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ラー博「ラーメン登龍門2024」優勝!博多文福「淡麗生味噌ラーメン」味噌ラーメンの常識を覆した1杯

博多文福「淡麗生味噌ラーメン(税込950円)」

博多文福「淡麗生味噌ラーメン(税込950円)」

新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)によるラーメンコンテスト「佐野実メモリアル ラーメン登龍門2024」で優勝した「博多文福」が8月1日からラー博に出店。生味噌を混ぜながら味の変化が楽しめる淡麗生味噌ラーメンを食べてきました。

 

 

 

「ラーメン登龍門2024」について

上位3店が期間限定でラー博に出店

上位3店が期間限定でラー博に出店

ラー博が30周年企画の一環として、ラーメン職人の隠れた潜在能力や新たな才能を発掘するラーメンコンテスト「佐野実メモリアル ラーメン登龍門2024」を実施。テーマは「国産小麦の風味と旨味を生かした味噌ラーメン」。書類審査と面接審査の選抜を通過した8名が、2024年6月2日の最終選考(決勝戦)に臨みました。

優勝は「博多文福」、第2位は「らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵」、第3位は「手打ち麺 あお井(From とら食堂福岡分店)」。この3店舗がラー博に期間限定で出店します。

いよいよ優勝した「博多文福」が8月1日から1年間ラー博に出店。

福岡に味噌ラーメンに特化した店を開業した理由とは

ラー博「博多文福」は地下1階に出店

ラー博「博多文福」は地下1階に出店

「博多文福」店主の島津智明さんは1998年、専門学校時代に一風堂大宰府インター店でのアルバイトを経て2000年に一風堂(力の源カンパニー)に入社。2002年には当時最年少(22歳)の店長として一風堂五反田店を任されました。

その後2008年「IPPUDO NY」の立ち上げにOperation Managerとして参画。以後7年半、海外で韓国、香港、オーストラリア、イギリスの新規参入国の立ち上げに携わりました。

入口にかけられているのれん

入口にかけられているのれん

2021年、一風堂を卒業し、福岡県春日市に味噌ラーメン専門店「博多文福」を開業します。島津さんは独立する際、味噌ラーメン専門店をやると言ったら「なんで味噌?」と100人以上から言われたそう。

味噌を選んだ理由について島津さんは「いろいろな国で暮らしてみて、あらためて日本の発酵文化や醸造文化の面白さ・奥深さに気づいたからです。醤油や味噌、日本酒など、その技術は古くから日本の暮らしに根付いていて、地域によって味に違いがあります。そこから『みそソムリエ』の資格も取り、学びを深めていく中で、とんこつの聖地福岡だからこそ、味噌ラーメンで挑戦する価値があるのではないかと考えました」と説明しています。

麹が生きている感じを表現するために「生味噌」を使用

淡麗生味噌ラーメン(税込950円)

淡麗生味噌ラーメン(税込950円)

島津さんが「ラーメン登龍門」で使用した味噌は、福岡、長崎、信州、仙台、北海道の5種類をブレンドしたもの。福岡ということで麦味噌が主体ですが、白、赤、豆味噌の風味も生かした火入れをしない生味噌が特徴です。そのブレンドした味噌に和だしや九州産醤油、香味野菜などを合わせて寝かせます。これを火入れせず、スープと合わせているそう。

博多文福の想い

博多文福の想い

店内に掲示されている「博多文福の想い」には、火入れしない生味噌とスープを合わせるのは「麹(こうじ)が生きている感じを表現するため」と書いてありました。

スープは豚骨を主体とし親鳥や香味野菜を加え、白濁させた白湯スープと、羅臼昆布、鰹の厚削り、椎茸、煮干し等からとった和だしを別々にとり、営業直前にブレンドします。

特製淡麗生味噌ラーメン(全部入り)(税込1350円)とごはん(税込200円)

特製淡麗生味噌ラーメン(全部入り)(税込1350円)とごはん(税込200円)

食べる時、丼の下から混ぜると味が変わります。これはスープの熱で生味噌の麹が変化するから。食べ始めから食べ終わりまで飽きずに食べられました。

一杯で太麺と細麺の2種類が楽しめる

太麺と細麺をミックスして提供

太麺と細麺をミックスして提供

麺は地産地消を考え福岡県産の「ミナミノチカラ」を使用。そして、特徴的なのは太麺と細麺をミックスして提供するという点です。麺の生地自体は同じなのですが、太麺(切刃10番)は平打ちの形状、細麺(切刃24番)はちぢれの形状と、太さも食感も大きく異なる2種類の麺を楽しめます。「ラーメン登龍門」では多くの審査員にこの麺が好評だったとのこと。

具材は、国産豚の肩ロース、モモ肉の2種チャーシューを1枚ずつ。キクラゲ、和だしで炊いた太メンマ、青ネギ、そしてクルトン替わりにガーリックオイルで揚げた高野豆腐がアクセントになっています。

たぬき飯(税込400円)

たぬき飯(税込400円)

サイドメニューに「たぬき飯」(数量限定販売)を注文。ご飯にチャーシューとネギ、揚げ玉がトッピングされています。お米は、熊本県阿蘇産棚田米あきげしきを使用。麺を完食した後、残ったスープを味噌汁代わりにして食べました。

八丁味噌プリン(税込450円)

八丁味噌プリン(税込450円)

デザートは八丁味噌パウダーを使用した「八丁味噌プリン」(数量限定販売)。甘さ控えめでラーメンを食べた後にピッタリ合います。

燦然と輝く「優勝店」の看板

燦然と輝く「ラーメン登竜門 優勝店」の看板

「博多文福」のラー博出店は1年間を予定しています。「ラーメン登龍門2024」で優勝に輝いた淡麗生味噌ラーメンを味わってみてください。

新横浜ラーメン博物館 概要

住所:横浜市港北区新横浜2-14-21
入場料:大人450円、小中高生・65歳以上100円 ※このほか、年間デジタルパス(500円)、年間アナログパス(800円)があります
営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 ※変動する場合あり
アクセス:JR新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄 新横浜駅10番出口より徒歩1分
URL:https://www.raumen.co.jp/

 

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