テレビ東京「出没! アド街ック天国~横浜関内~(アド街)」(2024年5月11日放送)では、横浜関内エリアに出没。横浜スタジアムの名物グルメから老舗の名店までが紹介されました。
- 20位:リチャード・ブラントン
- 19位:ハマスタ リニューアル
- 18位:オリンピア
- 17位:旅するコンフィチュール
- 16位:クリエイター増加中
- 15位:1000
- 14位:アルテリーベ 横浜本店
- 13位:JAZZ
- 12位:シシリヤ
- 11位:ベイスターズファンが集まる店
- 10位:真砂茶寮
- 9位:アスリートが通う店
- 8位:名建築
- 7位:天吉
- 6位:セルテ
- 5位:クラブ
- 4位:ありあけ横濱ハーバー
- 3位:BAR
- 2位:横浜市開港記念会館
- 1位:横浜スタジアム
20位:リチャード・ブラントン
明治時代につくられた横浜公園には、横浜の街づくりに貢献したリチャード・ブラントンの胸像が建てられています。全国28基の灯台の設計を指揮したことから「日本の灯台の父」ともいわれている、スコットランドの土木技師です。1876年に開園した横浜公園も設計し、当時、中央にはクリケット場があったそう。1929年には横浜公園球場となり、1978年に横浜スタジアムが誕生しました。「いま、ハマスタで盛り上がれるのは、ブラントンのおかげ」と、締めくくられました。
19位:ハマスタ リニューアル
横浜スタジアムのリニューアルについて紹介。1塁側、3塁側の最上段にウイング席が新設されたことで、約3万4千人が収容可能に。横浜DeNAベイスターズのキャプテン・牧秀悟選手が登場し、ハマスタの魅力を語りました。
その一つが、ハマスタグルメ。2020年にオープンした「濱星楼」の本格中華メニューや球場関係者専用の食堂メニューの目玉焼きのせチャーハンをメニュー化した「目玉チャーハン」、若手選手が入寮する青星寮のカレーをメニュー化した「青星寮カレー」が紹介されました。牧選手は「寮生活を2年間がんばった、思い出の味」とコメント。
18位:オリンピア
高度成長期、多くのギリシャ船籍の貨物船がやってきた横浜港。横浜の街にはギリシャ料理のお店が増え、「OLYMPIA(オリンピア)」もその1軒。元船乗りのギリシャ人オーナー・ジョージさんが営んでおり、ジャガイモ・ミートソース・ナス・ホワイトソースを重ね焼きした「ムサカ」など、ユネスコ世界無形文化遺産に登録された本場のギリシャ料理を横浜で味わえます。
17位:旅するコンフィチュール
2013年にオープンしたコンフィチュールのお店「旅するコンフィチュール」。フランス各地を旅したオーナー・違(ちがい)克美さんがこだわるのは、果物の素材そのものを生かすこと。スパイスやお酒を加え、また違う香りや味が生まれることを目指しています。「思った通りにできるとうれしい」とコメント。
マーマレードの世界大会で最高金賞を受賞した「金柑とジャスミンティー」、お肉料理のソースにも使える「いちごとバルサミコ酢」、カマンベールチーズに合う「柚子と焼酎のマーマレード」、白ワインに入れるとデザートワインになる「金柑のマーマレード」が紹介されました。
16位:クリエイター増加中
廃材を利用して新たな価値を生む、アップサイクル作品を手掛ける「似て非works」など、関内エリアに点在するレトロビルに入居しているクリエイターが登場。
多くのクリエイターが在籍する設計事務所「オンデザイン」は、昼間はオフィスとなっているスペースが夜にはスナックに変身し、異業種のクリエイターたちの交流の場となっているのだとか(不定期開催)。
世界的に有名なドイツのデザイン賞を受賞した調味料セット「東京さしすせそ」のパッケージデザインを手掛けた、横浜出身のグラフィックデザイナー・相澤幸彦さんの「相澤事務所」も関内にオフィスを構えています。みなとみらい21区40周年記念事業で全体のアートディレクションや大観覧車 コスモクロック21のイルミネーションをデザインしたことが紹介されました。相澤さんは関内について「なんとなく好き。新しいものを追いがちですが、関内には昔の美しさや素晴らしさが点在しており、原点に立ち返らせてくれる」とコメントしました。
15位:1000
関内で今、最も予約が取れないと言われる焼き鳥店「1000(せん)」。オーナーの千田さんは現在28歳。調理師学校に通いながら、15歳で福富町の名店「里葉亭」に弟子入りし25歳で独立しました。
京都産の希少なブランド鶏を「遠火」「近火」2種類の焼き台で焼き上げ、皮と身の一体感を感じられるひと串に。コースの〆で登場する、バターをのせて炭を直接あてる「焼きおにぎり」も人気。おまかせコースは16500円(サービス料込)。
14位:アルテリーベ 横浜本店
1929年竣工「横浜情報文化センター」1階のミュージックレストラン「アルテリーベ」が登場。ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』でひらまさがみくりにプロポーズしたロケ地がこちら。オーナーシェフの日比生さんは「ドラマを観たという海外の方もいらっしゃいます」とコメント。
音楽家の生演奏が行われる時間帯もあり、実際のプロポーズでも演奏で盛り上げてくれるのだとか。オーナーシェフのスペシャリテとして、青森県の新郷村の農家が卵から一貫して育てる「銀の鴨」を使用した鴨のソテーも紹介されました。
13位:JAZZ
戦後、街に進駐軍がいた事で広められ、横浜に根付いていったジャズ文化。ジャズ好きのハマっ子たちに長年愛されているジャズライブレストラン「Bar Bar Bar(バーバーバー)」は1984年創業。ビルの老朽化に伴い、2023年5月に関内の別のビルの地下へ移転しました。移転後の店内では、結成97年の歴史を誇る横浜のビッグバンド「スインギー奥田&ザ ブルースカイオーケストラ」が演奏し、盛り上がる様子が映し出されました。
12位:シシリヤ
2001年オープンのナポリピッツァの名店「シシリヤ」。アメリカンなピッツアが主流だった横浜にナポリピッツァを浸透させました。59歳の店主・小笠原さんは、20キロ以上あるピッツァの生地を毎日手ごねで仕込むため、営業終了後の夜11:00過ぎから筋トレを行う様子が紹介されました。全身全霊、魂をこめたピッツァの生地はモチモチで、香ばしさも抜群。
11位:ベイスターズファンが集まる店
横浜DeNAベイスターズファンの集う店が登場。関内駅前「セルテ」6階にある「レストランヤンキィース」は、店主考案の「ベイスターズセット」が名物メニュー。ミートソースは「ジャストミート」、チキンカツは「キチンとカツ」がコンビになっています。
ダイニングバー「HOMERUNBAR(ホームランバー)」は、試合がある日もない日もベイスターズファンが集うそう。名選手の名前を冠したカクテル「ロバート・ローズ」や野球のカウント表示を模したメンチカツ「メンチボールカウント」が紹介されました。
お店のスタッフは、ハマスタのスタンドでのビール販売を掛け持ちしているのだとか。卒業するスタッフのためにお客さんがお別れ会を開いた様子が映し出されました。
ゲストのHAN-KUNお気に入りの立ち飲み屋さんとして「ウルトラスズキ」が登場。「レモンサワーの種類がバツグンに多くて。30種類ぐらいあるんですよ」とコメントしていました。
10位:真砂茶寮
2000年にオープンした懐石料理店「真砂茶寮」は、2015年から5年連続でミシュランガイド二つ星を獲得した名店。店主の入江さんは、横浜の総鎮守「伊勢山皇大神宮」の台所で修行しました。空き時間に掛け軸の文字を書く様子や芸術的な料理が紹介されました。
9位:アスリートが通う店
アスリートがお忍びで通う店として、2012年オープンの鉄板焼き店「得手恵亭(えてえてい)」、湯気で2分半かけてお肉に火を通す「ビーフブティックB.B.」が登場。
8位:名建築
古くから官庁街だった関内には歴史ある荘厳な建物が今も残っています。1917年に東京駅と同じ様式で建てられた「横浜市開港記念会館」、1929年に「横浜商工奨励館」として竣工した「横浜情報文化センター」、昭和初期の公共建築の特色を取り入れた横浜地方・簡易裁判所(2001年竣工)、1928年竣工の旧 関東財務局横浜財務事務所「THE BAYS」が紹介されました。
7位:天吉
1872年創業の「天吉(てんきち)」。現在は5代目と6代目がのれんを守っています。胡麻油と落花生油をミックスした揚げ油を使用した、厚いかき揚げがのった「濱天丼」は創業当時のメニューを再現したもの。音楽好きの一家とのことで、6代目は揚げているときにQUEEN『We will rock you』が頭の中で流れていたことを明かしていました。
6位:セルテ
1967年にオープンした関内駅前のランドマーク的存在の商業施設「セルテ」。かつて12階には伝説のディスコ「カウベル」がありました。現在は11階にライブレストラン&バー「HEART&SOUL」があり、その伝統を受け継いでいます。生演奏に合わせてダンシングする様子や70年代に流行した本牧発祥の「ハマチャチャ」のステップを踏む様子が映し出されました。
5位:クラブ
横浜きっての高級クラブ街・関内には、100軒ものクラブが夜を彩っているといわれています。関内を代表する1軒「華鈴灯」は1995年創業。こちらのママは、関内での著名人の逸話を伝え聞いているとのことで、昭和の時代の関内のナイトクラブは、東京と差別化を図るために生演奏が行われ、ホステスさんはダンスが必須だったと明かしてくれました。
4位:ありあけ横濱ハーバー
横浜を代表する銘菓で船の形をかたどったマロンケーキ「ありあけの横濱ハーバー」が登場。1954年に鶴見にあった旧有明製菓からハーバーの元祖「ロマン」が誕生しました。横浜土産として人気を博しましたが、1999年に有明製菓は倒産し、「ハーバー」は姿を消したのでした。その後、復活を望む声が上がり、現在の「ありあけ」の藤木会長が中心となり、2年の歳月をかけて復活しました。
6月2日の横浜開港記念日には「開港ハーバー 抹茶黒蜜」が発売予定。開港当時、お茶が主力の輸出商品だったことにちなんでいます。
3位:BAR
現存する横浜最古のバー「カクテルバー パリ」は、1923年に伊勢佐木町にて「カフェドパリ」として創業。100年にわたり、家族でお店を守っています。池波正太郎や開高健など多くの作家が愛したというドライマティーニには、オリーブの代わりにパールオニオンの酢漬けが入っています。
創業150年を超えるたばこ屋さんの屋上にあるオープンテラスのバー「The Bar Tenmar」は、元教師のオーナーを慕って多くのお客さんが訪れます。
ハマの遊び人たちが集う名物バー「Sally'sBar」は、1999年オープン。オーナーのサリーさんはかつて有名ミュージシャンのバックダンサーなどを務める「ゴーゴーガール」として活躍し、若者のカリスマ的存在でした。サリーさんはジェームス・ブラウンの来日公演のステージに参加し、裏話を紹介してくれました。
2位:横浜市開港記念会館
「ジャック」の愛称で知られる、1917年開館の横浜市開港記念会館。横浜開港50周年の記念事業として、横浜市民の寄付で建設されました。1989年には国の重要文化財に指定。
1923年の関東大震災では、奇跡的に時計塔や外壁が残りました。講堂の全壊を防いだ柱は、1927年の復元の際にもそのまま使われており、現在もその姿を見ることができます。アーチ型が美しい2階の広間を飾るステンドグラスも復元されています。
1位:横浜スタジアム
横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアム。最上階のテラス席・ベイディスカバリーBOXシートではバーベキューが楽しめ、黒毛和牛などを焼きながらおいしく観戦できます。
2020年には個室観覧席の「NISSAN STAR SUITES」が誕生。各部屋に専属のサービスクルーが付く個室観覧席です。Ctype(16人部屋)のお部屋の料金は55万円!
横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督が登場し、関内の「胸アツ」スポットとして、1998年優勝記念モニュメント「煌」を紹介。ハマスタの中ではなく、近くの「ベイスターズ通り」に設置されています。
当時の手形をかたどってあるのですが、三浦監督は「たまにこそっと行って、手を合わせている。当たり前ですけど『サイズ、変わってないな』(笑)」と明かしてくれました。
【関連記事】