▲にしんの昆布巻き、三年子花らっきょう
にしんの昆布巻きは、福井県の隠れた郷土料理として親しまれています。やわらかい昆布とほろりと崩れるにしんの相性抜群。
三年子花らっきょうは、小粒で歯切れがよく、まろやかな風味。小粒ですが、植え付けから収穫まで3年かけて栽培されているそうです。
▲油揚げの含め煮……福井市の油揚げ・がんもどきの購入金額は60年連続全国1位(2022年、総務省家計調査による)。ふんわりジューシーな油揚げを煮含めてあります。福笑御膳のために、油揚げの老舗・谷口屋がミニミニサイズでつくっています
▲羽二重あんころ餅……餅粉を蒸し、砂糖や水飴を加えて練り上げた白くなめらかな福井名物「羽二重餅」。あんこで包んだあんころ餅スタイルに。
加えて、崎陽軒の「シウマイ弁当」の定番のおかず(昔ながらのシウマイ、筍煮、玉子焼き)も入っています。
オリジナルデザイン「福井ひょうちゃん」3種類コンプリート!
「福井ひょうちゃん」には、『小山薫堂 東京会議』の出演者3名が描いたイラストがデザインされています。
小山薫堂さん……福井の「福」
小宮山雄飛さん(ミュージシャン、ホフディランVo&Key)……福井の名産品「鯖江の眼鏡」
米澤文雄さん(料理人)……福井県で恐竜の化石が多く発掘されていることにちなみ「恐竜」
試食会では薫堂さんの「福」が入っていたのですが、今回購入した2個には「眼鏡」「恐竜」が入っていたので、3種類コンプリートすることができました! うれしい!
福井の食の魅力がギュッと詰まったお弁当「福笑御膳」は3日前までの完全予約制となっています。いよいよ2023年3月31日までですので、ぜひ食べながら福井県へ思いを馳せてみてください。
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