横浜ウォッチャー

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閉店した桜木町駅の立ち食いそば・うどん「川村屋」が奇跡の復活!再開初日にそば食べた

桜木町駅・立ち食いそば・うどん「川村屋」が復活

JR桜木町駅 南改札脇にある立ち食いそば・うどん「川村屋」さん。2023年3月末で閉店し、創業から123年の歴史に幕を下ろしたかに思われました。が…、6代目店主の娘、加々本愛子さんが7代目として後を継ぎ、9月1日、奇跡の復活を遂げました。営業再開初日、食べに行ってみました。

 

 

 



明治創業の「川村屋」について

JR桜木町駅前

JR桜木町駅前

日本初の鉄道が開業したのは1872(明治5)年。現在の桜木町駅が「初代・横浜駅」でした。その28年後の1900(明治33)年、川村屋は当時の総理大臣・伊藤博文を通じて営業許可を得て、初代・横浜駅の食堂として創業します。1969年からそばを提供するようになったそうです。

JR桜木町駅 西口(野毛方面)にある川村屋のテラス席

JR桜木町駅 西口(野毛方面)にある川村屋のテラス席

2014年のCIAL桜木町の開業に合わせて、現在の「停車場ビュッフェ」に移転します。川村屋さんは桜木町駅の歴史とともに歩んできた、貴重なお店なのです。ちなみに店名の由来は、資料が焼失したためわからないようです。

天然だしを使った手作りの「お汁」の味はそのまま

復活初日の10:00ごろは並びはありませんでした

復活初日の10:00ごろは並びはありませんでした

私が訪れたのは9月1日の午前10:00前。入口は桜木町駅改札側に限定されていました。改札に「お汁」のよい香りが漂ってきます。

開店直後は行列ができていたようですが、朝のピーク時間を過ぎ、カウンター席にも余裕がありました。店内のレイアウトは半年前と同じ。券売機で食券を購入するスタイルもそのままです。

お品書き

メニューのラインナップは変わっていませんが、名物の「とり肉そば・うどん」が390円から430円になるなど、閉店前に比べ価格が少し上がっていました。この日は「きす天そば・うどん」(500円)をチョイス。「価格が上がった」とはいえ、天ぷら系のメニューもワンコイン以内で食べられるのは、ありがたいことです。

きす天そば・うどん(税込500円)

きす天そば・うどん(税込500円)

厨房を仕切る店主の加々本さんに食券を渡し、「そばでお願いします」と伝えると、すぐに麺を茹で、手際よく盛り付けてくれました。

テーブルに置かれていたPOP

川村屋の自慢は天然だしをぜいたく使った手作りの「お汁」。鰹節の風味が香るスッキリとした味わいは、以前と変わっていませんでした。それもそのはず、タウンニュースさんの記事(⇒こちら)によれば、営業再開に合わせ、だし取り名人のスタッフが復職されたとのこと。桜木町駅…、いえ「ハマ」の伝統の味を今後も守り続けてほしいと思います。

川村屋 概要

住所:横浜市中区桜木町1
営業時間:7:30~20:00 日・祝 8:30~20:00
定休日:なし
アクセス:JR桜木町駅 南口改札横

www.cial.co.jp

 

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