新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)が2024年に迎える30周年に向けて、2022年7月1日から「あの銘店をもう一度」プロジェクトをスタート。過去に出店したことのある約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式でラー博に出店する、ラー博史上最大のプロジェクトです。
銘店シリーズ第20弾として8月8日~8月28日までアメリカ・NY「YUJI RAMEN」が出店。マグロのアラを使った唯一無二の「ツナコツラーメン」を味わってきました。
アメリカ・NY「YUJI RAMEN」について
「YUJI RAMEN」は、アメリカ・ニューヨークのブルックリンにあるラーメン店。マグロのアラを使った「ツナコツラーメン」が看板メニューです。
「YUJI RAMEN」の創業者である原口雄次さんは、2012年の開業前、アメリカで魚の卸を中心とした食品商社に勤めていました。「本当の意味での魚料理の魅力を現地の人に伝えたい」との思いから、単純に魚を卸すだけではなく、鮮度のいいアラの有効活用を提案するなど、魚を余すところなく活用する、魚の素晴らしさを伝え続けました。
全米でトップの成績を収めるようになったころ、アメリカで自分のレストランを持ちたいという夢をかなえるために独立。2012年、ニューヨークのブルックリンに「YUJI RAMEN」を開業しました。現在、原口さんはニューヨークにある4つの店舗で、魚を通じた5つの業態を展開しています。
ラー博へは逆輸入ラーメン第4弾として、2017年3月16日~2018年9月24日に出店しました。今回は、約5年ぶりにラー博にカムバック。
マグロのアラを使った濃厚なスープが美味
看板メニューの「ツナコツラーメン」は、通常、廃棄されるアラの部分を有効活用し、高いクオリティに仕上げた一杯です。ツナコツラーメンにレンコンチップスと半煮玉子入りの「YUJI RAMEN ツナコツ(980円)」をチョイス。食券を購入し、店内へ入ると、魚のよい香りが漂っていました。
スープは、マグロのアラをオーブンでローストし、強火で炊き上げ白濁させた「ツナコツ」を使用。豚骨や鶏ガラなどの動物系素材は一切使用していないにも関わらず、ゼラチン質をたっぷり含む力強いスープに仕上がっています。
レンコンチップスと柚子胡椒がよいアクセントに。
麺は、極細ストレート麺。麺に加える水分(加水)が少ない麺なので、力強いスープとマッチします。
具材のマグロのコンフィは、低温の油でじっくりと火を通したもの。しっとりホロホロ食感で旨みがたっぷり詰まっています。
魚の旨味たっぷりのスープはすべて飲み干しました。ごちそうさまでした。
YUJI RAMENの出店は8月28日まで。次回の第21弾(8月29日~9月18日)は福岡・博多「ふくちゃんラーメン」、第22弾(9月19日~10月2日)は福岡「魁龍 博多本店」と、とんこつラーメンが続きます。
新横浜ラーメン博物館 概要
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人380円、小中高生・60歳以上100円 ※このほか、6ヶ月パス(500円)、年間パス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄 新横浜駅8番出口より徒歩1分
URL:https://www.raumen.co.jp/
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