クリストフ・ルメール騎手がプロデュースするアパレルブランド「CL by C.ルメール」のポップアップストアが横浜高島屋に期間限定でオープン。オープン初日となる9月8日、事前に予約したファンと交流する撮影会・サイン会にルメール騎手が登場しました。
- アパレルブランド「CL by C.ルメール」について
- 2023年最後のポップアップストア
- 秋競馬は「毎週エキサイト、毎週集中」
- フランス、アメリカ、香港での出走を予定
- 意外な競馬と横浜とのつながりに興味津々
- ファンとの交流も大切に
アパレルブランド「CL by C.ルメール」について
「CL by C.ルメール」は、JRA(日本中央競馬会)のクリストフ・ルメール騎手が2022年に立ち上げたアパレルブランド。「競馬を着こなせ メイドインジャパン #ストリートジョッキー」をコンセプトに掲げ、騎乗時に着用するウェア”勝負服”など競馬にまつわるデザインや色彩をモチーフとし、誰でもストリートジョッキーになれるファッションアイテムを生産・販売しています。
「日本から受けた恩恵をお返ししたい」との思いから「100%日本製」にこだわっています。すべてのコレクションの素材を日本国内で調達、京都・大阪・和歌山・奈良の小さな工場で職人の手によって生産されています。
数量限定で生産することにより、高い品質を保ち、廃棄しないことをモットーとしています。
また競馬は「細部が勝負を分ける」ことから、同ブランドも細部のディテールにこだわり、ジョッキーブーツを模ったジッパー、ジョッキー帽を模ったボタン、オリジナル刺繍を取り入れています。
2023年最後のポップアップストア
「CL by C.ルメール」のポップアップストアは横浜初。2023年は、東京、大阪、札幌、名古屋を巡り、横浜が5ヵ所目で今年最後のポップアップストアとなります。
開店前のプレス内覧会でルメール騎手がお気に入りの新作を紹介してくれました。
「シルクレーシングさんとコラボレーションした、“アーモンドアイに捧げるコレクション”です。カットソー『GOAT』はシルクレーシングの勝負服をデザインに取り入れたカラーリングで、袖にG1・9勝を表す9つの星が刺繍されています。レディースカットソー『MAJESTY』のほうは、アイちゃん(=アーモンドアイ)のイラストが刺繍されています。ぜひこれを着て、ストリートジョッキーになってください」(ルメール騎手)
アーモンドアイは、シルクレーシング所属の競走馬。ルメール騎手とのコンビで国内外でG1・9勝を挙げた名牝です。2020年に引退し、現在は繁殖入りしています。
このほか、グラフィックデザイナー・尾花龍一さんとのコラボレーション商品も紹介。ロゴがデザインされていて、モダンな印象でお気に入りなのだとか。
同ブランドの代表を務める平岡千菜美さんは「ポップアップストアでは、商品を陳列するだけではありません。(ルメール騎手の)私物をはじめ、(重賞で獲得した)トロフィー、盾なども展示し、見たり撮影したりできる“体験型ポップアップストア”となっています」と、紹介。
ドバイシーマクラシックでイクイノックスに騎乗し優勝した盾、UAEダービーでデルマソトガケに騎乗し優勝したトロフィーが初お披露目されています。
秋競馬は「毎週エキサイト、毎週集中」
記者から、秋競馬に向けて注目の騎乗馬について質問されると「もちろん、イクイノックスは楽しみですね。あとはシュネルマイスターもG1を勝てる馬だと思います」と、2頭の名前を挙げました。「秋競馬は…、毎週、重賞やG1がありますので、エキサイトしていますし、集中しないといけません。競馬ファンの皆さんも楽しみでしょうね」と、にっこり。
この日は台風の影響で雨模様だったことから、記者から雨の日の騎乗で注意する点について聞かれると「え~と、そうですね。馬のバランスが変わりますね。馬場が滑るし、(馬も)不快になるし。特に雨に慣れてない馬は、ケガしないように注意します」と、説明しました。
フランス、アメリカ、香港での出走を予定
今後の海外レースへの出走予定について問われると、「9月末にはフランスへ行きます。スルーセブンシーズで凱旋門賞に。その後はたぶんアメリカへ。デルマソトガケでブリーダーズカップに。11月には香港にも行きます」と、今後の予定を明かしました。
意外な競馬と横浜とのつながりに興味津々
タウンニュースの記者から、横浜の印象、思い出は? と問われると「ヨコハマシティは初めて。逆に教えて欲しいです」と、答えたルメール騎手。
「横浜は、日本で初めて根岸に常設の洋式競馬場ができた街なんです。明治期から馬との関わり、ヨーロッパとの交流がありました」と記者が紹介すると、「えっ、競馬場があったのですか! 横浜に? その情報、いただきます(笑)」と笑顔に。
「実は、私たちは オンラインショップでも商品を販売しているのですが、横浜のお客さまがとても多く、『横浜でもポップアップストアを出したいね』と言っていたんです。今回、ようやく実現しました」と、意外な横浜との接点に興味を示したルメール騎手でした。
ファンとの交流も大切に
ファンとの交流も大切に考えているルメール騎手。この日は、事前に申し込みしたファンとの撮影会・サイン会が行われました。ファンが持参した色紙やグッズにサインを入れ、にこやかな表情で撮影に応じていました。
厚木から来場した佐藤さんは「アーモンドアイのファンなので応募しました。ルメール騎手は競馬場で見たまんまの印象で、気さくな方でした。肩を組んで撮影してもらって感激です」と、感想を述べてくれました。
「CL by C.ルメール」ポップアップストアは、横浜高島屋 6階 Bエスカレーター前特設会場にて、9月18日までの期間限定出店。
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