横浜ウォッチャー

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ラー博「一風堂1994」で創業時の「原点のラーメン」を提供!今の「白丸」と違うのか食べ比べてみた

一風堂1994「原点のラーメン(950円)」

一風堂1994「原点のラーメン」(950円)

新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)が2024年に迎える30周年に向けて、2022年7月1日から「あの銘店をもう一度」プロジェクトをスタート。過去に出店したことのある約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式でラー博に出店する、ラー博史上最大のプロジェクトです。

94年組 第6弾として2024年2月9日~5月12日(予定)まで「一風堂1994」が出店。"白丸"と"赤丸"が誕生する前の「原点の味」が復活しました。今、「一風堂」で提供されているラーメンとはどう違うのか、食べ比べてみました。

 

 

 

「一風堂」について

「一風堂1994」店内には「TVチャンピオン ラーメン職人選手権」の幕が掲示

「一風堂1994」店内には優勝(のちに3連覇)した「TVチャンピオン ラーメン職人選手権」の幕が掲示

「一風堂」は創業者 河原成美(かわはらしげみ)さんが1985年に福岡・博多で開業したラーメン店。現在は15ヵ国279店舗(2023年9月現在)を構えるまでに成長を遂げました。世界の「一風堂」といって過言はないでしょう。

しかし、ラー博に出店した1994年の時点では博多の大名にある本店1店舗しかありませんでした。ラー博に出店した経緯などの詳細は「All About ニュース」の記事をご参照ください。

news.allabout.co.jp

現在の「一風堂」のラーメン

一風堂「白丸元味」(850円)

一風堂「白丸元味」(850円)

「一風堂」は横浜市内に6店舗あります。そのうちの一つ、横浜ポルタ店へ行ってみました。休日の昼時だったので店舗前には行列ができていました。20分ほど待って店内へ。

注文はテーブルの上にあるタブレット端末を使います。「一風堂」の定番「白丸元味」(税込850円)をオーダーしました。この「白丸元味」、2023年10月の価格改定に合わせて味も変更されたようです。

スープを一口飲むと、とてもクリーミーでまろやか。とんこつラーメンとは思えない口当たりの良さです。麺の太さは従来の番手26番から少し太めの仕上がりとなる22番に変更されているそう。

テーブルの味変アイテムと一緒に置いてある、辛もやし

テーブルの味変アイテムと一緒に置いてある、辛もやし

トッピングは、豚肩ロースの表面を焼き、じっくり煮込んだ、チャーシュー、醤油で味付けした木耳、青ネギ。

前回「白丸元味」を食べたのが10年以上も前なので、その時との比較はできませんが、久しぶりに食べた「白丸元味」はおいしかったです。

「一風堂1994」の原点ラーメンもクリーミーだった!

トレーディングカード(50円)

トレーディングカード(50円)

"94年組"のコンセプトは1994年当時の味を再現するというもので、出店時は「一風堂」の代名詞となっている"白丸"と"赤丸"はまだありませんでした。今回の出店では、全期間(一部日程を除く)を通して、創業者・河原成美さんが厨房に立ち、"白丸"と"赤丸"が誕生する前の原点の味を復活させました。

一風堂1994「原点のラーメン」(950円)

一風堂1994「原点のラーメン」(950円)

一番の特徴は、100%豚頭のみを使用した豚骨スープ。前日から下処理の工程を経て12時間かけて丹念に炊き上げ、臭みがなく、すっきりと飲みやすく、深い味わいとなるように仕込んでいます。かえしは、九州産の濃口醬油と薄口醬油を6種類厳選してブレンドしたものが使用されているそう。

クリーミーさは横浜ポルタ店で食べた「白丸元味」と遜色ない印象でした。かえしのせいなのか、こちらのほうが塩味を強く感じました(あくまで個人の感想)。30年以上前に老若男女、多くの人が食べやすい、とんこつ臭を抑えた、この味に到達していたことはすごいことだと思います。

福岡県産の小麦「ミナミノカオリ」を100%使用した細麺

福岡県産の小麦「ミナミノカオリ」を100%使用した細麺

麺に使用する小麦粉は、福岡県産の小麦「ミナミノカオリ」を100%使用。番手26番なので、横浜ポルタ店の「白丸元味」に比べ、歯切れが良く軽い食感です。トッピングは「白丸元味」と同様、チャーシュー、木耳、青ネギ。卓上には、紅ショウガとごま、胡椒。辛もやしは卓上にありませんでしたが、生にんにくは希望すれば出してもらえます。

替え玉(150円)

替え玉(150円)

今後の”一風堂クロニクル”にも期待

出店期間中は、「原点のラーメン」とは別に、一風堂のこれまでの歴史の中でエポックメイキング (新時代を開くような存在) となったラーメンを歴史と共に振り返る”一風堂クロニクル”というテーマで、期間限定メニューを提供します。

2月22日から3月7日までは「江戸式醤油ラーメン」を販売。河原さんが「豚骨ラーメンが主流の福岡でも関東で食べられるようなおいしい醤油ラーメンを届けたい」との思いで、創業当時の大名本店で販売していたものだそう。

鶏の清湯(透き通ったスープ)に長崎産のカタクチイワシを合わせ、地元・福岡の「上久醤油」の再仕込み醤油を使用しています。麺は、スープとの相性抜群な低水分の中太ちぢれ麺(番手26番)。トッピングは、チャーシュー、玉ねぎ、メンマ、海苔など醤油ラーメンらしい具材となっています。

河原さんが手がける醬油ラーメンを食べられる貴重な機会となりそうです。こちらも楽しみにまた伺いたいと思います。

ごちそうさまでした

新横浜ラーメン博物館 概要

住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人450円、小中高生・65歳以上100円 ※このほか、6ヶ月パス(500円)、年間パス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄 新横浜駅9番出口より徒歩3分
URL:https://www.raumen.co.jp/

 

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