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ラー博「すみれ1994」30年前の味噌ラーメンは超濃厚だった!すみれ 横浜店の「味噌」と食べ比べ

ラー博「あの銘店をもう一度」94年組第5弾「すみれ1994」

新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)が2024年に迎える30周年に向けて、2022年7月1日から「あの銘店をもう一度」プロジェクトをスタート。過去に出店したことのある約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式でラー博に出店する、ラー博史上最大のプロジェクトです。

94年組 第5弾として2024年1月9日~2月5日まで「すみれ1994」が出店。今よりも濃厚だった30年前の味噌ラーメンが復活しました。今「すみれ」で提供されている味噌ラーメンとはどう違うのか、食べ比べてみました。

 

 

 

「純連(すみれ)」について

「すみれ1994」トレーディングカード(50円)

「すみれ1994」トレーディングカード(50円)

「純連(すみれ)」は創業者 村中明子(あけこ)さんが1964年に札幌で開業したラーメン店。明子さんの三男・村中伸宜(のぶよし)さんが1994年に開業するラー博への出店を決めました。なぜ、ひらがなの「すみれ」として出店したのか……など、出店の経緯についての詳細は「All About ニュース」の記事をご参照ください。

news.allabout.co.jp

 

ラー博開館時から出店していた「すみれ」は2004年でラー博を卒業しますが、2012年に再出店。2018年の2回目の卒業後、2019年に横浜・野毛エリアに「すみれ 横浜店」をオープンします。オープン時のお店については下記ブログで。

travelyokohama.hatenablog.jp

現在の「すみれ 横浜店」の味噌ラーメン

「すみれ横浜店」の行列

「すみれ横浜店」の行列

5年ぶりに横浜店で味噌ラーメンを食べました。開店10分前に訪れると、すでに大行列が! 11:30の開店から20分後にようやく入店することができました。食券機で「味噌(税込1100円)」「ライス(税込200円)」を購入。

すみれ「味噌(税込1100円)」

すみれ「味噌(税込1100円)」「ライス(税込200円)」

久しぶりに食べたすみれの味噌ラーメンは、ラードが表面を覆い、アツアツで言うまでもなく安定のおいしさでした。トッピングは2種のチャーシュー、挽肉、玉ねぎ、もやし、ネギ、メンマ。ふりかけられている生ショウガがスープの甘味・旨味を引き立ててくれます。

西山製麺のすみれ33丸麺

西山製麺のすみれ33丸麺

チャーシュー

チャーシュー

コロコロチャーシュー

コロコロチャーシュー

ちなみに、楽しみにしていたすみれのチャーハンですが、鳥インフルエンザの影響で販売休止となっていて、食べることができませんでした。

すみれの味変アイテム。「ゆずこしょう」がおすすめ

すみれの味変アイテム。「ゆずこしょう」がおすすめ

ラー博「すみれ1994」の30年前の味噌ラーメンは超濃厚だった!

すみれ1994「30年前の味噌ラーメン(レギュラー1200円)」

すみれ1994「30年前の味噌ラーメン(レギュラー1200円)」

一方、ラー博のほうですが、あの銘店をもう一度"94年組"のコンセプトは「1994年当時の味」ということで、「すみれ1994」では今よりも濃厚だった当時の味噌ラーメンを再現しているとのこと。スープは、中華鍋に生の味噌から火入れし、挽肉やにんにく、玉ねぎ、もやしを高温で炒め、とんこつ、魚介、野菜類で取ったスープを合わせているそうです。

チャーシュー

チャーシュー

"濃厚"とうたうだけあって、横浜店で食べた味噌ラーメンと比べるとパンチがあり、味噌の風味・甘味を強く感じます。「最初に食べたすみれの味噌ラーメンは、こんな味だったかも…」と記憶がよみがえってきました。

作り方は今もほぼ同じなのだろうとは思いますが、味はまったく別モノ。ベースとなっている味噌自体が違うのでは? と感じられるほどです。

麺も30年前の仕様なのかはわからず

麺も30年前の仕様なのかはわからず

コシのある熟成太縮れ麺は、濃厚なスープにも負けない味と弾力があり、特有のモチモチ感が特徴です。麺も横浜店で食べたものとは食感が違う気がしました。トッピングは横浜店と同様でした。

「すみれ」ファンはもちろん、味噌ラーメンが好きな方は、この機会に30年前の超濃厚味噌ラーメンを食べてみてください。

「すみれ1994」出店期間中に味が微妙に変化する?

「すみれ1994」のポスター

「すみれ1994」のポスター

今回のラー博出店に伴い、伸宜さんは期間中、新横浜に滞在するそう。伸宜さんによると「30年前の味噌ラーメンは高度な技術を要するため、熟練の職人しか作ることができないそうで、「今回、私が期間中厨房に立ち、私が認めた弟子たちと一緒に30年前の味噌ラーメンを再現します」とコメントされています。「すみれ」を卒業して独立したお弟子さんたち、その名も「すみれオールスターズ」が伸宜さんの脇を固めます。

すみれオールスターズは2~3日交代で厨房に立つということなので、お弟子さんによって味に違いが表れるのか興味深いところです。「すみれオールスターズ」の出店予定はラー博さんのnoteに詳しく掲載されていますので要チェック。

note.com

ちなみに、私が「すみれ1994」を訪れた時に厨房に立っていたのは、東京「大島」店主の大島剛史さん。「すみれ」在籍は2000年~2012年で、すみれ本店、ラー博店をはじめ、当時あった全国のすみれで腕を振るっていたそうです。

「すみれ1994」の出店は2月5日まで。

新横浜ラーメン博物館 概要

住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人450円、小中高生・65歳以上100円 ※このほか、6ヶ月パス(500円)、年間パス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄 新横浜駅9番出口より徒歩3分
URL:https://www.raumen.co.jp/

 

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