横浜・南区八幡町にある4代続くお米屋さん「伊藤米店」。テレビ東京『孤独のグルメ Season9』最終回で同店の「にんにくおむすび」が登場したことで知った方も多いのでは。土曜日に「にんにくおむすび」が発売されるとのことで、朝イチで立ち寄ってみました。
※2024年7月28日追記:残念ながら閉店されました。
- 4代続くお米屋さん「伊藤米店」について
- 「にんにくおむすび」が大人気!
- 「塩むすび」「にんにくおむすび」食べてみた!
- なぜお米屋さんが「おむすび」販売を始めたの?
- オリジナルブレンド米は「苗・俵・蔵」の3種類
- 「伊藤米店」概要
4代続くお米屋さん「伊藤米店」について
「伊藤米店」は1901年創業の明治時代から続くお米屋さん。横浜市営地下鉄ブルーライン阪東橋駅から徒歩15分ほどの場所にあります。「食は命。毎日食べる食事にこそ、こだわってほしい」と、新潟、会津、山形など「最高の産地」の農家さんから仕入れるお米と3種類のブレンド米「四代目・伊藤の米」を販売しています。
「おむすび」は、火、木、土曜の週3日のみ、9:00から数量限定で販売しています。
「にんにくおむすび」が大人気!
同店のインスタグラムを見ると、土曜日に「にんにくおむすび」販売します、とのことで、8:55分に到着しました。すでに1人が開店を待っている状況でした。私は2番目。開店時間が迫るにつれ、私の後ろに続々と並んでいき、10人ほどの行列となりました。ちょうど9:00にガラガラとお店のシャッターが開き、4代目店主さんと奥さんの姿が。
おむすびは「塩むすび(税込150円)」と「旬の野菜むすび(税込180円)」の2種類。お米の銘柄と旬の野菜むすびの野菜は日によって変わります。この日のお米は「会津こしひかり」、野菜は「にんにく」でした。2個ずつ購入。
『孤独のグルメ』に登場したこともあり「にんにくおむすび」は特に人気があるようで、この日は開店10分後に完売となりました。
同店のインスタグラムをさかのぼると、この時期の野菜は大根葉、長ネギ、さつまいもが使われているようです。にんにくは在庫限りでそろそろ終わりになりそう、とのこと。
「塩むすび」「にんにくおむすび」食べてみた!
購入したおむすびを公園で食べてみました。ラップを開くと、お米がつやつや。1つ1つの粒がしっかりとしていて「お米が立っている」というのはこういうことか、と実感。
「塩むすび」は塩味がほどよく、お米そのものの甘味・旨みを味わうことができます。にんにくおむすびは、にんにく独特の香りが病みつきになる味でした。どちらもお米そのもののおいしさがしっかりと感じられました。
なぜお米屋さんが「おむすび」販売を始めたの?
伊藤米店さんが「おむすび」を販売し始めたのは、最高の産地のおいしいお米の味を知って欲しいとの思いから。おむすびを食べた方が「おいしかった!」と再び来店し、お米を買ってもらえることが何よりもうれしい、と奥さんはいいます。
この日の店頭では、「四代目・伊藤の米」苗・俵・蔵の3種類のオリジナルブレンド米と、福島・会津健土隊の会津こしひかり、名人桑原さんが作る、新潟・津南魚沼産こしひかりの5種類を販売していました。
オリジナルブレンド米は「苗・俵・蔵」の3種類
3種類のオリジナルブレンド米は、リーズナブルな「苗」、最上級の「蔵」、そして中間の「俵」が用意されています。「苗」は濃い味のおかずに合うように、「蔵」はお米そのものの味を感じられるように、「俵」はバランスのよい味わいになるように、いくつかの銘柄をブレンドしているとのこと。「コーヒーのブレンドのようなイメージです。味の好み、価格に応じて選んでもらえます。どういう配合にしておいしく仕上げるかは、米屋の腕の見せ所です」と、店主さん。
お米のほかに、横浜・西谷の苅部さんの露地野菜や相模原の昔の味たまご、「おやつ屋ちろる」の焼菓子などを販売しています。お茶碗2杯分の「2合」から、買いやすい1kgや2kgなども用意されていますので、ぜひ最高の産地のお米や「四代目・伊藤の米」を試してみてください。そろそろ新米も出始める時期です!
「伊藤米店」概要
住所:横浜市南区八幡町36
TEL:045-261-4691
営業時間:9:00~18:30 ※おむすびの販売は火、木、土曜
定休日:日曜、祝日、第3月曜
URL:https://www.instagram.com/0141hamanokome/
※2024年7月28日追記:残念ながら閉店されました。明治34年から同地でお米を販売されてきたとのこと。本当にお疲れさまでした。おいしいお米、おむすびをありがとうございました。
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