横浜DeNAベイスターズが2020年6月19日(金)のプロ野球開幕を前に、6月16日(火)に球団初となるオンラインファンミーティングを開催。
新型コロナウイルス感染症の影響で、無観客での開幕を迎えるにあたり、ファンの想いを選手へ届けるための特別企画として 「SHOW THE BLUE FROM HOME ~おうちからエールを、“青く”染まるその時まで。~”」と題し、公式戦開幕戦を含む3カード(最大 9 試合)を対象に販売した「2020 開幕応援チケット」を購入したファンがオンライン上に集いました。
オンラインイベントに登場したのは、アレックス・ラミレス監督、 石田健大選手、山﨑康晃選手、今永昇太選手、佐野恵太選手、宮﨑敏郎選手。MC TEDDYさんが司会をつとめ、約40分間のトークが繰り広げられました。
はじめに登場するはずだったラミレス監督は、回線の不調で「声はすれども姿は見えず」状態に。というわけで、先に石田選手が登場。
ステイホーム中の過ごし方について聞かれた石田選手は、家でできるトレーニングのほかに「趣味がないので……、まったくできない英語を少し勉強しました」と、明かしました。
今シーズンは先発なのか、中継ぎなのか、というファンからの質問に対して、「中継ぎからのスタートになります。昨シーズンの経験を活かして、よいピッチングをしたいです」と回答。
選手会長として、「チームがひとつになって、開幕を迎える準備ができています」と、意気込みを語りました。
続いて、ラミレス監督が登場。開幕前のチームの状態について「春先のオープン戦は非常に状態が良かったけれど、長引いた自粛期間の後、練習試合が12試合行われました。最初の6試合は結果が出ませんでしたが、最後の数試合は投打がかみ合い、非常に良い状態となっています。いつも言っていますが、どうシーズンをスタートするか、ではなく、どうシーズンを終えるかが重要だと考えています」と、説明しました。
ファンからの質問「外国籍選手の起用」について、「新しいルールとなり、これまで外国籍選手は4人しか登録できませんでしたが、今シーズンは5人登録できるようになります。が、ウチには外国籍選手が6人います。野手の3名(ロペス選手、ソト選手、オースティン選手)は固定するので、残りの3投手(エスコバー選手、パットン選手、ピープルズ選手)をローテーションで起用することになります」と回答しました。
「もう開幕スタメンは決まってるんでしょうか?」とMC TEDDYさんがラミレス監督に振ると、「もちろんです!」と開幕スタメンのオーダーを発表。
1番センター・梶谷
2番セカンド・ソト
3番ライト・オースティン
4番レフト・佐野
5番ファースト・ロペス
6番サード・宮﨑
7番キャッチャー・伊藤光
8番ピッチャー・今永
9番ショート・大和
これには石田選手も「まさか全部発表するとは思わなかった……」と、ビックリ顔に。オンライン上に集ったファンに向けて、うれしいサプライズとなりました。
ラミレス監督と石田選手の後には、佐野選手と宮﨑選手が登場。
開幕スタメンに選出された両選手、「うれしくて(部屋で)叫びました」(佐野選手)「うれしかったです」(宮﨑選手)と、率直な思いを吐露しました。
2020年シーズンからキャプテンに指名された佐野選手。理想とするキャプテン像について、「プロに入ってからは筒香さんがキャプテンで、その姿を見てきました。筒香さんのように圧倒的な実績がまだ僕にはないですので、これから実績をつけて、プレーする背中でも引っ張っていけるようになりたいです」と、引き締まった表情に。
今シーズンの強力な打線について「すごいバッターが並ぶので……、ランナーを返してもらいたいです」と、期待を込めた宮﨑選手。自らの目標については「もう一度、打率3割を目標にします」と、具体的な数字を挙げました。
互いの印象について、佐野選手は「オープン戦、練習試合と、全試合に出場させてもらいましたが、(宮﨑選手のように)毎日、試合に出続けて、ヒットを打ち続けるというのは、本当にたいへんなことなんだなと実感しました」と回答。
宮﨑選手は「(キャプテンとして)しっかりしています。頼りになりますね。明るい性格なので、そのままチームを引っ張っていって欲しいです」と、キャプテン・佐野を高く評価していることを明かしました。
ファンからの「ホームランを打った時に、何かパフォーマンスをして欲しい」という要望に対して、「考えたことがなかったので、逆に募集したい」(佐野選手)「恥ずかしいのでやめときます」(宮﨑選手)とそれぞれ回答。
「1年間試合に出続けたことがないのですが……、ホームラン20本打ちたいです」と目標を挙げた、佐野選手。どんなパフォーマンスを見せてくれるか、期待したいですね!
オンラインファンミーティングのトークを締めくくったのは、2020年シーズンも開幕投手に指名された今永選手と、9回のマウンドに立つ小さな大魔神・山﨑選手。
開幕戦勝利への期待を背負ってマウンドに立つ、今永選手。「昨シーズンは開幕戦で勝つ、ということを頭に入れて臨みました。チームで一番初めにまっさらなマウンドで投げるので、そこで勝てたというのは、僕にとって大きな意味がありました。
今シーズン、改めて開幕投手をつとめる意味というものを考え直して、チームを勢いづけられるような、今年の1年間を象徴するような試合ができれば」と、意気込みました。
現在のコンディションについて聞かれた山﨑選手は、「ケガなく、肘・肩ともに健康で開幕を迎えられたので、楽しみです。1年中、9回のマウンドを守れるよう、努力します。過密なスケジュールになると思うので、1試合1試合、ブルペン陣全員で、先発投手に勝利を届けられるように、一丸となってがんばってまいります」とコメント。
山﨑選手といえば、自粛期間中、球団のYouTubeにアップされた『突撃!ヤスアキマイク』が話題となりました。
「たくさんの反響をいただいて。今永選手をはじめ、最後は南場オーナーにも突撃成功しました。シーズンがスタートしてからは、マウンドの上から笑顔を届けられるようにしたいです」(山﨑選手)
突撃された今永選手は「ズケズケと入ってこられたので、うるさいなと思いましたけど(笑)。彼なりに、上手くMCをつとめたなぁと。普段、なかなか見せられない一面を見せることができたので、次は野球でカッコいいところを見せたいな、と思います」と、ニヤリ。
当面は無観客での試合となるプロ野球。ヤスアキジャンプでの後押しがもらえないことに対して、「新たな応援スタイルが生まれるといいな、と思います。観客のいない中でも僕なりに、皆さまの声援を胸にがんばっていきたいなと思います」と、締めくくりました。
最後は全員が画面上に登場し、キメポーズでスクリーンショットタイム。最後にそれぞれ次のようにファンへのメッセージを述べ、球団初のオンラインイベントは終了となりました。
佐野選手「たいへんな時間が続いたと思います。これから一緒にシーズンを戦っていきましょう。応援よろしくお願いいたします」
石田選手「開幕後、無観客試合が続きますけど、一日も早く、皆さまの前でプレーできることを楽しみに僕等もがんばります。変わらぬご声援をお願いします」
宮﨑選手「アツイ、アツイ試合をしますので、ぜひ応援よろしくお願いします」
今永選手「皆さんのガマンのおかげで、僕たちは試合ができるようになります。これから明るいニュースが届けられるようがんばります。応援よろしくお願いします」
山﨑選手「苦しいシーズンになると思いますけど、みんなでまとまって、がんばってまいります。応援よろしくお願いします」
ラミレス監督「みなさん、こんばんは。今年は毎日毎日ベストを尽くして、セリーグ優勝、日本一を目指します。いつも応援していただき、ありがとうございます。(プロ野球開幕まで)長い間、辛抱していただいて、本当に感謝しております」
約3ヵ月遅れでの開幕となったプロ野球。選手たちに届くよう、画面越しに精一杯の声援を送りましょう!
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