横浜ウォッチャー

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ラー博「ニッポン小麦紀行」第5弾は利尻らーめん味楽!北の恵み、旨みをダイレクトに感じるつけ麺

利尻らーめん味楽「北の恵 麦薫るつけ麺」

利尻らーめん味楽「北の恵 麦薫るつけ麺」

新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)が国産小麦の奥深い魅力を「体感」と「味わい」で伝えるイベント「ニッポン小麦紀行」。第5弾となる「利尻らーめん味楽」の「北の恵 麦薫るつけ麺」を食べてきました。

 

 

 

「ニッポン小麦紀行」について

国産小麦の魅力を発信する「ニッポン小麦紀行」

国産小麦の魅力を発信する「ニッポン小麦紀行」

ラー博は、国産小麦の需要拡大と普及を目的とし、その魅力を発信するラーメン企画「ニッポン小麦紀行」を2025年5月8日から7月2日まで開催。

期間中は、出店中の8店舗が週替わりで、それぞれの出店地域で収穫された国産小麦を使ったオリジナル麺を創作ラーメンとして提供します。第5弾(6月5日~11日)は「利尻らーめん味楽」の「北の恵 麦薫るつけ麺」でした。

「利尻らーめん味楽」について

利尻島にある本店は、日本一(?)食べに行くことが難しいラーメン店

利尻島にある本店は、日本一(?)食べに行くことが難しいラーメン店

利尻らーめん味楽(みらく)の本店は北海道の北部、日本海に浮かぶ利尻島に2007年にオープン。本店へ行くには、飛行機とフェリーを乗り継いで8時間、しかも営業時間が2時間半と短いため、日本一(?)食べに行くことが難しいラーメン店といわれています。

そして2017年、ラー博に唯一の支店である新横浜店を出店しました。看板メニューは「焼き醤油らーめん」。日本三大昆布「利尻昆布」をふんだんに使った和風スープと豚骨・鶏ガラの動物系スープをブレンドした極上スープは絶品です。

注文ごとに中華鍋で醤油ダレを焦がし、ブレンドしたスープを注ぎます。 濃厚な昆布ダシと動物系の旨味が重なり合い、香ばしい醤油の香りが食欲をそそります。

「焼き醤油らーめん」については、こちらをご覧ください。

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2代目店主と西山製麺が共同で開発した特別な麺

2代目店主と西山製麺が共同で開発した麺は北海道産小麦を2種ブレンド

2代目店主と西山製麺が共同で開発した麺は北海道産小麦を2種ブレンド

今回の「ニッポン小麦紀行」では、北海道産国産小麦の中から「春よ恋」と「きたほなみ」の2種類を使用しています。

「春よ恋」は、国産パン用小麦の需要拡大に応えるべく、ホクレン農業協同組合連合会が独自に育成・開発した品種。北海道産小麦に多く見られる“モチモチ感”を持ち、パンのみならずピザや、中華麺においても高い評価を受けています。

「きたほなみ」は、2009年9月に品種登録された主に日本麺用の品種。従来の道産小麦の主力品種「ホクシン」に変わる新品種として開発されました。

農林水産省の「令和6年産麦の農産物検査結果」によると、「きたほなみ」の検査数量は519,222tで、国内で最も多く栽培された品種です。

「北の恵 麦薫るつけ麺」の麺は二代目店主の江刺家堂真さんと、北海道を代表する西山製麺が共同で開発。この特別な麺は加水率38.5%の平打ち太麺(切り刃10番)です。

“つけ麺”で小麦の香りと旨味をダイレクトに感じる

北の恵 麦薫るつけ麺(税込980円)

北の恵 麦薫るつけ麺(税込980円)

今回は「とにかく小麦の香りと旨味をダイレクトに感じてほしい」という想いから、“つけ麺”というスタイルにしたそうです。麺には利尻島近海の“宗谷の塩”が使用されています。

さらに、仕上げに麺の上から“利尻昆布水”(液体の昆布)をかけています。噛むたびに小麦と昆布の旨味を感じることができました。

つけダレは、利尻昆布のダシを惜しみなく使い、まろやかな塩だれで味が整えられてます。そこに香りとコクのアクセントとして加えているのが、名古屋コーチンの鶏油。

つけダレの味はシンプルなのですが、昆布のパンチが凄まじく、麺の印象がかすみそうでした。澄みきった味わいながらも力強さを感じるつけダレは初めてです。スープ割をせずに飲み干すことができました。

丼のはしっこの柚子で味変

丼のはしっこの柚子で味変

具材は、利尻とろろ昆布、チャーシュー、三つ葉。チャーシューは、鹿児島県産黒豚のモモ肉を低温調理で仕上げたもの。つけダレに入っているネギは、シャキッとした食感を楽しめるよう切ってありました。

夏季限定で構わないので、「北の恵 麦薫るつけ麺」をレギュラーメニューに加えてほしいと思いました。

6月12日から6月18日までは第6弾 龍上海本店の「冷製ゆきちから」、6月19日から6月25日までは第7弾 琉球新麺 通堂の「~にしのかおり~伊江島産小麦の魚介醤油つけ麺」が販売予定です。

新横浜ラーメン博物館 概要

住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人450円、小中高生・65歳以上100円 ※このほか、6ヶ月パス(500円)、年間パス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄 新横浜駅9番出口より徒歩3分
URL:https://www.raumen.co.jp/

 

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