新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)が2024年に迎える30周年に向けて、2022年7月1日から「あの銘店をもう一度」プロジェクトをスタート。過去に出店したことのある約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式でラー博に出店する、ラー博史上最大のプロジェクトです。
銘店シリーズ第17弾として6月6日~6月26日までイタリア・ミラノ「カーザ ルカ -CASA LUCA-」が出店。前回の出店時より進化した「ミラノとんこつ」に驚きました。
- イタリアを代表するラーメン店が復活!
- 前回出店時より進化した「ミラノとんこつ」
- いわゆる「全部入り」キングとんこつ
- もう1つの看板メニュー「ペペロンチーノ和え麺」も食べてみた
- 新横浜ラーメン博物館 概要
イタリアを代表するラーメン店が復活!
店主ルカ・カタルファモさん(Luca Catalfamo)は、1977年イタリア・ミラノ生まれ。
世界各国で料理の修行をしていたころ、ニューヨーク「一風堂」でラーメンと出会い衝撃を受けました。その後、ロンドンのうどん店でダシの勉強をし、2013年9月、ミラノ「CASA RAMEN」をオープン。一切の宣伝もなく口コミだけで人気店となります。
ラー博の誘致を受け、2015年5月29日から2017年1月9日までラー博に出店しました。
ラー博出店後は、メディアや講師として引っ張りだこで、イタリアを代表するラーメン店主として広く知られるようになりました。現在は、本店を含めミラノ内で3店舗を運営。
※ミラノ本店は「CASA RAMEN」の屋号ですが、日本では「CASA LUCA」の屋号で運営
前回出店時より進化した「ミラノとんこつ」
ルカさんが作るとんこつラーメンは、日本のとんこつラーメンをベースにイタリア料理の技法が反映されている、言わば「ミラノとんこつラーメン」です。
ルカさんは出店にあたり、「(前回の)ラー博出店時はまだまだラーメンの技術や知識が足りませんでした。あれから8年が経ち、私も色々な経験を積みました。ミラノとんこつもアップグレードしたものをお出しします」とコメントしています。
いわゆる「全部入り」キングとんこつ
いわゆる「全部入り」の「キングとんこつ(1250円)」をチョイス。スープは豚骨を100%使用し20時間かけて作り上げたもの。タレは2種類の醤油に和だしを加え、香味野菜をオリーブオイルでグリルしたものを漬け込みます。臭みがなくクリーミーな味わいです。スープを飲むと「とても上品な博多ラーメン」だなと感じました。
麺には、パスタ用デュラムセモリナ粉とイタリアパンに使用される小麦粉をブレンド。ほどよいモチモチ感と歯切れの良さが特徴の中細ストレート麺です。
チャーシューは豚バラ肉にイタリア産岩塩を擦り込み、グリルしたものを真空低温調理で柔らかくしっとりと仕上げています。パンチェッタの製法で、豚の旨味が引き出されています。
もう1つの看板メニュー「ペペロンチーノ和え麺」も食べてみた
同店のもう1つの看板メニューはミラノ本店でも人気の「ペペロンチーノ和え麺(大盛り、1180円)」。いわゆるパスタのペペロンチーノとは違い、唐辛子(ペペロンチーノ)がふんだんに使われたスープのない和え麺です。
和え麺専用の中太麺をオリーブオイル、和風だし、唐辛子、醤油ダレと和え、カリッと焼き揚げた鶏肉、生ホウレン草、もやし、ネギ、、ピーナツ、糸唐辛子をトッピング。かき混ぜて食べると、具材と麺とのハーモニーが楽しめます。後味はパスタのペペロンチーノを食べているようでした。
食券機で辛さが選べるので、お忘れなく。私は選ぶ画面を飛ばしてしまい、「VERY」になっていました(苦笑)。一口目はめっちゃ辛く感じましたが、徐々に慣れて、めちゃうまでした。
カーザルカの出店は6月26日まで!
新横浜ラーメン博物館 概要
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人380円、小中高生・60歳以上100円 ※このほか、6ヶ月パス(500円)、年間パス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄 新横浜駅8番出口より徒歩1分
URL:https://www.raumen.co.jp/
▼2015年出店時の記事
▼2016年ラー博卒業ラーメンの記事
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