テレビ東京「出没! アド街ック天国~横浜 野毛~(アド街)」(2025年6月7日放送)では、野毛エリアに出没。約600軒のお店がひしめく、飲み屋街が紹介されました。
- 20位:野毛呑み
- 19位:くじら
- 18位:リーゼント居酒屋 酒蔵けんちゃん
- 17位:日本近代水道最古の水道管
- 16位:コテイベーカリー
- 15位:ビストロ アンクール
- 14位:野毛の2大ピンチ
- 13位:みかさ
- 12位:クックパック ツルオカ
- 11位:JAZZ
- 10位:BAR
- 9位:センターグリル&洋食キムラ
- 8位:横浜にぎわい座
- 7位:町中華
- 6位:野毛大道芸
- 5位:尾島本店
- 4位:焼き鳥
- 3位:大岡川
- 2位:野毛都橋商店街
- 1位:600軒の酒場
20位:野毛呑み
近年、若い人が増えているという野毛。若い女性がわざわざ時間をかけて「野毛呑み」を楽しむ様子が紹介されました。
倉庫をリノベーションしたおしゃれな雰囲気の「チャコールスタンド野毛」やケーキをおつまみにお酒を楽しむ「ミルピグ野毛クラフト」が登場。
19位:くじら
埋め立ててできた桜木町周辺。かつて桜川があった昭和20年代は、川沿いに屋台が並び、クジラ横丁と言われていたそう。その屋台で鯨肉が売られていたことから、野毛エリアには鯨肉を提供する飲み屋さんが多く残っています。
クジラ料理を提供する「小半(こなから)」「横濱くじら」「みかさ」「大門」が登場。
18位:リーゼント居酒屋 酒蔵けんちゃん
中学生の時からリーゼントをつらぬく店主のけんちゃんが揚げる「特製ふわふわさつま揚げ」が登場。「竜巻ウインナー」「巨大コロッケ」も名物だそう。
17位:日本近代水道最古の水道管
1887年、横浜に日本初の近代水道が創設され、相模川などから取水した水は、旧野毛山浄水場で浄水され、横浜市内に供給されました。当時の水道管を使ったモニュメントが野毛三丁目公園にあります。
16位:コテイベーカリー
1916年創業のパン店。昭和レトロな素朴なパンが愛されています。同店の名物は極厚の「シベリア」。3代目店主の馬中さんは「2代目が甘いものが好きで、だんだん(羊羹が)厚くなり、この大きさになった」と話していました。店主の奥さんは店主がつくるシベリアが「この世で一番好き」なのだそう。
15位:ビストロ アンクール
週5で野毛にお酒を飲みに来ていたという、店主さんが「人が温かい」と感じ、2020年野毛にお店をオープン。自家製ハムがもりもりの「前菜の盛り合わせ」や「牛フィレ肉のハンバーグ仕立て フォアグラポワレ添え」が紹介されました。
14位:野毛の2大ピンチ
第1のピンチは、1983年に現在のみなとみらいにあった造船所が移転し、お客さんが激減した時。それを救ったのが1986年にはじまった野毛大道芸でした。
第2のピンチは、2004年の東急東横線 桜木町駅の廃止。街は寂れ、飲食店が居抜きで退去してしまったといいます。そこへ、若い人たちが独立を目指し、当時、家賃が安価だったことから、次々と野毛にお店を出しました。
その先駆けとなったのが、2007年オープンの「イタリアンバル BASIL」でした。系列店を次々と増やし、野毛に若い人が集まるようになりました。
13位:みかさ
1953年創業のお好み焼き店「みかさ」。看板メニューの「のげ焼き」は、麺と具材を細かく刻みながら炒めてソースで味付けし、卵と混ぜて焼きあげたものです。「オムそば」のような同店オリジナルメニュー。
12位:クックパック ツルオカ
1974年創業の「クックパック ツルオカ」は、親子で営むステーキハウス。ハンバーグに100g超のチェダーチーズをのせて焼く「ハンバーグ アメリカンチーズ焼き」と、お客さんの9割が注文するという「スペアリブス」が紹介されました。
11位:JAZZ
「down beat」や「papa john」などJAZZを楽しめるお店の先駆けとなった、1933年創業の「ジャズ喫茶 ちぐさ」。2007年に閉店後、2012年に野毛エリアに移転し復活。しかし、建物の老朽化などにより、2022年再び閉店してしまいます。
現在は、野毛のお隣り、関内で「ミュージッククロニクルYokohama」という名前で、ちぐさが保有している3500枚のレコードや音響機器を保全するためのコミュニティスペースが開設されています。
10位:BAR
「旧バラ荘」や「BAR Sheep」など、オーセンティックなバーもある野毛エリア。野毛の黒帯は、このようなバーを3軒目にはさみ、はしご酒を楽しむのだとか。
「Bar King」の本牧スタイルピザ、「山荘」の山荘カクテルと大根餅が紹介されました。
ゲストの谷原章介さんの行きつけのお店は「One Many」だそう。
9位:センターグリル&洋食キムラ
野毛エリアの2大洋食店として、1946年創業の「センターグリル」と1938年創業の「洋食キムラ」が登場。
看板メニューとして、センターグリルの「スパゲッティーナポリタン」、洋食キムラの「ハンバーグセット」が紹介されました。
▼ 看板メニューの紹介はAll About横浜の記事をご覧ください
さらに、2023年にオープンした洋食キムラ 花咲町店(隠居亭)も登場。本店を退いた2代目と、その娘さんが担当しています。コンセプトはごはんにまぜたい洋食。人気は「牛すじのシチューセット」です。店内には、娘さんの心の支えとなっている、ハードロックバンド「KISS」のスタンディも飾ってあります。
▼ あればラッキーの「ご隠居カレー」を紹介
8位:横浜にぎわい座
落語や漫才など年間240以上の公演を開催している、横浜にぎわい座。寄席の情緒を感じられる桟敷席や黒船や大道芸など横浜ゆかりの風景が描かれた緞帳について紹介されました。
7位:町中華
「萬福」や「萬里」など町中華の名店がそろう野毛エリア。一度は閉店した「三幸苑」の味を従業員だったリンさんが受け継ぎ、再オープンしました。特に思い入れがあるのが「ちゃーめん」。先代が「パスタに似て非なるもの」とメニューに書いています。
味については以下の記事をご覧ください。
薬丸裕英さんは、ちゃーめんの麺少な目とたんめんの麺抜きをオーダーする、「薬丸スタイル」を両方楽しめるとして、おすすめしていました。
ゲストの谷原章介さんによると、横浜のたんめんは三幸苑派と大来(だいらい)派があるとのこと。谷原さんは大来派だそう。
6位:野毛大道芸
1986年、野毛の町おこしとしてはじまった「野毛大道芸」。日本三大大道芸のひとつとして、毎年、15万人以上を動員しています。注目の大道芸人として、兄弟ジャグラー「桔梗ブラザーズ」が登場。
5位:尾島本店
1923年創業の精肉店「尾島本店」。1日100個以上を売り上げる「メンチカツ」や「濱吟焼豚」「濱吟巻揚」が紹介されました。
4位:焼き鳥
行列のできるレジェンド「末広」をはじめ、「若竹」「鳥芳」など、野毛には50店以上の焼き鳥店があるとのこと。その野毛エリアで今、大注目を集めているのが2022年にオープンした「やきとり むっちゃん」。店主の牟田さんは「焼き鳥のファンタジスタ」と呼ばれています。焼き鳥は1本250円、5本で1000円。
3位:大岡川
街のシンボル「大岡川」。川の湾曲に沿って建つ、2位「野毛都橋商店街」のフリだけでした!
2位:野毛都橋商店街
1964年、東京五輪を機に、路上で営業していた露店を集約するために建設されたのが野毛都橋商店街でした。現在は1階、2階合わせて60軒の飲食店が軒を連ねています。「スナックとも」「ブラジル食堂」が紹介されました。
また1軒の広さが6畳とコンパクトなことから、1つのジャンルに特化した店が増えているそう。ハイボール専門店「野毛ハイボール」、お茶割り専門店「わだち」、ホッピー専門店「ホッピー仙人」が挙げられました。
1位:600軒の酒場
600軒の酒場がひしめく野毛エリア。長らく野毛を支えてきた渋い名店が紹介されました。
1964年創業「小半(こなから)」はうまい魚介がお手ごろに味わえるお店で、名物はシコイワシの刺身(しこさし)。
1970年創業の小料理店「椿」は55年間変わらぬたたずまいで、メニューは「季節のおまかせ料理」のみ。切り盛りするご夫婦は「安いですね」「おいしかった」と言われるのが活力、と話していました。
私はお酒が飲めないので……、昼間の野毛の写真でご容赦ください。
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